2018年9月30日

台風接近で電車運転の取りやめ、営業時間短縮を容認する風潮をあえて批判する

台風でコロッケを買う、雷雨で飲み会に行く方がマシに思えるいやらしい風潮。これを何回も経験すると「日本は災害に弱い国に逆戻りした」ようにも思えると思うが？

過剰反応モンスター自然災害

台風接近で電車の運転取りやめはわかるけど、営業時間短縮とかは聞いたことがない。災害にしろ犯罪リスクにしろそれに対してこの社会は強くなっているにしろ、行動のソフトは昔から変わっていない。

2018-09-30 19:13:13

台風対策で鉄道運行見合わせや営業時間短縮とかというのがまかり通るとどうなるか？例えば2017年に北朝鮮ミサイル関係での鉄道会社の対応が問題になったが、この時も「一般市民に対する刷り込み」が問題視された。要は、日常生活が成り立たないというものを刷り込ませることができる。

2018-09-30 19:13:13

2011年の東日本大震災発生時、交通機関の不全を理由にした学校の休校をPTAに批判したモンスター族が発生した。PTA側は懸命に「高校生に二輪車の運転は法律上可能でも現実には不可能」などとクレーマーを沈黙させるべきだったがPTAはクレーマーの要求を飲み、高校生のバイクを事実上解禁した。

2018-09-30 19:13:13

二輪車を解禁した弊害はすでに出ていて、地方を中心に公共交通や若者向けサブカルチャーの低迷が発生している。特に、自転車に関しては大打撃を受けた。娯楽用の自転車が若者相手には売れなくなり、大人を相手にしなければならない状況となっている。クレーム一つで若者から若者らしさが消えた。

2018-09-30 19:13:14

同様に、台風がらみでの営業時間短縮や運行時間短縮についてもそう。このようなものが日常的にまかり通ると、日本はハード面で災害に強いが、ソフト面では弱いという印象を外部に与えてしまうと思う。

2018-09-30 19:13:14

私の考える「災害に強い社会」とは、インフラや建物などが災害で大きな被害を受けることが少なくなり、かつ日常生活が邪魔されない社会であるというものだ。日本は「リスクに弱い」社会になってきてはいないだろうか？

2018-09-30 19:13:14