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山下耕平 @kohei_bokan
意外に思われるかもしれませんが、戦争神経症の話は、不登校にもつながっています。国府台病院の児童精神科医長をされていた渡辺位さんは、登校拒否を個人病理とみるのではなく、学校状況のあり方の問題として捉えたのですが、そこには戦争神経症からの気づきがあったということでした(続)。 twitter.com/inabatsuyoshi/…
山下耕平 @kohei_bokan
以下、渡辺位さんの講演録からの引用です(連投します)。  * * 私が勤めていた国府台病院は、戦時中は陸軍病院でした。戦争するために兵役に服することになった人たちが戦争神経症になったり、銃弾を受けて神経系を侵されたりした方たちの精神神経系の治療をする病院でした。
山下耕平 @kohei_bokan
あの当時は、国民は天皇制国家を護持するための人的資源とみなされていた。戦争に行けば命をかけて戦うことが至上命令。「大日本帝国の臣民」というタテマエを果たさなければならない。しかし、人間は命ある生き物で、長生きしたいとか、家族と別れたくないとか、いろいろな感情がある。
山下耕平 @kohei_bokan
でも、国のタテマエに合わせなければ、この国の国民として生きていかれないという義務感との分かれ道のなかで、葛藤が起きれば、神経症が起こるわけですね。考えてみれば当然のことです。登校拒否・不登校と関わりはじめて、ふと気がついたのは、この戦争神経症の話でした。
山下耕平 @kohei_bokan
登校拒否と考えられる多くの子どもたちと接しているうちに、これは戦争神経症と同じようなことではないかと思いはじめたんです。神経症になったら、戦場では戦えない。そのために命だけは救われる。自分でそうしようと思うより、意識下の生き物としての命の声がその人にそういう行動をとらせている。
山下耕平 @kohei_bokan
表面の意識では一生懸命戦って「天皇陛下のために死のう」と思っていても、命としてはそうさせなかったわけです。そこで、子どもだって生き物なんだから命があるんだと、当たり前のことに改めて気づいたんです。子どもにとって学校との関係で、そういう事態が起こるのだとすれば、学校とは何なのか。
山下耕平 @kohei_bokan
学校の日常が戦争といっしょとまでは言わなくても、どこか生き物としての子どもがその子どもであろうとするのを脅かすような場所なのではないか。もしそうであれば、戦争神経症と同じようなことが起きてもおかしくないのではないか。
山下耕平 @kohei_bokan
そういうところから学校を見直してみると、学校がいかにおかしなことになっているか、よく見えてきたんです。(略)国家は、戦争が始まったら兵隊になるような考え方を持たせるし、経済成長が始まれば産業戦士に育成していく。学校は、そういう考え方を植えつけていくためのシステムにすぎないのです。
山下耕平 @kohei_bokan
以上、「不登校は文化の森の入口」渡辺位さん講演録(2002.09.08/フリースクール・フォロ)より。下記に講演録のPDFデータがあります。 foro.jp/pdf/publish/wa…
gugu alternative @guguegigi
@kohei_bokan まずは大人を弛めることからでしょうか。。肩書きや見かけにガチガチ。。 不登校は日本だけではありませんが、社会学の先生が、日本では仕事をしていない男性は受け入れられない、と珍しいこととして語られました。とても驚きました。そう言えば男性は働いているのが当たり前の風景。
山下耕平 @kohei_bokan
@guguegigi ほんとうに、そうですね。肩書きや所属と自分がイコールになってしまっているのでしょうね。肩書きや所属がないと生きづらい、けれども無理に肩書きや所属に合わせているのも生きづらい。そういう苦しさがあるように思います。
アヤミ @1966hiroshima
@kohei_bokan @himakane1 つまり今の学校は、戦場と変わりない。って事ですか?ひょっとして会社員に鬱病が増えてるのも同じなのでしょうか?そうなると学校も会社も戦場。って、引きこもりの人の方がマトモな人間ですね。
住友剛 @tsuyo0618
このような渡辺位的発想の影響を受けた人なら、フリースクールが公教育体系のなかに組み込まれ、「経済成長に役立つ人材育成の場」として利用されるようになることについては、当然「それはなんか、おかしいだろ?」と思うのが自然な流れかと…。 twitter.com/kohei_bokan/st…
