「閏月」はなぜ必要?

日本の旧暦をはじめとする「太陰太陽暦」は、「閏月」が必要不可欠。でも、「足りない部分がある」と知っていながら、どうして閏月なんてものを使っていたのでしょう?…という質問にお答えします!
天文 人文 学術たん
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あとれ @dainivolunteer
@yamatokoyomi こんばんはです。 ふと閏月について気になったのでお話ば失礼します。 昔は月の満ち欠けでひと月で、足り無い部分は閏月で補っていた。 という話を聞いたのですが、「足り無い部分がある」と知っていながら、どうして閏月なんて物を使っていたのでしょう?
和こよみ*旧暦たん @yamatokoyomi
それはですね~ ひとことでいうと、「月の満ち欠けに合わせた暦でありながら、各月の季節感を四季に合わせるため」、なのです! 専門的なことばを使うと、旧暦は完全な太陰暦ではなく、「太陰太陽暦」だからです! twitter.com/dainivolunteer…
和こよみ*旧暦たん @yamatokoyomi
月の満ち欠けの周期は29.53日なので、それに則って12ヵ月を一年とすると一年は約354日で、だんだん太陽暦とのずれが蓄積して、お正月が真夏になっちゃったり、季節感が狂ってしまうのです… @dainivolunteer
和こよみ*旧暦たん @yamatokoyomi
なら、月の動きを無視して、365日を12分割した暦を使えばいいじゃない…という発想が、今のグレゴリオ暦をはじめとする太陽暦なのですが…そもそも「ひと月」っていうくらいで、月の満ち欠けこそが電気のない時代の人の時間感覚だったわけで… @dainivolunteer
和こよみ*旧暦たん @yamatokoyomi
そこで、「太陽の角度が○度の日(節気)を含む月は○月」って決めることで、○月の季節感がだいたい毎年同じになるようにしたのです。そして、「それを含まない日が出たら閏月」って決めたわけです。 @dainivolunteer
和こよみ*旧暦たん @yamatokoyomi
訂正:それを含まない「月」が出たら…
和こよみ*旧暦たん @yamatokoyomi
昔の人にとってどっちも大事だった、「月の満ち欠け」と、太陽の周期に基づく「四季の季節感」を両立させたのが、日本の旧暦をはじめとする「太陰太陽暦」…そのためには閏月が不可欠…というわけです!(完) @dainivolunteer

鍵:古代人も観測する必要が有った訳ですね

和こよみ*旧暦たん @yamatokoyomi
@on_soramimi @dainivolunteer そうなのです!この太陰太陽暦は、すごく複雑なアルゴリズムなうえに、毎年の天文観測が必要なので、正確な暦作りためには、「天保暦」とかの暦法と、朝廷の「陰陽寮」や幕府の「天文方」といった専門機関が必要だったのです!

鍵:(゜゜) 今で言う 御用学者まで居たのですね

エレキたん @ElekiTan
@yamatokoyomi @dainivolunteer さすがこよみん!でちょっぴり補足すると、太陰太陽暦、というか太陽暦の必要性について。これは農事暦なんですよね。植物は専ら太陽だけを相手に生きてるので、月の都合は知ったこっちゃない。そこで太陽暦と太陰暦を合わせて人にも植物(作物)にも役立つ暦を作り上げたのでした。
和こよみ*旧暦たん @yamatokoyomi
@ElekiTan @dainivolunteer 補足ありがとうございます!その通りですね!農業のためには、月の満ち欠けよりも、太陽の周期に基づく「節気」がすごく重要だったのですよね~
エレキたん @ElekiTan
@yamatokoyomi @dainivolunteer じゃあ太陰暦なんて要らないかと言うと、漁業には欠かせない。潮の満ち干は月が支配する。満月/新月近くの「大潮」と半月近くの「小潮」は舟の安全にも重要です。今日の天測暦にも月の位相が明記されているのはこの意味もあります。

コメント

しょーた @shota243 2018年8月17日
ヒジュラ暦は太陰暦で閏月ないから季節と月名がずれていくなあ。アラビアでは農業は流行らんのか?
M.Katsuno@メガ冷房車超党派連合 @Gvo_Tiberius 2018年8月18日
暦学って言うと特にアジアにおいて古代から中世までの間の理系学問における主役のイメージ
エレキたん @ElekiTan 2019年5月8日
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1418676444?__ysp=572u6ZaP5rOV 閏の存在しない暦、またそのようになる条件を教えてください。
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