性悪ゴブリンが、女騎士や女勇者やエルフの姫を屈服させてハーレムで暮らす話
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前回の話
本編
チビで性悪のゴブリンが、誇り高き女騎士や女勇者やエルフの姫を屈服させてハーレムでうはうは暮らす話を考えてたわけよ。結局さ。 は?なんでこいつが?みたいなむかつき、納得の行かなさ、不快、そういうものがね。ハーレムには必要。さっきからぐちゃぐちゃ言ってたのはそれ。
2018-09-29 18:38:20まずゴブリン。人間の子供ぐらいの大きさ。緑の肌に髪の毛のない丸頭。尖り耳に鉤鼻。黄色い三白眼にギザギザの歯。笑い声が「ギヒヒ」と不快。 悪企みと裏取引が支配する街ゴブリンタウンに生まれ育ち、戦場で屍を剥ぎ、怪我人を捕まえ売り飛ばすおげれつ部隊「腐肉漁りの鴉の兄弟団」の見習い。
2018-09-29 18:42:03だが薄汚い故郷は、積み重ねた罪の報いを受けてか、竜騎士を擁する大国ドラゴニアの侵攻を受け炎上。親兄弟も仲間も敵も取引先も、百貫でぶの王様ゴブリンキングもみんなまとめて灰燼に帰した。でも小鬼に人の心はない。死んじまったものはしょうがないとけろっとしてる。
2018-09-29 18:44:37何の因果かこれまた大昔に滅びた闇の国に落ち延びて、今はそこの王様、ということになっているが国民なんてもちろんいやしない。本人はさっさと金目のものを見繕ってもっと賑やかで盗みも騙しもしやすい土地へ逃げ出すつもり。 名をボルボ。ゴブリンの男としてはまだ若いが、悪事の腕は確かだ。
2018-09-29 18:46:34お次はハーレムの面々。女騎士。これはゴブリンタウンを焼き尽したドラゴニアの天竜を駆る娘で、名をシルヴィア。銀髪銀眼に透き通るような白い肌。竜の炎で鍛えた白銀の甲冑と利剣を携え、穢れた街から散った小鬼の残党を狩っていたのだが、闇の国に入ったところで罠にかかり、あわれ純潔を失う。
2018-09-29 18:48:48奇妙な話だが、シルヴィアはみずからの恥辱の元であるゴブリンを憎からず思っているよう。いつでも殺せるというのに刃を振るおうとはせず、闇の国で一緒に暮らしている。まるで妃であるかのように。
2018-09-29 18:50:31続いては女勇者。まあ英雄の子孫とでもいうべきか、ドラゴニアと匹敵する大国クレセント帝国の剣豪で名をルーナ。かつて古き闇という邪悪の首魁、要は魔王ね、そいつを屠った男の末裔で、伝説の武器である聖なる三日月刀を使いこなす。
2018-09-29 18:52:43褐色の肌にうねる黒髪と黒瞳。深紅の衣をまとい、毛皮を緋に染めた駱駝にまたがる。古き闇の復活の気配を察して闇の国を調べに来たが、やはり罠にかかり、小鬼と契りをむすぶ破目に。
2018-09-29 18:54:25実はルーナは小さい頃ゴブリンのとりかえっこ、チェンジリングとして育った。そのせいでかゴブリンの男なんて、と初めは蔑んでいたが、今はどことなく慕わしいようすを見せる。ちなみにシルヴィアとは敵国のつわもの同士、犬猿の仲に見えたが、案外うまがあうようだ。
2018-09-29 18:55:38最後はエルフの姫。というか人妻なのだが。東洋の不无民国(ふしみんこく)からやってきた日出る地の女。暁の妖精、ドーンエルフという種族だ。名をツィーツィー。玄妙の術を操る霊幻道士、というか道姑で、キョンシーというぴょんぴょんはねるアンデッドを作るのが得意。
