なぜなに世界史～グラナダ最後の王ボアブディルの子孫は今もいた！　そしてアラゴン王フェルナンド2世の子孫でもあった

Watanabe @nabe1975

1492年1月2日、グラナダがカトリック両王の軍勢の前に無血開城する。ナスル朝最後の君主ボアブディルことムハンマド12世は一旦シエラネバダ山麓の所領に退いたが、後にフェズへと亡命。ナスル朝は滅亡し、カトリック勢力によるレコンキスタは終結した。 pic.twitter.com/j9pvE9HGbq

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Watanabe @nabe1975

グラナダを退去したボアブディルは、街を一望できる丘の上からグラナダ市街を振り返ると、ただ落涙するばかりであった。それを眺めていたボアブディルの生母アイシャは「男として守り切れなかったからには、女のように泣くがいい」と言い放ったという。 pic.twitter.com/56eTThSXD1

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はくえー🔱【各国の王侯情報紹介】from:西方元老院 @tomoshibi6o6o

今も実は最後のイスラム・ナスル朝のボアブティル王の末裔がいて、未だにグラナダ王位請求権をもってるとかそういう面白い話はないですかね

ジャーヒズさんちの司書 @palmofcordoba

亡命者の話で思い出し、ワッタース朝モロッコに亡命したナスル朝最期の王ムハンマド12世（ボアブディル）のその後について調べていたのだが、ヒッティがマッカリーを引いてムハンマド12世の子孫が「乞食に混じって」人々の施しを受けている、と書いているの、実に栄枯盛衰でどうしようもない感じだ

ジャーヒズさんちの司書 @palmofcordoba

（ただし、このマッカリーが書いている時代、既にムハンマド12世の没年から100年ほどたっており、ワッタース朝も滅んでモロッコは既にサアド朝の治世に入っている）

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調べたら1世紀以上後の1618年時点でまだ子孫はいたようだが、貧困生活を送っていたようだ。

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調べたらアラゴン王フェルナンド2世とボアブディル王の娘の間に庶子「ミゲル・フェルナンデス」がおり、グラナダ王子を名乗っていた模様。 しかし父の正妻であるカスティーリャ女王イサベル1世はこの一連のことを激怒して権利を認めなかった。 pic.twitter.com/OOljWjrcjG

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その子孫はカトリックだったことからスペインの貴族として定着、ミゲル・フェルナンデスが騎士(カバエロ)に任命されたことを由来にして苗字として存続。 ハプスブルク朝とブルボン朝の時代を生き抜き、地方知事にも任命されたらしい。

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調べたら現在にも子孫がいた！ メキシコ議会に所属・アカプルコ市長も務めたエンリケ・カバエロ氏はこの一族の出身で、アラゴン王フェルナンド2世から10代の子孫、ボアブディル王から11代の子孫にあたるそう。 pic.twitter.com/4LomnlLiZ4

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メキシコに移住した一族が、カバエロ一族の本家筋かはわからないですが(ただし血統を見る限り近い)、系図サイトを見ると現在の当主はこのラウル・カバエロ氏のよう。 pic.twitter.com/l5eoh0qCoX

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エンリケ・カバエロ氏が一族の系図情報をサイトに贈与しており、現在の「アラゴン王フェルナンド2世」と「ボアブティル王ムハンマド」の子孫がいることが確かめられた。 geni.com/people/Enrique…

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しかし、ボアブティル王の息子系の子孫は亡命先で貧困生活を送ったのに、対してカトリックに改宗した娘の子孫がスペインの貴族として存続・繁栄した(おおくの分家がある)の、歴史の皮肉すぎる。 それにしても「カトリック王フェルナンド2世」と「ボアブティル王ムハンマド」の子孫というパワー。