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茂木健一郎
@kenichiromogi
私は、個人的に「メモ」はほとんど取らない。取るとしたら、「頭の中」でとる。そして、最終的なプロダクト(例えば文章)にいきなり結びつける。つまり、「メモ」という「中間段階」を省略している。
2018-09-14 08:19:15
茂木健一郎
@kenichiromogi
脳内メモの良い点は、その構成が有機的、動的に変化することである。たとえばあるプロジェクトに取り組んでいるときに、関連することを脳内でイメージして、ときどきワーキングメモリとして起動しておく。すると、無意識の中に再編され、結びついて、新たな発見があることが多い。
2018-09-14 08:20:38
茂木健一郎
@kenichiromogi
メモをとるのが、最終的なプロダクトへの準備だとすると、むしろ、その段階を省略していきなりつくり始めたり、書き始めたり、描き始めたりする方が効率が良い。そのことによって、脳内の動的な再編成の機能が阻害されないで進んでいく。
2018-09-14 08:21:51
茂木健一郎
@kenichiromogi
メモを取らないと、大切なことを忘れてしまうという恐れがあるかもしれない。しかし、ほんとうに重要なことだったら、戻ってくる。忘れるようなことは重要ではなかったと見切ることもできる。また、忘れても、無意識の中には痕跡がちゃんと収納されていて、それが今後の認知、行動に影響を与える。
2018-09-14 08:22:49
茂木健一郎
@kenichiromogi
もっとも人にシェアするための「メモ」は別で、それは、コミュニケーションという文脈の中で、むしろそれ自体が最終「プロダクト」になっている。しかし、「メモ」を間主観性で流通させる意図がない限り、メモを省略していきなり最終プロダクトにしてしまう方が理にかなっている。
2018-09-14 08:24:00