2018-09-29 18:58:06民国副総統の第七十七夫人で、高齢の夫を総統にするため、復活を遂げつつある闇の国に何かを感じ、探索にやってきたようだが、先着のボルボ達との戦いの果てに落花狼藉を受けるはめに。 ちなみにダークエルフが黒肌、ライトエルフが白肌ならドーンエルフは黄肌。切長の瞳でほっそりした体つき。
2018-09-29 19:00:06目尻に赤い隈取り、黄杉(こうさん)をまとい、手には払子。なぜか西洋で広く通じる貿易語に堪能だが、喋り方にはくせがある。 かかる美女三人に囲まれて、小鬼の暮らしは幸せの絶頂。うらやましい。うらやましいな。いいなあハーレム。
2018-09-29 19:05:21◆◆◆◆ 「ギ…ギギギ…ギッ」 全身に針を生やしたゴブリンが、あおむけになったまま痙攣している。 「おい、泡を吹いているが大丈夫なのか」 「おかしいアルなあ…単に動きを封じる経絡だけ刺したはずアルが」 「気にする必要ありませんわ。ボルボさんの大切なところは元気ですし」
2018-09-29 19:07:25人間とエルフの女三人がなまめかしい肢体に一糸もまとわず、あぐらを掻いて周りを囲んでいる。 最も小柄な黄の肌の娘、とがった耳を持つ東洋の道姑がぽんと拳で掌を打つ。 「頭に刺した針が一本多かったかもアル!」 「気をつけろ。こいつは丈夫だがそれでも死ぬかもしれん」 「てへへアル」
2018-09-29 19:10:02ツィーツィーがほっそりした指で針を引き抜くと、やっとボルボの小刻みな震えが止まった。だが相変わらず金縛りは続いているようだ。 「でもよかったアルか?これだとボルボ何もできないアルよ?」 「逃げ回られるよりよい」 「まったくいつになったら観念してくださるのかしら」
2018-09-29 19:12:32ゴブリンが夜伽を拒んで闇の国の宮殿地下にある宝物庫に隠れようとしたのを、騎士と剣豪がふたりがかりで狩りだし、ふてくされているところに眠り薬を飲ませ、ぐったりしたところを、道姑が針で点穴したのだ。
2018-09-29 19:14:28「あの巨人の骸骨に生えていた眼玉そっくりの果物が眠り薬になるとはな…ツィーツィーの学識がなければ分からなかった」 「ウチも実物を見たのは初めてアルよ。薬農神書によると、竜の屍に生えた人の耳そっくりの茸は昂情芝、巨人の屍に生える人の眼そっくりの実は迷魂果といってアルな…」
2018-09-29 19:17:25「ギ…ギ…」 意識を失ったボルボがまた鳴き声をもらす。シルヴィアはやましげな顔になってから、ふてくされたように唇をとがらせた。 「いつも逃げる貴様が悪い…それに…あの茸は飲ませてないぞ」 「何ぶつぶつ言ってらっしゃるの?お先にいただきますね♪」 やおらルーナが身を乗り出す。
2018-09-29 19:19:41「待て!ぬけがけは」 「はいはい。ツィーツィーさんよく見てて下さいね。勉強ですから」 左右から美女ふたりが、小鬼の並の男より大きな屹立ににじり寄る。 やや離れたところで細身の娘がごくんと唾を呑んだ。 「ウチ…房中術はちゃんと…学んだ…アルが…でも…見学は大事アル」
2018-09-29 19:21:53ルーナがかがみこみ、褐色の乳房を掬い上げるようにして剛直に近づけると、シルヴィアも白磁の胸毬を同じようにして肉幹を挟み込み、それぞれ競うようにして亀頭に舌と唇を重ねる。
2018-09-29 19:23:16騎士と剣豪はそれぞれの柔肉を潰し合わせながら、雄の印に唾液をまぶし、先走りと混ぜてこね、争うように、いつくしむように接吻をかわしつつ、身動きのとれぬ盗賊を官能の極みへと導いていく。
2018-09-29 19:24:59