40代のオッサン(独身貴族)とJKがどちゃくそ恋愛してセックスする話

Ctuberはアマゾンズとかで「狩り開始~」とか言ってたやつのアレ。
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帽子男 @alkali_acid

40代のオッサンがJKとどちゃくそ恋愛してセックスする話が読みたい。

2018-06-10 13:39:11
帽子男 @alkali_acid

いい歳こいたオッサンが、我が子ぐらい年の離れた小娘といい感じになってたいして自重もせずに肉体関係結びまくるやつが読みたいんだよなあ。

2018-06-10 13:41:23
帽子男 @alkali_acid

オッサンに家族がいると離婚とか訴訟とかめんどうだから独身貴族ってことにしよう。 独身貴族。 いいよね独身貴族。死語じゃん。うるせえ!あ、あれだ異世界では現役なの!!異世界では!独身貴族って言葉は現役なんですー!!文句あるか!!

2018-06-10 13:43:28
帽子男 @alkali_acid

異世界とかあれじゃん。中世っぽいから、みんな十代で結婚してると思う?んな訳ねー。今も昔も西も東も、生涯家庭を持たずに終わるやつなんていっぱいたんだよ。貴族だって次男とか三男とかはなあ。僧門に入るか軍営に入るか。

2018-06-10 13:45:54
帽子男 @alkali_acid

つー訳で四十代の独身貴族はいた。いたんだ。 身長は一メートル八十ぐらいで、出自たる三眼族の中ではかなり小柄な方。故に陶槌ではなく磁剣を得意とし、陶鎧も従童向けのものを改造して使っていた。もっとも愛馬は大柄で燃えるような紫毛だった。 男の名はウモン。

2018-06-10 13:51:44
帽子男 @alkali_acid

大地が火の太陽を巡る周期に生まれ、三十四の数え歳の日に初めてひとりで宇宙(そら)から降り来る毒蛾をしとめ、騎士の誉を得た。これは三眼族の中では早くも遅くもない。

2018-06-10 13:53:16
帽子男 @alkali_acid

ただ当世気質というやつで、盲目の詩人で読み書きと楽器の演奏を学んでおり、やや文弱の風にも染まってはいた。 とはいえ緑の肌はよく火の太陽の光に焼け、細身のようでいながら筋骨は隆々とし、ほかの独身貴族とともに湖面を駆けるさまは祖先たるもののふのよすがをとどめていた。

2018-06-10 13:57:09
帽子男 @alkali_acid

四十二を迎えた時、ウモンは愛馬と故郷を同時に失った。宙の裂け目から毒蛾の大群が押し寄せ、鱗粉が牧場を、瓜畑を、用水と花堤を焼き尽した。 まるで氷の太陽の周期の末期を想わせるむごたらしい光景。兄や一族のものが領民を指揮して地下壕へ逃れるあいだ、独身貴族は湖面にとどまって戦った。

2018-06-10 14:00:09
帽子男 @alkali_acid

矢を射尽くし、磁剣を振るい、細かな鱗粉の混じる空気に愛馬が肺を焼かれ、たてがみを燃え上がらせて苦しむのをどうにもしてやれないまま、みずからも咳き込み、なお波痕を描いて駆け回り、恐るべき羽虫の営巣を阻むため殺戮を続けた。

2018-06-10 14:02:39
帽子男 @alkali_acid

ほかの独身貴族はひとり、またひとりと倒れ、あるいは懸命にも地下壕へ撤退していったが、ウモンは最後まで踏みとどまった。誰もはたらきを目にせず、詩人は武勲(いさおし)を残してくれぬもしれぬと考え、おのれをたたえる歌をつたなくひねりながら。

2018-06-10 14:04:52
帽子男 @alkali_acid

もし、いよいよという時になって、毒蛾を貪り喰らう飛び牡丹(ぼたん)が、虚空のねじれを押し広げてあらわれなければ、この四十代の独身貴族がJKと恋愛することは永遠になかったろう。

2018-06-10 14:07:05
帽子男 @alkali_acid

禍々しい鈍色(にびいろ)の花が閉じたり開いたりしながら何輪も何輪もあらわれ、次々に羽虫を襲いだしたのだ。 独身貴族として経験の浅いウモンには初め何が起きているのか理解できなかった。周囲に警告してくれるような年配の騎士はおらず、牡丹が近くの大気をゆがめながら突進してきた際も、

