最強無敵の女騎士が呪いで男体化してチン負けしちゃう話

タイトル通りだよ
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帽子男 @alkali_acid

> 男体化女騎士が大暴れする奴お願いします! odaibako.net/detail/request… #odaibako 小説にできなかったけどTwitter小話でOKってことにして下さい。

2017-11-01 00:37:16
帽子男 @alkali_acid

男体化騎士のやつを書こう書こうと思って数パターン考えてみたんだがうまく筆が乗らないので供養する

2017-10-31 21:12:13
帽子男 @alkali_acid

@alkali_acid 「獣の呪い」という話でなんか露骨にブラッドボーンみたいな筋書きになってしまったが

2017-10-31 21:12:50
帽子男 @alkali_acid

@alkali_acid 饐えた血の匂いと獣臭のただよう街の広場。 暗闇に篝火が燃える。周囲に毛皮をまとった半獣半人がうろつき、炎を恐れるでもなく低いうなりをこぼし、涎を垂らしている。 ちぎれた男の手足やはらわたを抉られた胴がばらばらになって転がっている。食べ散らかしたあとだ。

2017-10-31 21:18:22
帽子男 @alkali_acid

@alkali_acid 旅装束を引き裂かれた女が、四つん這いになってあえいでいる。おおいかぶさる半獣と同じように口から涎を垂らし、目からは涙をあふれさせている。 たわわな乳房が揺れて、地面をこすらんばかりだ。 雄たけびとともに、巨大な雄が腰を打ち付け、したたかに性を放つ。

2017-10-31 21:20:02
帽子男 @alkali_acid

@alkali_acid 女もまた狂ったような嬌声を放つ。ほつれ髪を振り乱した頭を鉤爪の生えた手が抑えつけ、なおも、腰だけを上げさせたまま逃さぬようにし 次の半獣が挑みかかる。嗚咽が漏れるが、群はまるで意に介さない。ほこりまみれの肌に赤い筋を刻み、血まみれに変えてゆく。

2017-10-31 21:22:36
帽子男 @alkali_acid

@alkali_acid 十匹、いや二十匹が柔肉を貪っただろうか。双孔から白濁を逆流させながら、弱々しく痙攣するだけになった獲物の鼻先に、不意に生首が一つ転がる。 うつろな瞳がいっぱいに開き、とうに忘れていたかに思えた人の言葉が漏れる。 「あな…た」

2017-10-31 21:25:53
帽子男 @alkali_acid

@alkali_acid 死んだ男の顔に惚けたように惚けたかのごとくつぶやく女に、四方から荒々しい笑いが押し寄せる。 腕が足が、ひきずりだした腸がおもちゃとなって宙に舞い、それぞれを獰猛なあぎとが咥えとって咀嚼する。 骨の砕ける音と、肉を噛む湿った響きが重なる。

2017-10-31 21:27:20
帽子男 @alkali_acid

@alkali_acid “おまえも、腹が減ったろう” 闇の奥から誰かが囁く。かすれて、しかしはっきり聞こえる声で。 ほかのどの獣よりも大きく、黒々と瘴気をまといつかせた影が、死体の山で築いた玉座から狂宴を見おろしている。

2017-10-31 21:29:05
帽子男 @alkali_acid

@alkali_acid 「う、ぁ、う…ぉ、ああああ!!」 凌辱しつくされた女はあえぎ、むせび、うめき、うなり、いきなり勢いよく夫だったものにかじりついた。 あたりの騒ぎはいっそう激しくなり、遠吠えが無数にほとばしって、大気を震わしうちのめす異様な音曲と変わる。

2017-10-31 21:31:09
帽子男 @alkali_acid

@alkali_acid 煙とともに踊る真紅の舌のあいだから、火の粉が爆ぜて星なき夜を彩る。 半獣半人の節なき歌と踊りは、暁など訪れぬと決め込んでいるかのごとく、いつまでもいつまでも続いた。

2017-10-31 21:33:46
帽子男 @alkali_acid

@alkali_acid やがて朝ぼらけ。 曇天のもと、街道を遍歴の騎士がゆく。頑丈そうな灰色の去勢馬にまたがった、無地の甲冑の乗手。 従者は連れず、盾には紋章もない。ただ小さな一輪の百合だけを小さく刻印している。

2017-10-31 21:36:12
帽子男 @alkali_acid

@alkali_acid いかにも軍(いくさ)向きの俊足で、荒れた径をたどり、次第に人通りが増えてるなか、午後には宿場に入る。 堰で止まった川の水のごとく、巡礼や流民や隊商でごった返し、大変な混みようだが、巧みに分けて進んでいくと、周囲には次第に街娼の姿があらわれてくる。

