Think different!! 〜世界を変える
- babycoco_tw
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1. 先ずはこの動画をみていただきたい。 http://www.youtube.com/watch?v=jIStLfVfwNg 1997年のアップル・コンピュータのThink differentキャンペーンCMの日本版である。当時は社名にはまだ「コンピュータ」の文字があった。
2011-04-19 20:01:402. このCMを覚えている方は、相当なMac信者かもしれないが、当時のAppleにはiMacもiPodもiPhoneもiPadもなく、カリスマSteve Jobsの復帰前の時代のCMである。今はAppleは世界的にポピュラーなブランドであるが。
2011-04-19 20:03:223. 実は1997年当時初めてこのCMを観て、背筋がゾクゾクしたことを今でもはっきり覚えている。今でもこの動画を観るたび、深い感銘を受けてしまうのだ。このナレーションを以下、文字で引用してみよう。(以下、引用)
2011-04-19 20:03:554. クレージーな人たちがいる。反逆者,厄介者と呼ばれる人たち。四角い穴に、丸い杭を打ち込むように物事をまるで違う目で見る人たち… 彼らは規則を嫌う。彼らは現状を肯定しない。(続く)
2011-04-19 20:04:245. 彼らの言葉に心をうたれる人がいる。反対する人も、賞賛する人も、けなす人もいる。しかし、彼らを無視することは、誰にも出来ない… なぜなら彼らは物事を変えたからだ。彼らは人間を前進させた。(続く)
2011-04-19 20:04:546. 彼らはクレージーと言われるが、私たちは天才だと思う… 自分が世界を変えられると、本気で信じる人たちこそが、本当に世界を変えているのだから… (引用、終わり)
2011-04-19 20:05:257. 一応、画像で登場した人物を示そう。アインシュタイン博士、ボブ・ディラン、キング牧師、リチャード・ブランソン、ジョン・レノン&ヨーコ、バックミンスター・フラー、エジソン、モハメド・アリ、テッド・ターナー、マリア・カラス、ガンジー、アメリア・イアハート、
2011-04-19 20:05:548. ヒッチコック、マーサ・グラハム、ジム・ヘンソン&カエルのカーミット、フランク・ロイド・ライト、パブロ・ピカソ。分からない人名は後で調べて欲しいが、いずれも20世紀を代表する人物たちであることは間違いない。
2011-04-19 20:06:239. これ以上、解説することはないが、少しだけ。一般に日本人は「和を尊ぶ人種」であると言われている。それはそれで別に構わない。日本は戦後から30年足らずで、奇跡の高度成長を実現してしまった。それは、1億人が「和をもって」一丸となったからだ。
2011-04-19 20:06:5410. でもその「和」が時として残酷な結果をもたらす。太平洋戦争の敗戦がそうだ。日本人の特質である「和」をファシストたちに利用されてしまったのだ。勿論、「違った考え方」をしていた人たちもいた。でも、少数は多数派の前では無力であったのだ。
2011-04-19 20:07:2411. 未曾有の大震災が起こった今、チーム日本が一丸となって復興に乗り出すことを、否定しようとは思わない。でも違った考え方をする人たちがいることを、忘れてはならない。皆が同じ方向を向いている必要はない。逆に皆が同じ考え方をする方が、不自然だと思う。
2011-04-19 20:07:5312. 反対意見があるからこそ、歴史は発展する。それを弁証法という。クレージーだからといって、出る杭を叩くことは歴史の損失になる。少し違う角度からながめると、風景も少し違ってみえる。現状を肯定することはその後でもいいではないか。
2011-04-19 20:08:2413. CMの最後のナレーションの部分は、英語版ではやや日本語版とはニュアンスが異なる。末尾に紹介し、日本語の意訳もつけておこう。
2011-04-19 20:08:5314. Because the people who are crazy enough to think they can change the world, are the ones who do.
2011-04-19 20:09:1415. 世界を変えるほど「クレージー」に考えることができる人たちこそが、現実的に世界を変えているのだから… (終了)
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