元娼婦のアラフォーラピスを路地裏で孤児やってたジャスパーが出会い別れ、また出会う話
ラピスちゃん、ジャスパーよりずっと年上疑惑があるので、高級娼婦と路地裏をねぐらにしてる孤児みたいな感じでもいいと思うんだよ
2018-08-23 22:45:57チンピラと追いかけっこしてた小汚いロリジャスパーが娼館に迷い込んでしまって、それを見つけたラピスちゃんが部屋に匿うやつだよ
2018-08-23 22:48:55キラキラしたキレイな部屋でさ、これまたキレイなお姉さんが居てさ、クスクス笑いながら「怖いお兄さんがどこかに行くまでここにいなさいな」って泥に塗れた髪を手櫛で漉いてくれるやつ
2018-08-23 22:52:27食べ切れないからってチマチマして装飾されたチョコくれたり、ハンカチの一枚くらい持っておきなさいってキレイな刺繍が施されたのを持たせてくれたりするラピス
2018-08-23 23:02:42「おまえへんなやつだな」 「何よ、いきなり」 「だってみんな『きたない』っていっていろいろなげてくるのに、おまえはおいしいものもくれるし、キレイなぬのもくれるし、へんなやつだ」 「…そうね、そうかもね」
2018-08-23 23:02:42暇を見てはちょくちょく娼館に忍び込むようになったロリジャスパー、ラピスの部屋に入るときは貰ったハンカチで手と足と顔を拭くように
2018-08-23 23:12:12「今日の天気はどうだった?」 「いいてんきだった、くもがひとつもないぞ」 「あらそうなの?…きれいな空なんでしょうね」 「そうだぞ、おまえもまどからみればいいじゃないか」 「残念だけど、この部屋に窓はないのよ」 「へんなへやだな、ここ」
2018-08-23 23:12:13「なんでおまえはこんなのをつけてるんだ?おしゃれってやつか?」 「は、ははっ、そう、そうなのよ。これはとってもお金がかかってるオシャレなのよ」 「……おもそう」 「とっても重たいわ、おかけであんまり動けないの」 ラピスちゃんのオシャレな足枷、部屋の柱に結び付けられているよ
2018-08-23 23:19:17「かぎはないのか?」 「多分あるけど、お金がないともらえないのよ」 「じゃあわたしがかぎをもらってくる!」 「え?」 「なかったらぬすめばいいんだ」 「ダメよ!」 聞いたことのないラピスの怒声にビックリするロリジャスパー
2018-08-23 23:26:25「いい?絶対に盗もうとしちゃダメよ?ここではあなたの命なんて紙ペラ1枚よりも軽いんだから」 「でも、おまえはそとにでたいんじゃないのか?」 「…私にはここが似合ってるからいいの」 乾いた笑みを唇の端に浮かべるラピスに、子供心ながらに『そんなわけないだろう』と思ったジャスパー
2018-08-23 23:33:56その日微妙な雰囲気で別れて、別の日に忍び込んだらすぐに見つかってしまってボコボコにされたジャスパー、そこが『娼館』だと知る
2018-08-23 23:37:15その日から違法ギリギリなことを繰り返して必死にお金貯めて、そのお店に通えるようになってから更に顔を覚えてもらえる程に通い詰めて、とうとうそこで一番の娼婦と夜を過ごせる日がきたのね
2018-08-23 23:43:22その娼婦に『前の』娼婦について聞いてみたら、満足させてくれたら教えてあげる、と言われてご自慢の体力とブツで娼婦をメタメタにしてラピスの居場所を聞き出すのね
2018-08-23 23:55:21買っていった人間の名前をたどってたどり着いたのは打ち捨てられた廃墟で、調べると10年前ほどに事業に失敗して夜逃げしたらしい
2018-08-24 00:06:57そこから先の足取りは全く追えなくなってて、意気消沈のジャスパー 当て所なく夜の店を渡り歩いてはラピスを探していたよ
2018-08-24 00:17:49