序章の書き方、あるいは前振りの重要性について。

これまでの復習ですね。読んできてくれた方にはまたか、な内容ですが、これがまた難しいんです。本当に。
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鳥山仁 @toriyamazine

@ponzz 前振りとして機能していれば何でも良いです。そして、前振りというのは読者に予測を喚起させるための情報です。そりゃあ、作者が勝手に作った「なんちゃら王国」の歴史が延々書いてあっても、前振りとして機能しないでしょう。でも、描写からスタートも間違いですね。たとえば……

2018-08-16 00:35:47
鳥山仁 @toriyamazine

@ponzz 「なんちゃら王国の初代国王は馬鹿だった。二代目も馬鹿だった」という前振りから入るのであれば、読者は「あー、なんちゃら王国の王様は馬鹿なんだな」と想像できるので、そこから次の展開が予測できる=前振りとして機能するのでアリです。描写かどうかは全く重要じゃないですね。

2018-08-16 00:37:37
高嶋ぽんず@有識者 @ponzz

@toriyamazine 前振りとしてどれだけ機能しているかが重要で、機能していればどんな内容だろうが出だしだろうが関係ないと。このあたりは娯楽理論としての基礎テクニックなんですね。

2018-08-16 00:41:08
鳥山仁 @toriyamazine

@ponzz いや、娯楽じゃなくて全てのストーリーテリングの基本ですね。前振りさえできれば、そこから予測通りの展開にしても良いし、予測から外れるような展開にしても良いんですけど、前振りが書けないと、そもそもそこがコントロールできなくなってしまうので駄目だということです。

2018-08-16 00:48:07
高嶋ぽんず@有識者 @ponzz

@toriyamazine TRPGのシナリオテクニックにおける今回予告とかも、こういう話ですよって前振りだし。 確かに。 なるほど、そういうことですね。

2018-08-16 00:51:19
高嶋ぽんず@有識者 @ponzz

@toriyamazine となると、銀英伝のような出だしは、歴史書、戦史書、としてはアリだと思いますが、娯楽小説としてはNG、ということでしょうか。

2018-08-16 00:56:52
鳥山仁 @toriyamazine

@ponzz 『銀河英雄伝説』はレーザーが氷を通過するシーンから先を読んでいないので判りません。噂によると、宇宙に左翼と中央と右翼があるんですよね? 「俺の宇宙には右翼がある!」

2018-08-16 01:01:10
高嶋ぽんず@有識者 @ponzz

@toriyamazine これまた痛烈な(笑)。人間、三次元の空間把握は基本的によほどの訓練を積まないと厳しいのはご存知でしょうに(笑)。 そりゃ俺も読んでて、なんで平面起動なの?立体起動しないのとか思いましたけど。

2018-08-16 01:03:52
鳥山仁 @toriyamazine

@ponzz 読んでいないので批判はしません(棒)

2018-08-16 01:06:07
高嶋ぽんず@有識者 @ponzz

@toriyamazine はっはっは(笑)。いや、ふじりゅう版の銀英伝は良く出来てますよ、その辺りも。

2018-08-16 01:11:08
鳥山仁 @toriyamazine

@ponzz 話はさておき、架空の歴史を前振りとして利用したいのであれば「××という国は〇〇だった」の〇〇の部分を予測可能な情報にすれば良いんですよ。たとえば「銀河帝国は銀河皇帝の独裁で統治されていた」と書けば「独裁」の部分から予測が立てられます。

2018-08-16 01:16:32
高嶋ぽんず@有識者 @ponzz

@toriyamazine 手品の前振り、条件設定の提示ですね。

2018-08-16 01:18:08
鳥山仁 @toriyamazine

@ponzz そうです。情報ならどんな情報でも良いので、ストーリーで無くても良いんです。ここが「前振り」を理解するための最大の壁です。これを超えられると、楽に前振りが書けるようになります。

2018-08-16 01:21:48
高嶋ぽんず@有識者 @ponzz

@toriyamazine 多分今なら、俺もできると思います。だからこそ、今回のオープニングがかけたと思うのですが。

2018-08-16 01:24:03
鳥山仁 @toriyamazine

@ponzz できるはずです。後は試行錯誤するだけですね。

2018-08-16 01:25:02
高嶋ぽんず@有識者 @ponzz

@toriyamazine 実のところ、本編もオープニングのような情報の提示からの情報の開示(可能なら同時に提示)とも考えられるので、これがわかるとストーリーのテンポも俄然良くなるのではないでしょうか。

2018-08-16 01:26:45
鳥山仁 @toriyamazine

@ponzz 理論上はそうですが、そこまで行くと今度は「文章量の問題」が出てくるので何とも言えないですね。

2018-08-16 01:28:25
高嶋ぽんず@有識者 @ponzz

@toriyamazine ギチギチに詰めたら、読む方も疲れますからね。書く方も疲れるし。このあたりは緩急をどれぐらいつけれるかにかかってるんでしょう。精進精進。

2018-08-16 01:29:55
高嶋ぽんず@有識者 @ponzz

@toriyamazine この緩急の緩い部分をいかに面白くかけるかがその作家の真の技量の見せ所だ、みたいなことを言われました。要はキャラクターの掛け合いとかになるのですが、これについては純粋娯楽理論の2を読めば凡そは学べると考えていいのですよね。

2018-08-16 01:36:33
鳥山仁 @toriyamazine

@ponzz いや、三章ですね。二章で載っているのは娯楽向きのキャラクター分類です。リアクションや動かし方のパターンは三章で、これが一番酷い本です(爆)

2018-08-16 01:41:08
高嶋ぽんず@有識者 @ponzz

@toriyamazine 三章でしたか。まだ手をつけてないんですよね。読むと心が切り刻まれるから心構えが必要なので。 amazon.co.jp/dp/B071H34DL3/…

2018-08-16 01:43:37
鳥山仁 @toriyamazine

@ponzz 三章は大丈夫だと思いますよ。ほぼ誰も考えたことが無い内容のはずなので、特にダメージは無いかと。

2018-08-16 01:47:25
高嶋ぽんず@有識者 @ponzz

@toriyamazine それはよかった。一章と二章はズタズタですよ(笑)。ただ今、二章をえんやこらと読んでる最中ですが。

2018-08-16 01:49:42
鳥山仁 @toriyamazine

@ponzz 二章はイソップの「カエル」や中国笑話の「宋の人」が馬鹿の象徴だと知らないと思いつかない構成ですからね。

2018-08-16 01:54:06