イギリスの大手一般新聞「ビデオゲームは政治的なものであり、左翼思想、進歩主義を伝える義務がある。」

とんでもなくアホで余計なお世話な記事を見つけたので翻訳した。
イギリスの大手一般新聞、ガーディアンから来たのが一番頭が痛むところ。
ここまで明らかにゲームを説教壇にする気を見せたのは初めてだわ。

以下アホ記事の翻訳

ビデオゲームそのものは政治的なものである。ビデオゲームを進歩主義的にな物にする方法。
ビデオゲームが政治的に革新的であるべきなら、我々はゲームがどの様になるのかを再想像しなければならない。

今に近い週間、「ゲームは政治ではない」という通例の議論がまた現れた。この論調の再浮上の理由の一部は、近頃に発売されるThe Division 2の政治的意味合いを開発者が認めようとしないスタンスにある。このゲームの舞台は、軍の治安維持の下にある、壊滅したポスト疫病のワシントンDCである。むしろ逆、文化から芸術が来るように、ゲームは根源的にまで政治的なものである。そしてそれらが例え造り手が公平であろうとしても、帝国、占領や力による支配などの保守派、父権制的で帝国主義的な価値観に偏っていることはよくあることである。だがビデオゲームは左翼政治のために働けるし、働かなければならない。今のような文化的、政治的に不安定な時期にこそ。すでに進歩的価値観をコンテンツやストーリーで通信しているゲームは沢山あるが、更に突き進むためには、ゲームのあり得る姿をもう一度想像しなければならない。

AIの危険性を語るデトロイトの四千ページのスクリプトや、アサクリのマイノリティー民族や虐げられたグループを支援するストーリー、その様なリベラルなテーマをゲームに導入するのは何ら新しいものではない。文化評論家がゲームが軍事的、保守的価値観を支援していると指摘する一方、ゲームコミュニティの声高き右翼側では、除外されたグループのキャラクター、つまり白人、異性愛、男ではないキャラを参加させることでゲームは左翼思想を賞揚していると主張。だがリベラル影響はゲームを進歩的政治の力の一つと化させるのに失敗した。

十分に進歩的ではないのだ。ウルフェンスタインはナチを殺す事についてのゲームであるが、アメリカの外交の為に銃を撃ちまくるFPSというジャンルを生み出してしまった。CivilizationやTropicoは社会主義国家や平等民主主義との自己の一体感を可能にするがゲームプレイで成功を収めるには西洋資本主義的帝国構築の原理の固守を要求する。ビデオゲームは思想を設計のレベルで伝えている。ただ上に進歩的物語をトッピングさせるだけでは右翼思想の為に動いてしまうのを防げない。

ウェールス人のマルクス主義者、レイモンド・ウィリアムズが、出来事から何年化で示した様に、19世紀のノベルは左翼的コンテンツを導入していたにもかかわらず、まだ保守的な価値観を支援していた。彼によると、Charles Dickensの様なノベルに同感して労働者を革命に掻き立てたとしても、持て囃したとしても、真面目な社会的確変をするには及ばなかった。何故なら、その政治的力はその本が夜食の後や娯楽の為に読む商品だったからだ。消費しやすい物語は読者を本当の政治と対面させない。数あるビデオゲームにも同じことが言えるだろう。

二十世紀のライターや読者はそれを理解し、文学が近代主義に近づくに連れ、文学文化が進歩的で、政治的に前方に向けて考えるものであるべきなら、ライターは内容だけでなく形そのものを改変させる必要があると理解した。現代のノベリストは慰めを否定し、『意識の流れ』テクと信用できないナレーターを導入。これは読者の精神的土台を揺れ動かせ、文章に読者自身の社会関係の政治と対面させる。この様なシフトが、今ビデオゲームが必要としてるものである。

コンテンツはとるに足らないものではない。コンテンツを使って形状を批判的にコメントする事に成功したゲームもある。例えばSweatshopという、プレイヤーを労働環境問題と対面させるマネージメントシミュレーター。その他にもクッキークリッカーという、資本主義の加速主義的崩壊に終わるオートメーションシミュレーターがある。両方ともマネージメントゲームのフォーマットを転覆して見せている。Autosave: RedoubtはCounter-Strikeを転覆してFPSの単眼的な政治に目を向けさせる。次のステップは元あるフォーマットに批判をするだけでなく、新しいフォーマットを作り上げることだ。

ジェームス・ジョイスやヴィルギニア・ウールフの作品の前にラディカル近代主義ノベルを後知恵で批判出来なかったように、未来のゲームのフォーマットを予想するのは不可能かもしれない。だが今見えるのは、今までの流れを変えるポテンシャルをもつ数々の実験的なゲームの出現である。近い将来、ビデオゲーム会のUlyssesみたいなゲームが出るだろう。

E3にてデベロッパーMedia MoleculeはDreamsでプレイヤーをアーティストにしようとしたことについて語っている。過去のゲームでは、1980年台から表面的なレベルクリエイション要素ををプレイヤーに与えたものの、Dreamsでは全レベル、アート、音楽、デザインまでレベルクリエイション要素に提供している。The Beyond Good and EvilのチームはHitRecordとのパートナーシップを発言、playbor（デベロッパーに利益を与えるもののタダ働きするゲーマー）という問題を解決している。両方とももっとフレクシブルなゲームを想像している。

インディースでは、ドワーフフォートレス。酔っぱらいドワーフを管理しなければならない。ほかのライフシミュレーターではキャラを管理可能なデータにまで縮小してしまうものの、David Auerbachが言うようにドワーフフォートレスのアルゴリズムは山程の可能性の上で作られており、ドワーフを根本的に管理不能にしている。これは新しいマネージメントのロジックを生まれ出させる。David O’ReillyのEverythingではプレイヤーはまずは世界を探索する一つの生物から始まり、他の物体や生物に視点を変更することを進められ、やがて、ゲームの多くでは強靭である自他の境界を崩壊させる。もしAutosave: Redoubtがゲーム内での視点の問題を、プレイヤーキャラクターの視点でしか見ない事の問題を指摘するなら、Everythingは新たな選択を作っている。

2015年のゲームPrison Architectは囚人と設計者で揺れ動く事で小スケールでそれを実現している。双方の見かけの目標（中にとどまらせる/脱獄する）を壊す事で、ゲーマーは敵の利害を心にした上で動き始める。この様なゲームは、現在ではレアであるものの、形として違う経験であり、ゲーマーを政治的に進歩的な方面で考えさせることを推薦させる。

この様なゲームは、近代主義の文学同様、形と内容の両方で進歩主義となれるポテンシャルを持つ事を示している。迫害された属性を持つキャラクターの物語や、リベラルな視点で物語を語るのもある程度機能するとしても、今あるフォーマットの限界にコメントするのはそれ以上にやるべきことをなすだろう。ゲームは今20世紀の文学同様のクライシスポイントにあり、根本的なフォーマットの革新が必要としている。そうでなければ、時々一見左翼的と見られていても、革命的と言えるものは言えないだろう。

余計なお世話だ。
無論、動画とかの形で既に反論されでいる。