2018.9.5 東電刑事裁判 第24回公判 関連ツイートまとめ♯「津波対策、いったん経営陣も了承。その後一転先延ばし」【重要】

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木野龍逸 (Ryuichi KINO) @kinoryuichi

東電刑事裁判、午後から、2008年当時に津波対策の責任者だった山下氏の検面調書の読み上げ。弁護側は不同意としていたが、山下氏が証言不能(刑訴法321条)と認められ、調書がそのまま証拠として採用された。内容は驚くべきものでした(°▽°)

2018-09-05 18:09:54
木野龍逸 (Ryuichi KINO) @kinoryuichi

争点のひとつ、地震本部がまとめた長期評価の取り扱いについては、勝俣氏や武藤氏が出席していた「御前会議」と呼ばれる場で、取り入れて対策をすることが了承されたと証言。その上で津波高さのシミュレーションをしていたことに。

2018-09-05 18:13:51
木野龍逸 (Ryuichi KINO) @kinoryuichi

東電は「試計算」ていう新語も駆使しながら事前想定を否定してるけど、山下氏の証言では、常務会でも取り入れることを了承したとのこと。その後、福島県への説明の仕方などをまとめるよう指示も出ていたと。ところがその後、長期評価で計算すると津波高さが15.7mになり、対策に数百億かかり、

2018-09-05 18:16:23
木野龍逸 (Ryuichi KINO) @kinoryuichi

工事期間も長くなることが判明。そのため方針転換し、長期評価は取り入れず、従来通り(電力会社が仕切る土木学会で策定した)土木学会手法で対応することに変更。とはいえ政府機関が決めた長期評価を東電だけの判断で無視するのは無理なので、有力な学者にお墨付きをもらおうといあことに。

2018-09-05 18:20:19
木野龍逸 (Ryuichi KINO) @kinoryuichi

それで東電は2008年秋に学者巡りを実施。対外的に説明できるようコメントをもらって長期評価をネグることに成功(とはいえ実際には学者からも、長期評価を無視することはできないという意見も出てた)。 また山下は、津波高さが10m以下だったら対策可能だったとも証言。

2018-09-05 18:25:34
木野龍逸 (Ryuichi KINO) @kinoryuichi

東電はこれまで、巨大な津波は想定外と主張してきたけど、実際には一度は経営者レベルで対策の必要性が承認され、その後に金がかかるなどの理由で変更されたことが明らかになったということ。この証言は大きいです。詳細はLevel7onlineの添田さん報告をお待ちください。

2018-09-05 18:28:41
添田孝史 @sayawudon

今回のは、重要です。 「津波対策、いったん経営陣も了承。その後一転先延ばし」刑事裁判傍聴記:第二十四回公判(添田孝史) | 福島原発刑事訴訟支援団 shien-dan.org/soeda-20180905/

2018-09-06 23:44:49
リンク shien-dan.org 「津波対策、いったん経営陣も了承。その後一転先延ばし」刑事裁判傍聴記:第二十四回公判(添田孝史) | 福島原発刑事訴訟支援団 津波対策、いったん経営陣も了承。その後一転先延ばし 9月5日の公判では、津波対策の先送りを東電が決めた2008年当時、地震対応部署のトップだった山下和彦(やました・かずひこ)氏が検察に供述していた内容が明らかにされた。幹部による、これだけ貴重な証言が、事故から7年以上も隠されていたのかと驚かされた。 重要な点は三つある。 地震本部が予測した津波への対策を進めることは、2008年2月から3月にかけて、東電経営陣も了承していた。「常務会で了承されていた」と山下氏は述べていた。 27
🌈白石草 @hamemen

公判で調書が公表され、衝撃的な証言が公表された東電の山下和彦センター長(当時)は、安倍首相が、福島第1原発について「状況はコントロールされている」と五輪誘致した直後、「今の状態はコントロールできているとは思わない」と否定した人物。 www3.nhk.or.jp/news/special/t…

2018-09-07 07:01:40
木野龍逸 (Ryuichi KINO) @kinoryuichi

お金かかるから対策は保留したという証言。 →原発事故裁判 東電の津波対策トップも対策保留に賛成 | NHKニュース www3.nhk.or.jp/news/html/2018…

2018-09-05 21:48:59
内田 @uchida_kawasaki

詳報 東電 刑事裁判「原発事故の真相は」|NHK NEWS WEB www3.nhk.or.jp/news/special/t… 第24回公判 武藤元副社長が対策を保留した判断に賛成し、反対する幹部もいなかったと。 そのうえで、「津波対策を保留する方針について有力な学者から了解を得られるよう、武藤副社長が根回しを指示した」と

