『サザエさん』雑話録:長谷川町子美術館、別館を計画中?

フネ後妻説の話、磯野家の土地の話、中国でサザエさん人気が高まっている話などなど。
アニメ マンガ サザエさん 長谷川町子
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磯野家のルーツは九州・福岡県にある。ただしフネは静岡、マスオは大阪出身。

TVLIFE(テレビライフ公式) @tv_life
博多華丸・大吉が熱弁!“サザエさん”は福岡で生まれた!?『教えてもらう前と後』9・11放送 tvlife.jp/entame/187645
財布を忘れて愉快なヲウストリ大公妃 @Kakanien_Sazae
福岡の波平に静岡生まれのフネが嫁いで、サザエ・カツオ・ワカメが誕生。一家で福岡から東京に引っ越し、大阪生まれのマスオとサザエが結婚し、タラオが生まれる。……もうお分かりですね皆様。奴ら、生粋の東京人みたいな顔して世田谷に根付いていますが、あの家族で東京生まれはタラオだけなんです。

新聞漫画として『サザエさん』の連載が始まったのは昭和21年、終戦の翌年である。
戦後生まれなら連載開始の時点で1歳以下になるはずだが、連載初回(下)のカツオとワカメをどう見てもそんな年齢には見えない。だからカツオとワカメは、遅くとも戦時中には生まれていた。
よって、あの家族の中で戦後生まれなのはタラオだけ。タラオは、唯一の東京生まれにして、唯一の戦後生まれなのだ。

めざましテレビ @cx_mezamashi
戦後まもなくして始まった4コママンガ『サザエさん』。長谷川町子美術館に展示されている連載開始当初からのサザエさんには、戦後日本の復興の姿が・・・。明日はそんなサザエさんを長野美郷キャスターが紹介してくれるよ!#めざましどようび pic.twitter.com/FRxDAPcvJp
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インターネット上で流布されている、磯野フネ後妻説についての話題。テレビでも紹介されてしまうほどだが、先に言ってしまうと、長谷川町子美術館によって否定されている。←ここ重要。

ライブドアニュース @livedoornews
【マジか】マツコ・デラックスが「サザエさん」の家族構成に驚愕 news.livedoor.com/article/detail… 実はフネさんは後妻で、サザエさんが前妻の娘であると番組で紹介。マツコは「いや、良い家族だねえ、本当に!」と称賛していた。 pic.twitter.com/oSPMuhCss3
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財布を忘れて愉快なヲウストリ大公妃 @Kakanien_Sazae
フネ後妻説について 「著作権を管理する一般財団法人「長谷川町子美術館」(東京都世田谷区)の広報担当者は本紙の取材に「原作からそのような噂を読み取れる場面はない」ときっぱり否定した。sponichi.co.jp/entertainment/…
ぬえ @yosinotennin
磯野フネさん後妻説、サザエとカツオの年齢差から出た都市伝説だと思うけど…(原作にその描写はゼロ)ちなみに昔、あの姉弟はなぜあんなに年が離れているのかと言ったら祖父母から「子供をたくさん産んでそのうちの何人かがすぐ死んだ昔はよく見られたよ、こういう家族」という回答がありました。

