北電ブラックアウトについての検討

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北海道電力全停電の考察(見直し版) 見直し理由 ＊公表データ等による訂正 ①系統定数 0.6%MW/0.1Hz ②火力連続運転可能周波数 　48.5Hz(0.97PU)であり、これ以下で遮断するが時限があるとする。 ③系統化安定装置の負荷遮断周波数 　48.5Hz(0.97PU) ④北本連系　50±0.38Hz ⑤単独運転系統発生有り pic.twitter.com/DeYsnpX5ds

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Ⅰ.3時8分の1分間の起こった事象（事前需要279万ｋW） ・3時8分 苫東4号70万kW脱落（タービン火災） 　周波数低下⊿F＝ー4.18Hz（45.8Hz) ・系統化安定装置による負荷遮断70万kW 　制限量不足で仕上がり49.62Hz以下（北本融通しているため） 　需要は、209万kW ・北本緊急融通55万kW（事前5万kW）

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・北本融通開始とほぼ同時刻に苫東2号60万kW脱落 苫東2号の周波数低下 ⊿F＝－4.785Hz 北本緊急融通分の周波数上昇 ⊿F＝＋4.386Hz よって、⊿F＝－0.4Hz （北本融通動作条件－0.38Hzで融通継続） （需要209万kWの系統定数＝12.54%MW/0.1Hz) 以降は、系統周波数49.6Hz以下で運転

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〇参考　3時０分～3時35分の需要実績（5分値） 3時00分　292万kW 3時05分　279万kW　⊿13 3時10分　188万kW　⊿91 （3時8分 苫東2号4号脱落） 3時15分　193万kW　⊿＋5 3時20分　181万kW　⊿12 3時25分　143万kW　⊿38（苫東1号35万kW脱落） 3時30分　36万kW　 ⊿107 3時35分　36万kW

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Ⅱ.3時8分(苫東2号4号脱落後)から3時25分までの事象 ＊北本融通Full60万kW受けつつも周波数低下側で送電のため手動での負荷遮断実施(もしくは何処を遮断するか検討) 京極揚水ポンプは、3時8分時点で停止している(系統安定化装置遮断) pic.twitter.com/jTm3IWt4ry

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Ⅲ.3時25分以降の事象 3時20分需要181万kW 3時25分需要143万kW ①5分間で38万kW減少しており、給電指令による負荷遮断実施 (3時8分から12分経過) ②3時25分苫東1号35万kW脱落 (ボイラー故障) 周波数低下⊿F＝ー4.08Hz ＊系統周波数45.9Hz以下となる (需要143万kWの系統定数8.58%MW/0.1Hz)

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③苫東1号㉟万kW脱落により 系統周波数は、㊺.9Hz以下 火力機の周波数リレーにより 知内、伊達、奈井江は遮断。 (当日、並列号機詳細不明) (95L整定は、47.0Hzと思われる) ④苫東1号脱落以降、36万kW以上の負荷を9時30分頃まで送電している。 pic.twitter.com/3y5L0JdniR

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＊新聞情報では、火力全台停止となっているが35万kW級の知内か伊達の1台と多少の水力を持って運転継続していたと思われる。 朝の立ち上がり需要に出力追従できず、8時30分頃に系統解消 全道のブラックアウト(全停電)になった。 参考：京極揚水ポンプは、49.5Hzで停止機能あり。

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❍参考：周波数の計算方法 系統定数Kを使います。 北海道の系統定数は写真1枚目の 0.06という数値ですが単位は、6%MW/Hzとなります。 １Hz周波数を変えるのには、6%分の電力変化が必要ということです。 大体、写真２枚目の一次式になります。 pic.twitter.com/PS5bQ4tiMK

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苫東4号脱落前の需要が2,790MWの時の系統定数Kは、 K＝2,790MM✕006＝167.4MW/Hz 約167MW(16.7万kW)の需要変化もしくは供給力変化で１Hz変わると言うことです。 苫東4号70万kW脱落での周波数低下 ⊿F＝ー⊿Pg/K ＝ー700(MW)/167.4(MW/Hz) ＝ー4.18Hz と、計算できます。

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泊原発が稼働していたらブラックアウトは防げたか？（見直し版） 見直し理由 ※北海道電力全停電時のデータ（需要等）入手による 事故状況考察で分かったこと。 ①苫東2号4号脱落でも17分間崩壊しなかった。 ②3時8分時点で系統安定化装置により負荷遮断できていた。 ③北本緊急融通は動作した。 twitter.com/pasuteruXX22/s…