2018年9月12日

【書き起こし】「ネット時代の部落差別?その実態と必要な対策とは」川口泰司×荻上チキ▼2018年9月4日(火)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」22時~)#ss954

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橋本 至 @kid75

【書き起こし】「ネット時代の部落差別?その実態と必要な対策とは」川口泰司×荻上チキ▼2018年9月4日(火)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」22時~)#ss954 tbsradio.jp/289799 ※一部ケバ取り・整文あり これより連投。

2018-09-12 19:54:11
橋本 至 @kid75

南部広美さん:今や社会の隅々に浸透し、重要なインフラとなっているインターネット。しかしその一方で、ネット上のヘイトスピーチも問題となっています。そんな中、今夜番組で取り上げるのは、部落差別を巡る問題です。国連人種差別撤廃委員会が先月発表した、日本の人権状況などに関する見解を

2018-09-12 19:54:11
橋本 至 @kid75

まとめた報告の中でも、在日コリアンやアイヌ、沖縄などに関する問題と並んで、部落差別についても取り上げられていて、報告書は2016年12月に部落差別解消推進法が施行されたことを評価する一方、結婚や就職などで部落差別が続いていると指摘。

2018-09-12 19:54:12
橋本 至 @kid75

また、インターネットによるさらなる差別の恐れがあると懸念を表明しています。そこで今夜は、インターネットによって浮上してきた新たな部落差別の実態、そして必要な対策について考えます。

2018-09-12 19:54:12
橋本 至 @kid75

それでは、今夜のゲストをご紹介します。山口県人権啓発センター事務局長の川口泰司さんです。よろしくお願いいたします。 川口泰司さん:よろしくお願いします。

2018-09-12 19:54:12
橋本 至 @kid75

南:川口さんは愛媛県の被差別部落のご出身で、中学時代、同和教育に本気で取り組む教員との出会いから、部落解放運動に取り組むようになります。現在は山口県人権啓発センター事務局長を務めていらっしゃいます。全国各地で公演活動を行っているほか、

2018-09-12 19:54:13
橋本 至 @kid75

著書に『ハートで挑戦!自己解放への道』(kaihou-s.com/book_data06/4-…)、共著にチキさんも参加した『ネット上の部落差別と今後の課題』(blhrri.org/guide/guide_sh…)などがあります。

2018-09-12 19:54:13
橋本 至 @kid75

荻上チキさん:川口さんが部落差別の問題について、最初に知った、学んだきっかけというのはなんだったのでしょうか?

2018-09-12 19:54:14
橋本 至 @kid75

川:僕、今40になるんですけども、部落の人って見た目で分かるわけじゃないから、当事者もどこかで自覚するタイミングがあるんですね。僕は小学校6年生の時に、自分が部落出身という立場を自覚しました。実は姉貴が、仲の良かった友達のお母さんから「もうあの子とは遊んじゃいけない」と。

2018-09-12 19:56:43
橋本 至 @kid75

「住んでいる地域が同和地区だから、そういう地域の子はガラが悪い」とか「何かあったら集団で押しかけてくる」とか、さまざまな差別的なことを言われて、その差別事件がきっかけで、先生が家に家庭訪問に来て、話し合いをするんですね。

2018-09-12 19:56:43
橋本 至 @kid75

そこで6年生の僕はこっそり聞きながら、立場を知っていく、と。それがきっかけでした。 荻:その時に立ち会うことになった先生の対応は、今振り返るといかがですか?

