- gekijounouTa
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政府は今後計画停電が必要と言っているが、北海道電力のHPでは苫東厚真火力と泊原発を除いても424万kWの発電能力が。有価証券報告書の主要発電所のデータでも325万kWあり、北本連係による送電60万kWをあわせれば現在のピーク380万kWはクリアできる。明確な説明が必要。 hepco.co.jp/corporate/comp…
2018-09-08 15:38:57※注意 以下の検証は8日時点での話です。今後積み増しされると思われます。
それでは北海道電力の供給力を点検していきましょう。 こちらは地震から2日目の8日の供給力です。 pic.twitter.com/xARLkq2rQx
2018-09-10 11:39:18↑資料 「現在の需給状況」と「節電のお願い」について
http://www.hepco.co.jp/pdf/1809080102.pdf
一番上の地熱・バイオマスは北電は大きな設備を持っていません。 次の自家発(他社)というのは、ガスや石油などのエネルギー系の会社は売電用の発電所を持っていたり、製鉄所や製紙会社などは自前で大きな発電所を持っていたりで北電に売電した分ですね。 北電の設備ではないのでカットします。 pic.twitter.com/ILlLO76XBB
2018-09-10 11:52:45このように試運転中だったり、休止中だった発電所が運転再開されて供給力が上積みされる可能性はあります。 twitter.com/mainichikitasp…
2018-09-10 14:48:18電力事業も展開する北海道ガスは8日、10月に営業運転開始予定だった石狩発電所(LNG火力、7万8000キロワット)について、約1カ月前倒しでの送電を開始しました。試運転は7月から続けており、担当者は「道内の電力不足に対応するため、北海道の事業者として最大限協力する」と話しました。 pic.twitter.com/6khXq20dMH
2018-09-08 22:15:35北海道ガスの石狩発電所は、後述の石狩湾新港発電所とは別設備です
https://www.hokkaido-gas.co.jp/news/pdf/20160330_1935.pdf
次の融通(北本連系線)は、北海道と本州間で電力をやりとりする為の設備です。 こちらは上限いっぱいの60万kWを使っています。 以前からさらに30万kW上乗せする為の工事が行われていましたが、残念ながら今回の地震には間に合いませんでした。 pic.twitter.com/9T7Pb4FmYe
2018-09-10 11:58:11平成30年度供給計画の取りまとめ及び経済産業大臣への送付について|供給計画|電力広域的運営推進機関ホームページ occto.or.jp/kyoukei/torima… 北海道~本州間の連系線って2019/03から30万kW増設(別経路で新設)の予定があったのですね。 pic.twitter.com/g1GDLVAxut
2018-09-09 19:24:37増強される北本連系線は青函トンネルを使っていたりします。 sei.co.jp/id/2017/07/qua… pic.twitter.com/1OsnC8aula
2018-09-10 15:33:41次に火力発電所です。 被災しなかった火力のうち、苫小牧1号機、知内2号機の計60万kWが長期点検中、残った砂川・奈井江・伊達・知内・音別を合計すると180万kWとなり、北電発表の資料と一致します。 (ちなみに汽力とは蒸気でタービンを回す発電方式の事です) pic.twitter.com/2H7Lv6v1Vg
2018-09-10 12:24:16当面の補修作業計画について http://www.hepco.co.jp/info/info2018/1228270_1762.html
次に水力です。 北電の持っている設備が約165万kWなのに対し、供給力は40万kWしかありません。 一体何が起こっているのでしょうか? pic.twitter.com/61UWOajHzL
2018-09-10 16:11:58まず水力発電所は、流れてきた水しか使えない一般水力と、水を汲み上げて使う事ができる揚水発電に大きく2つに分けられます。 北電の場合、一般水力は約85万kW、揚水発電は80万kWの設備があります。 hepco.co.jp/energy/water_p… (↑の資料のうちダム式のうち、新冠・高見は揚水発電)
2018-09-10 16:10:41※注 新冠・高見発電所は、流れ込んできた水も使える”混合揚水”という形式ですが、だいたいの混合揚水発電所は8割9割は汲み上げた水で発電するので、ここでは純揚水発電所として扱います
一般水力の場合、常に最大出力で運転できる訳ではありません。 水力発電所の出力は、渇水期の水量でも発電できる常時出力と、水が豊富な時期にだけ運転できる最大出力などがあり、一覧表には最大出力しか載らないのが普通です。 常に最大出力だとダムの水が無くなります。
2018-09-10 12:59:19最大使用水量、常時使用水量の決定
http://nagi.popolo.org/dam/data/suiriken/saijou_kettei.htm
揚水発電の場合、皆さんも「余った電気を汲み上げて、ピーク時に発電する」みたいな事を習ったりしたと思いますが、 余 っ た 電 気 が 無 い と 揚 水 で き な い ん で す よ ね
2018-09-10 13:08:50揚水発電は一種の充電池です。 揚水発電所以外の発電量が少ないと充電する電力が足りなかったり、揚水発電所が発電する時間が増えて充電する時間が減ったりで十分充電できないんですよね。 これは関電さんの動画が分かりやすいのでご覧下さい。 youtube.com/watch?v=ttaYqq…
2018-09-10 13:24:07他に揚水発電所も一般的な充電池と同じく充電のロス(約3割)があります。 ですのでもう一度言いますが、 揚 水 発 電 所 は 十 分 な 電 力 が 余 っ て な い と 使 え ま せ ん
2018-09-10 13:26:30北電の揚水発電80万kWのうち、京極2号機と高見2号機の計30万kWが点検や工事中ですが、残りの50万kWも電力不足で殆ど使えていないと思われます。 (同様な事は311後にもありましたが「東電は揚水発電を隠してる!」とか言われていましたね・・・)
2018-09-10 13:33:19追記、他に恐らく一般水力も1割程は点検等で止まっていると思われる
追記2(9/13)、京極1号機(20万kW)も地震当時は停止中で、北電が使えた揚水発電は30万kWでした、失礼しました
http://www.hepco.co.jp/pdf/18091103.pdf