2017-10-31 21:40:14
帽子男 @alkali_acid

@alkali_acid まだ黄昏は前だというのに仕事熱心で、通るものを次々に誘うが、さすがに武家にちょっかいをかけるのはためらうようす しかしよく見ると奇妙にも、薄衣をまとい濃い化粧をした淫売は皆、男なのだ。 もっとも騎士は気にするそぶりもなく、素通りしていこうとする。

2017-10-31 21:42:20
帽子男 @alkali_acid

@alkali_acid やがて前方でなにやら言い争う声がして、ひときわ年若い、というよりまだ年端もゆかぬ陰間が走ってくる。 「殿様。今夜の宿はお決まり?ウチがいいとこに案内しますよ」 長い睫をしばたたいて、品を作ってみせる相手に、馬上の戦人は面頬の降りた兜を向ける。

2017-10-31 21:44:56
帽子男 @alkali_acid

@alkali_acid 「すまぬが間に合っておる」 金くさい響きだが、女のものと知れる。 「おや、奥方?えへへ、ウチ、そっちでも楽しませてあげますよ」 「いや、私は純潔の誓いを立てた身でな」 のんびり話し合ううちに、向こうから重い足音が近づいて来る。

2017-10-31 21:47:17
帽子男 @alkali_acid

@alkali_acid 「やいやい、その色餓鬼は先に俺達が買うと決めたんだ。金バケツ野郎はすっこんでろ」 目を血走らせて叫んだは、身の丈七尺はあろうかという大兵肥満の男。手下を二、三人連れている。 刺股だの弩だのを持ち、革鎧をまとったいでたちは、凡そ堅気ではない。

2017-10-31 21:49:30
帽子男 @alkali_acid

@alkali_acid 「私は争う気はない」 籠手をはめた腕を上げて、そう穏やかに諭す女騎士に、しかし幼い男娼はしつこく訴える。 「奥方様」 「出家の身じゃ」 「尼様、あいつらはとんでもない荒くれなんです。このまえだってウチの商売仲間が四人がかりで嬲られて半殺しです」

2017-10-31 21:51:31
帽子男 @alkali_acid

@alkali_acid 「すまぬが。私は誓いを立てた身。いたずらに争う訳には」 「おう。どきゃあがれ金ばけつが!」 「へへ。こいつ騎士のまねしたあまっちょだ。どうせほっといても化け物の餌食ですぜ」 「その前に俺達で楽しんでもいいや」 「ふん。そいつはいい。まとめて」

2017-10-31 21:53:25
帽子男 @alkali_acid

@alkali_acid ぞろぞろと取り囲む男達。すると女騎士は鞍についたまま周囲を見渡すと盾の百合紋を叩いた。 「この紋の意味は分かるか。私は白く清き百合の修道騎士団に身を置く。誓いは多くないが、しかし決して破れぬ」 「しとめろ!」 矢が兜にぶつかって跳ね返る。

2017-10-31 21:56:18
帽子男 @alkali_acid

@alkali_acid 「尼様。うちを乗せて、逃げて」 必死にとびはねる少年にもかまわず武者は言葉を続ける。 「一つ、純潔を守ること」 「なんだこのあま?」 「どうなってる」 「二つ、戦においては勝つか死ぬかいずれかを選ぶこと」 「ああ?」 「三つ、捕虜はとらぬこと」

2017-10-31 21:59:29
帽子男 @alkali_acid

@alkali_acid 「今の矢は数に入れぬ。そうそうに立ち去れ」 のんびり喋っているあいだに、荒くれの一人が番えた矢を今度は鎧の継ぎ目を狙って射込む。 女騎士はうるさそうに盾ではじいて、溜息をついた。 「言葉が通じぬ獣か」

2017-10-31 22:01:44
帽子男 @alkali_acid

@alkali_acid 「なんだと?俺達は化け物退治に来た傭兵よ!」 「てめえも隣町に住み着いた妖怪の仲間だな」 「よい」

2017-10-31 22:02:05
帽子男 @alkali_acid

@alkali_acid 女騎士は鞍につるしていた戦槌を外すと、片腕で軽々と振り回して告げた。 「うぬらの愚かさでは命を落とす。少し早めても致し方あるまいな」 馬が稲妻のように疾駆して、いきなり首領と思しき巨漢を通り過ぎざま、鉄塊が頭蓋を柘榴のごとくはじけさせる。

2017-10-31 22:04:28
帽子男 @alkali_acid

@alkali_acid 「おかしら!」 「おい」 そのまま鞍上から飛鳥の如く離れ、弧を描いて宙を跳び、あわてふためく斧を持った男にまた得物を振り下ろし、肉塊に変える。 「まて!俺達が悪かった!」 「捕虜はとらぬ」 弩を持った男に、つかつか歩み寄り、武器を横凪ぎにひしぐ。

2017-10-31 22:07:42
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