2018-09-12 19:56:44
橋本 至 @kid75

川:いやもうしっかり向き合ってくれたと思います。学校でも部落差別をなくす教育をする中、こういう問題が起こっているので、自分たちの教育のあり方や、特に保護者ですね、子どもたちは正しいことを学習するんだけど、親世代が勉強していなかったりすると、

2018-09-12 19:56:44
橋本 至 @kid75

そういう間違ったことを子どもたちに言うと。学校はしっかり取り組んだと思います。で、僕自身初めて自分が部落出身という立場を知った時に、正直ショックという感覚ではないんですよ。世代によって部落差別も違っているので、僕の世代になると、そういう地域に生まれたといっても

2018-09-12 19:56:44
橋本 至 @kid75

「もう差別とかないんちゃうん?」みたいな感じで、6年生のころは思っていたんです。ただ中学や高校とか、学んでいったり世間を知っていく中で、やっぱり差別に揺れながら向き合いながら生きていく、という感じでした。

2018-09-12 19:56:45
橋本 至 @kid75

荻:実際に「あそこの子と遊んじゃいけない」ということが身近に起きて、それを知るきっかけになったということですけれども、その後ご自身でも、例えば学生時代にそうした差別の経験を味わうことはあったのでしょうか?

2018-09-12 19:58:20
橋本 至 @kid75

川:僕自身は普段生きている時は、部落民ということをそんなに意識しているわけじゃないのだけど、西日本は人権教育、同和教育の授業があります。そのときはやっぱり意識します。「周りの友達たちはどういうふうに思っているのかなあ」とか、その授業中も寝てる子がおったり、

2018-09-12 19:58:21
橋本 至 @kid75

「俺関係ないし」て無関心な子たちがいると、「ああ一生懸命考えてくれていないな」と。もしここで自分が部落ということが分かったら、「その授業だるいな」とか「おもんねえな」みたいな目で見られるんかなと思うと、ちょっと自分のルーツをマイナスに感じたり、

2018-09-12 19:58:21
橋本 至 @kid75

恋人ができる年頃になると、こういう活動しているとね「ちょっとその日遊ぼうや」って言われても「ごめん」と。「なんで?」って言うても、隠さなきゃいけないというかね、カミングアウトしてないから、そういうのでは「いつ言おうかな」って揺れたりとか、そういうことがありました。

2018-09-12 19:58:21
橋本 至 @kid75

荻:当時最初に学んだ時に「今はもうそういった差別はないんじゃないか」というイメージがあったけれど、途中でだんだん「あ、違うんだな。やはり差別はあるんだな」と学んでいった、体感していったということですが、やはりイメージと実態とのギャップ、

2018-09-12 19:58:22
橋本 至 @kid75

これは世の中のメディアあるいは一般の人々との認識との乖離、ずれをお感じにはなりますか?

2018-09-12 19:58:22
橋本 至 @kid75

川:そうですね。同和地区の中に住んでいる時は、ある意味部落差別をする側の実態って見えにくいんですね。自分の周りも大人も先生たちも「部落差別をなくそう」と取り組む反差別の大人たちなので、だいたい地元の人、近隣の人やったらこっちから言わなくても僕が部落ってことを知ってますので、

2018-09-12 20:01:21
橋本 至 @kid75

僕の前で差別的な言動をすることはあまりないんですね。ただ、僕は大学で大阪の方に出るんですけど、いわゆる同和地区じゃない所に住みます。見た目では分からないので、同和地区の近所を通るときに先輩が「あそこ気を付けとけよ」とか「おまえ知らんやろうけんど、あそこの地域はこんなんど」

2018-09-12 20:01:22
橋本 至 @kid75

ということで差別的な事を僕の目の前で言われるんですね。僕はまさか若い世代の人がそんなことを言うとは思ってもいなくて、やっぱりショックを受けます。で、言葉を一瞬失ってしまうんですね。言い返せなくなってしまうんです。そういう中で「世間の人って、部落をこういう眼で見てたんだ」と。

2018-09-12 20:01:22
橋本 至 @kid75

地域に住んでた時は感じなかったけど、地域の外に住み始めて、僕を部落と分からないから、節目節目とか場面場面でそういうことを感じていく中で「部落ってことは言わん方がいいんやな」と、マイナスな価値観を僕自身が内面化していく。

2018-09-12 20:01:22
橋本 至 @kid75

そして大学時代4年間、やっぱり悩みました。そういう時期もありました。

2018-09-12 20:01:23
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