2018-06-10 14:11:25
帽子男 @alkali_acid

ただ磁剣を振りあげ、伸縮を繰り返す鈍色の怪花を断ち切ろうとしただけだった。 そして、それは起きた。

2018-06-10 14:12:39
帽子男 @alkali_acid

我々の世界で言えば、ちょうど若者が砂利積みトラックに轢かれるのと同じ状況だ。 牡丹に弾き飛ばされたウモンは、傷ついた肉体ごと、世界と世界のあいだに入った亀裂に放り込まれた。

2018-06-10 14:16:18
帽子男 @alkali_acid

めくるめく光と闇の連続の中で、ウモンはもがき、必死に暴れた。 幸運というべきか、不思議な力のはたらきというべきか。この四十代の独身貴族は、宇宙の虚無の中にも、恒星の灼熱の中にも飛び込まず、とある岩石惑星の大気圏内、それも地表からわずか数メートルの高さに転げ出た。

2018-06-10 14:18:57
帽子男 @alkali_acid

さらにその大気というのが、ウモンにとってやや酸素が濃く、窒素が薄いだけの、呼吸可能なものだった。重力もわずかに軽い程度。 騎士はうめきつつ立ち上がり、なめらかなコンクリートの舗装となじみのないLEDの街灯に三つの眼をすがめた。やがて不吉な物音に気付く。 「うぬ…」 毒蛾か、牡丹か。

2018-06-10 14:21:43
帽子男 @alkali_acid

いや、前方から疾走してくるのは、巨大な砂利積みトラックだ。

2018-06-10 14:23:23
帽子男 @alkali_acid

周囲を見渡せば、山の中だ。三つの眼が何度か瞬いて、光の波長になじませていく。 仕留めた獲物を確かめるため、トラックに近づいていくと、幌が破れて積み荷が路上に落ちている。砂利ではない。 「ぬ…これは生きものにあらず…荷車か…?」

2018-06-10 14:27:19
帽子男 @alkali_acid

木箱に近づき、磁剣で蓋を切り開くと、中にはぎっしりの緩衝材と、縛られたまま鼻血を流して気絶している少女。女子高生である。 「…人間?…だが眼が二つのみ…額の眼はどこへ…?」

2018-06-10 14:30:02
帽子男 @alkali_acid

JKはうめき、目を開くと、陶器の鎧に身を包んだ緑の肌、三つ目の男を見上げる。 "たす…けて…" 呟くと、また意識を失う。 四十代の独身貴族はとまどったようにうめいてから、ひとまず刃を鞘に収めた。

2018-06-10 14:33:11
帽子男 @alkali_acid

◆◆◆◆ JKが目を覚ますと、奇妙な場所にいた。まるで異世界。 生木を斬って組んだあずまやに、木の葉を重ねたしとね。 外から奇妙な匂いがする。 ちなみにJKの名前はハルミとしておこう。 のそのそと四つ足をついて出入り口から這い出そうとして悲鳴をもらす。

2018-06-10 14:35:45
帽子男 @alkali_acid

あずまやは木と木の間にわたした足場の上に築いてあったのだ。 「なにこれ!?」 ハルミが真下をのぞきこむと、気を失う前に見たあの異形の人物が、焚火の前に座っている。枝に刺した鳥みたいのが炙られている。周囲に飛び散っている黒い羽毛からしてカラスっぽい。 「ひぃっ…」

2018-06-10 14:38:54
帽子男 @alkali_acid

緑の肌をした男は、すぐ声を聞きつけて顔を上げた。目が三つ。額の眼はほかより小さいが、確かにある。肌は緑だし、顔つきは下唇を押すように牙が二本生えている。鼻は高いのに顎は細い。白人とも黒人とも黄色人ともつかない。特殊メイクだろうか。いや目が動いた。

2018-06-10 14:41:18
帽子男 @alkali_acid

「あの…えっと…お、おりてもいいですか?」 女子高生が尋ねると、怪人は三つの眼を別々に瞬かせた。 言葉が通じてない感じがある。和音をいくつも同時に鳴らしたような返事があるが、もちろん意味不明だ。

2018-06-10 14:43:10
帽子男 @alkali_acid

ハルミがすくんでいると、むこうは、焼いていたカラスの肉を放り出して、いきなり木を駆けのぼって来る。よく見ると、幹に足場や手がかりになる傷が刻んである。 「ひぇっ」 逃げるよゆうもなく、捕まる。 「ごめんなさい!ゆるしてください!」 理由もなく謝るが、怪人はハルミを掬い抱くと

2018-06-10 14:44:37
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