2018-09-06 01:06:39
木野龍逸 (Ryuichi KINO) @kinoryuichi

津波対策を保留した「当時(2008年)は中越沖地震で、柏崎刈羽原発の揺れが想定を超えたばかりで、確たる根拠はないが、そんなに想定を超えることばかりはないだろうと思っていた」の供述で、法廷内がざわついた。→詳報 東電 刑事裁判「原発事故の真相は」|NHK NEWS WEB ow.ly/rBd230lHHB7

2018-09-06 13:19:39
木野龍逸 (Ryuichi KINO) @kinoryuichi

「そんなに想定を超えることばかりはないだろうと思っていた」の一言は、ぼくも驚きました。いちど想定超えがあったから、もうないだろうっていうのは、結局、東電全体に災害に備えるとか過去から学ぶっていう意識が希薄だったことを伺わせます。過去から学ぶなら、また起きるだろうになるはずで。

2018-09-06 13:22:16
木野龍逸 (Ryuichi KINO) @kinoryuichi

災害対策の考え方からすると、真逆の思考をしていることになります。でもこの考え方が、お金がかかるなどの理由もあって異論なく社内で了承され、結果、福島第一の津波対策は先送りされたことになります。さて、では今、東電にこの考え方がないのかというと、怪しいというしかありません。

2018-09-06 13:24:08
木野龍逸 (Ryuichi KINO) @kinoryuichi

東電は自社の事故報告書に、裁判で明らかになったような経緯をひとつも明らかにしていません。原子力安全改革プランでは突っ込んだ対応策を記載していますが、事故調査の中でもっとも重要な津波対策の経緯にひと言も触れないのは、都合が悪いことを隠す体質がそのままになっていることを意味します。

2018-09-06 13:25:36
木野龍逸 (Ryuichi KINO) @kinoryuichi

いったいなぜ事故調査報告書では、このようなことが触れられていなかったのか。本来なら再調査をすべきですが、東電は裁判でさまざまなことが明らかになった後も、事故調査報告書の再検討をする考えがないことを表明しています。これでは事故前の体質が修正されたとは、とても言えないでしょう。

2018-09-06 13:27:21
木野龍逸 (Ryuichi KINO) @kinoryuichi

今後、福島第一をどうするのか、シェルターで覆うのかどうかなど、地域住民や自治体との協議が必要になるのは間違いありません。デブリが取り出せるなどという世迷い言を信じている人は、ほぼいませんし。でも東電と地元との協議をするには、信頼関係が必要です。今のままでは、話は前に進みません。

2018-09-06 13:29:59
内田 @uchida_kawasaki

「原発停止回避で先送り」=津波対策、元幹部が説明-東電公判:時事 jiji.com/jc/article?k=2… 調書によると、東電は2008年3月の常務会で、政府機関が公表した「長期評価」に基づいて津波対策を行うことを決定

2018-09-06 00:50:14
内田 @uchida_kawasaki

→ 長期評価を基に襲来可能性のある津波高を試算し、「最大15.7m」との結果が示されると、方針を転換。同7月、元副社長武藤栄被告が対策の先送りを決定

2018-09-06 00:52:03
内田 @uchida_kawasaki

・元幹部「長期評価に基づけば、対策工事に時間がかかり、原発が停止される可能性があった。費用も数百億円規模で、会社としてリスクが大きかった」と説明 ・試算が原発の敷地高を超えない10m以下だったとしたら、「長期評価を取り入れる方針が維持され、対策が講じられたと思う」と

2018-09-06 00:53:17
木野龍逸 (Ryuichi KINO) @kinoryuichi

昨日の公判、突然の山下氏の調書朗読に驚いたのなんの。内容にはさらに飛び上がりました。経営層、津波対策の必要性を認識してたじゃないかと。対策しないと原発が止まるリスクもわかってたじゃないかと。 asahi.com/articles/ASL95…

2018-09-06 12:14:04
内田 @uchida_kawasaki

「東電旧経営陣が了承の津波対策、先送り」元幹部が供述:朝日新聞 asahi.com/articles/ASL95… 採用されたのは、同社で原発の耐震対策を担う地震対策センター長だった山下和彦氏が12~14年、検察官に行った供述を記した調書。

2018-09-06 00:55:21
内田 @uchida_kawasaki

当初は山下氏の証人尋問が行われる予定だったが、「法廷で証言ができる状態ではない」として、永渕健一裁判長が調書を採用

2018-09-06 00:55:39
添田孝史 @sayawudon

重箱のすみをつつくレベルだが、山下さんの肩書が間違っている。正確には地震対策センター所長。 tepco.co.jp/cc/press/betu1… 「東電旧経営陣が了承の津波対策、先送り」元幹部が供述:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASL95…

2018-09-06 09:58:16
添田孝史 @sayawudon

この記事、もう一か所間違いがある。2月の御前会議に、「御前」は出席していない。「東電旧経営陣が了承の津波対策、先送り」元幹部が供述:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASL95…

2018-09-06 12:44:02