kokokaku(斎藤暁子) @koko_kaku
神経症になったら、戦場では戦えない。そのために命だけは救われる。自分でそうしようと思うより、意識下の生き物としての命の声がその人にそういう行動をとらせている。…登校拒否はこれと同じようなことではないか それほど深刻なケースがあると思う。 息子は「学校へ行くと心が死ぬ」と言った。 twitter.com/kohei_bokan/st…
クサノネ @ussr_33
これは慧眼だと思う。タテマエのプレッシャーに潰されている子供たちは決して少なくないはず。 twitter.com/kohei_bokan/st…
ぴぽぱろぷ @pipoparo
会社でのパワハラ、強者の鶴の一声と忖度から便乗と同調圧力によるイジメ加担、無視、モラハラの毎日は戦場でした 大人でも後遺症が残るほどの精神障害になりました 学校時代のイジメは成長期の子供の脳をどれだけ傷つけるか 戦時下の命のやり取りとまで言えなくても絶望で追い詰められることでしょう twitter.com/kohei_bokan/st…
放浪の騎士/遍歴の紳士@まつろわない @idzuchan0818
理不尽な社会で人が傷つけられ命を奪われている様は、まるで弾が飛ばない戦争のようなもの。戦争よりも幸福な日常をこそ。 twitter.com/kohei_bokan/st…
放浪の騎士/遍歴の紳士@まつろわない @idzuchan0818
兵隊、企業戦士…この世は修羅道か!そうであってはならない。 twitter.com/kohei_bokan/st…
汐月陽子 @soleilunepleine
母に送ったら「(学校が生きるのを脅かすような場所になり得る、という認識が世の中に普及しはじめていることには)心が晴れる思いがします」と返ってきて泣いてしまった 戦争神経症については明らかにここ10年ほどで社会的な認識が深まっていると感じます twitter.com/kohei_bokan/st…
喫茶「もうやめぇよ」 @fuzzy_Ne
だから「軍隊がなくなったら困るやろ」的な感じで「学校がなくなったら困るやろ」と言われるのかなと思った。 twitter.com/kohei_bokan/st…
稲葉剛 @inabatsuyoshi
【今夜23:10〜】ETV特集「隠されたトラウマ~精神障害兵士8000人の記録~」 - NHK 戦時中、精神障害兵士が送られた国府台陸軍病院。約8000人のカルテから日本兵のトラウマがあきらかになった。発病した中国の戦場を取材。戦後の家族の姿を追う。 www4.nhk.or.jp/etv21c/x/2018-…
山下耕平 @kohei_bokan
戦争と国家と教育の関係ということで言うと、北村小夜さんのインタビューも、たいへん重いものでした。長文ですが、関心のある方はぜひ。 futoko50.sblo.jp/article/180246…
山下耕平 @kohei_bokan
不登校50年証言プロジェクトで、横湯園子さんも、国府台病院と戦争神経症について、語っておられました。その記事はこちら。 futoko50.sblo.jp/article/181710…
sayanu @sayanu
やっぱり!甲府台病院の話だ。Eテレでやってた「隠されたトラウマ〜精神障害兵士8000人の歴史」戦争の記録をデータ分析するシリーズ。不登校新聞の「不登校50年証言プロジェクト」でこの記録の存在を読んでから気になってたんですよね NHK nhk.or.jp/docudocu/progr… 不登校新聞 futoko50.sblo.jp/article/181710…

コメント

Destroyer Rock @hondapoint 2018年8月28日
戦争神経症の治療は前線から離れ過ぎ無いようにでも砲撃の音が聞こえないようにするのが一般的でしたけどねぇ…。・自分の知っている戦争神経症と違うのかな。不登校とは全く異なるような。
barubaru @barubaru14 2018年8月28日
パットン「戦争神経症なの?なら殴れば直るだろ。」
STEELFAN @steelfan_kyoto 2018年8月28日
劇場版『聲の形』の直後にこの番組を持ってきたNHKは、もし意図的にやったならとても誠実で批判精神にあふれていると思う。 劇場版が原作漫画から切り落とした「強い抑圧下で精神・現実認識に重大な齟齬をきたす」という側面をこういう形で突き付けていくのは本当に上手いなと。