夢日記「既製品を買え」冒険者の先輩が言い放った力強いアドバイス

いつもの自分向け備忘録
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にゅい @lanuit2012

仮眠でちょっと自分のためになりそうな夢を見たので、書き留めておく。ファンタジーな世界観だったけれど、内容はとても示唆に富んでいた。たぶん今の私にとっては、結構、重要な内容だったと思う。

2018-09-21 17:58:54
にゅい @lanuit2012

舞台は剣と魔法の世界。冒険者ギルドがあって、「戦士」とか「魔術師」とか型にはまる必要はなく、ただ自分の持っているスキルを活かして組み合わせて、魔法剣士でも神官戦士でも魔法の使える薬師でも、好きなように生きられた。私は夢の中で「とにかく勇名を馳せたい」なんて本気で考えていた。

2018-09-21 18:04:30
にゅい @lanuit2012

ところが私ときたら、とにかく手先が壊滅的に不器用で、かつ、よくヘマをやらかした。集めた薬草は保管がわるくて傷み、解毒剤の材料にあるトカゲは作業の工程で消し炭にしてしまい、集めた素材を片っ端から無駄にしては、仲間にからかわれていた。私自身、そんな自分がイヤでしかたなかった。

2018-09-21 18:07:27
にゅい @lanuit2012

皆は、なにをどうやっているのか、素材を楽々と望んだものに作り替える。私は解毒剤ひとつ作れた試しがない。その日も何かヘマをやったちょうどその時に、3人組がやってきた。ヘマばかりする私をからかうのが楽しみというヤな人たちだった。間の悪いところに来たなあ、とため息をついた。

2018-09-21 18:11:08
にゅい @lanuit2012

今回やらかしたヘマは惨状がひどかったので、私の作業場は焦げたものと傷んだものと乾燥させるつもりが転んで潰してしまったものとがずらり並んでいて、さすがの2人もどこからツッコもうか、と呆れ顔。その時、2人の後ろから1人の男性が前に出てきた。普段はただ、黙って見ているだけの人だった。

2018-09-21 18:16:04
にゅい @lanuit2012

彼は開口一番、こう言った。「既製品を買え」ひどい有様の作業場をひとわたり見回してから「こんな風に手間と時間をかけて集めた素材を無駄にするなら、いっそ人に気前よくくれてしまえ。そして自分は既製品を買えばいい。」でも、と私は口ごもった。

2018-09-21 18:18:41
にゅい @lanuit2012

一応、私が悪戦苦闘して結果ヘマばかりするのには理由があった。既製品は手作りに対して割高だし、皆は既製品なんか使ってない。私はそういう旨のことをぼそぼそと言い訳した。だが、彼はかぶりを振って言った。

2018-09-21 18:20:43
にゅい @lanuit2012

「お前の目標はなんだ。(冒険に必要になる色んな)薬を上手に作れるようになることか。違うだろう。お前は名声を求めている。ならばこれは時間の無駄だろう。時間と手間は金で買え。お前が上達したいのは剣と魔法のはずで、自分でも不得手と分かっているコレではないはずだ。」

2018-09-21 18:23:10
にゅい @lanuit2012

「周りは手作りを持参している?人の目なんか気にするな。割高になる?自分への投資だと思え。金が足りなくなったら、無償で集めた素材を気前よく分けてやった仲間のところに無心に行け。それが心苦しいなら、その相手は我々にしろ。我々なら気兼ねはあるまい。」

2018-09-21 18:25:32
にゅい @lanuit2012

普段は私をからかって楽しんでいる2人も、彼の言うことに、いちいち頷いている。私は彼を2人の寡黙な腰巾着だと思っていたのだが、とんでもない。力関係は私の予想の正反対だったようだ。2人も彼の提案に快く乗ってくれそうなところを見ると、案外いい人なのかも、と私は思った。

2018-09-21 18:27:20
にゅい @lanuit2012

ここで目が覚めた。夢の中の彼は実にいいことを言った。苦手なことはやるな。得意なことをやれ。苦手なことが毎日の暮らしの中で避けられないものなら、それはお金で解決してしまえというのだ。そして方々に貸しを作っておけ、とも。必ずこの助言は役に立つと思うから、夢日記としてまとめておこう。

2018-09-21 18:29:26