上のツイートのリンク先では、サザエは波平の出征前の子、カツオとワカメは復員後の子だから年齢差があるのではないかという思いつきが述べられている。

財布を忘れて愉快なヲウストリ大公妃 @Kakanien_Sazae
確かに波平には出征経験がありますが、磯野家で戦後生まれはタラオだけなので、徴兵前と復員後の子供だから年齢差があるというのは無理筋です。実はサザエとカツオの間に早世したきょうだいがいた可能性を考えるほうがまだましです。そもそも当時はあれくらいの年齢差のきょうだいは珍しくありません。
財布を忘れて愉快なヲウストリ大公妃 @Kakanien_Sazae
サザエとカツオの間にきょうだいがいたという考えには、まあ一定の合理性はあります。磯野家は東京に引っ越す前は福岡に住んでいたんですが、戦時中も福岡に住んでいたのならば、身内から空襲の犠牲者が出ていてもおかしくはないし、そうでなくても戦前は今より子供の死亡率が高かったりしますからね。
財布を忘れて愉快なヲウストリ大公妃 @Kakanien_Sazae
先述したように磯野家は九州出身なので、先祖代々の墓は九州にあるはずです。しかし文庫版6巻108ページ、同7巻61ページをみると、気軽に墓参りできる環境にあり、墓は家からそう遠くない場所にあるようです。墓の下には何が? 福岡の本家から分骨してもらったか、実は空っぽか、あるいは身内か……。
財布を忘れて愉快なヲウストリ大公妃 @Kakanien_Sazae
原作漫画にはサザエ、カツオ、ワカメの他にきょうだいがいたと仄めかす描写は何もありませんし、当方としてもそんな悲しい過去はないと思います。考えようと思えば考えられなくもないですがね。繰り返しになりますが、そもそも15歳くらいの年齢差のきょうだいって、昔はさほど珍しくはないんですよね。 pic.twitter.com/72QPNHVQit
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まあ考えられなくはないが、早世した子などいなかったと信じたい。なお元ツイートでは解説し忘れたが、上の画像は大正時代の皇室写真。三笠宮と兄・昭和天皇は14歳も年が離れている。一番近い兄・高松宮とでも10歳の差がある。

《休憩タイム1》

磯野家の土地に関する話。

ブックスタンド(更新情報) @bookstand_bot
磯野家は土地だけで2億円の価値!? サザエさんちの"危機"が明らかに? - BOOKSTANDニュース dlvr.it/Qj27xK
財布を忘れて愉快なヲウストリ大公妃 @Kakanien_Sazae
朝日文庫版『#サザエさん』5巻112ページをみると、磯野家は家賃を払っているようだ。福岡の旧磯野家がどうだったかは知らないが、どうやら世田谷の家については借家らしい。しかし、その後引っ越した様子もないのに、いつの間にか磯野家の住まいは持ち家になっている。これはいったいどういうわけか。
財布を忘れて愉快なヲウストリ大公妃 @Kakanien_Sazae
26巻129ページでは、夢に出てきたご先祖さまの言葉を真に受けて、波平が小判を探して庭を掘る。よく考えるとおかしい。掘るのであれば福岡の旧宅か、同じく福岡の兄・海平の家だろう。サザエは波平を見ながら「およしなさいよ」とは言うが、世田谷の土を掘ること自体には違和感を抱いていないようだ。
財布を忘れて愉快なヲウストリ大公妃 @Kakanien_Sazae
世田谷サザエさん研究会著『サザエさんの秘密』は、磯野家の土地の謎について、こう推理している。「イソノモクズは、世田谷のこの土地に、かつて住んでおり自分の土地であった。しかし、モクズの子供(波平の祖父)の代あたりで福岡に移り住んだ。そのとき土地を売らず、そのまま他人に貸した。(続) pic.twitter.com/CJTn7aXNLB
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財布を忘れて愉快なヲウストリ大公妃 @Kakanien_Sazae
(続き)その土地が波平の代まで残っており、波平はその土地に越してきた。つまり土地は波平のもの(福岡の兄も含めた磯野家全体の所有物)、ただし家は他人名義=地上権はだれか別の人(大家)が持っている、こういった構図も考えられるのである。」――186ページより引用。
財布を忘れて愉快なヲウストリ大公妃 @Kakanien_Sazae
この本をもとにすれば、先祖である藻屑は江戸在住だった可能性があるというのだ。それが真実であるならば、九州に住んでいた磯野家の「代々の墓」が東京から気軽に行ける場所にあるのも辻褄が合ってくる。 ……ここまで続けておいて何だが、長谷川町子先生、あんまり深く考えて描いていないとは思う。
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