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【まるわかりノーベル賞2018】 ノーベル賞医学・生理学賞の発表は本日、日本時間18時30分以降です。 まもなく発表ですが、その前に、注目すべき日本の研究や候補者のおさらいを特設サイトで! www3.nhk.or.jp/news/special/n…
2018-10-01 18:00:53【 #速報 】 ことしのノーベル医学・生理学賞の受賞者に、免疫の働きを抑えるブレーキ役となる物質を発見し、がんに対して免疫が働くようにする新たな治療薬の開発などに貢献した京都大学特別教授の本庶佑さんが選ばれました。
2018-10-01 18:33:06【ノーベル医学・生理学賞に本庶佑さん 京大特別教授】 ことしのノーベル医学・生理学賞の受賞者に、免疫の働きを抑えるブレーキ役となる物質を発見し、がんに対して免疫が働くようにする新たな治療薬の開発などに貢献した京都大学特別教授の本庶佑さんが選ばれました。 www3.nhk.or.jp/news/html/2018…
2018-10-01 18:37:46【ノーベル医学・生理学賞に本庶佑さん 京大特別教授】① 本庶佑さんは、免疫の仕組みを明らかにする研究に長年取り組んできて、以前からノーベル賞の有力な候補者と言われてきました。
2018-10-01 19:12:58【ノーベル医学・生理学賞に本庶佑さん 京大特別教授】② 本庶さんは京都大学医学部を卒業後、いずれもアメリカにあるカーネギー研究所や、NIH=国立衛生研究所で研究したあと、37歳の若さで大阪大学の教授に就任するなどして免疫の仕組みを研究してきました。
2018-10-01 19:13:25【ノーベル医学・生理学賞に本庶佑さん 京大特別教授】④ 本庶さんは平成4年に免疫細胞の表面に「PD-1」というこれまで知られていない 新しい物質があることを発見します。
2018-10-01 19:14:27【ノーベル医学・生理学賞に本庶佑さん】⑤ 当初はどのような働きがあるのか全く分かっていませんでしたが、「PD-1」の働きを止めると免疫反応が過剰に働くことがわかり、発見から7年後の平成11年、この物質が免疫が働くのを抑えるいわば「ブレーキ」の役割を果たしていることを突き止めました。
2018-10-01 19:15:14【ノーベル医学・生理学賞に本庶佑さん 京大特別教授】⑥ さらに、がん細胞がこのメカニズムを利用してヒトの免疫を逃れていることもわかります。
2018-10-01 19:16:07【ノーベル医学・生理学賞に本庶佑さん】⑦ そこで、がん患者の体内で「PD-1」が働かないようにすることで、再び免疫ががん細胞を攻撃するようにして治療するというそれまでの抗がん剤とはメカニズムが全く違う新しいがん治療薬の開発につながり「オプジーボ」という名前で売られるようになりました。
2018-10-01 19:16:46【ノーベル医学・生理学賞に本庶佑さん 京大特別教授】⑧ この薬は、日本で皮膚がんの治療薬として承認され、続いて肺がんの治療薬としても承認されるなど今では世界中の医療現場で使われています。
2018-10-01 19:17:03【ノーベル医学・生理学賞に本庶佑さん 京大特別教授】⑨ 免疫の力を利用してがんを治療しようというがんの免疫療法を医療として確立し、▼手術、▼抗がん剤、▼放射線治療に続く第4の治療法となるきっかけを開いたとして高く評価されていました。
2018-10-01 19:17:19【ノーベル賞 本庶さん会見「多くの人に感謝」】 随時更新しています。www3.nhk.or.jp/news/html/2018…
2018-10-01 20:00:55ノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった京都大学特別教授の本庶佑さん「このたびは、たいへん名誉なことと喜んでいます。苦労してきた共同研究者、学生諸君、応援してくれた方々、また、長い間、支えてくれた家族と、多くの人に感謝します」
2018-10-01 20:09:40ノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった京都大学特別教授の本庶佑さん「極めて基礎的な研究が新しいがん免疫療法となった。この治療法によって、重い病気から回復して、『あなたのおかげだ』と言われることがあると、自分の研究の意味があったと実感し、何よりも嬉しく思います」
2018-10-01 20:10:25ノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった本庶佑さん「このような賞をいただき、大変、幸運な男だと思っています。免疫療法が、多くのがん患者を救うことになるよう、もうしばらく研究を続けたいし、世界中の研究者が努力を重ねているので、この治療法がさらに発展するよう、願っています」
2018-10-01 20:11:27ノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった京都大学特別教授の本庶佑さん「基礎医学分野の発展が一層加速し、基礎研究に関わる多くの研究者を勇気づけることになれば、私としては望外の喜びです」
2018-10-01 20:12:04本庶佑さん「午後5時前後に、電話で、ノーベル財団の先生から電話がありました。突然でしたので、大変、驚きました。ちょうど、私の部屋で、若い人たちと論文の構成について議論していたところだったのでまさに思いがけない電話でした。大変うれしく思いましたが、大変、驚きました」
2018-10-01 20:13:10本庶佑さん「生命科学については、わたしたちはどういうデザインなのか理解していない。AIとかロケットはデザインがあって、目標に向かってプロジェクトを組めるが、生命科学はほとんどわかっていないので、デザインを組むのが難しい」
2018-10-01 20:14:47本庶佑さん「その中で、応用だけやると大きな問題が生じると思う。つまり、何が正しいか分からないところで、山をみんなで攻めようというのはナンセンスだ。 多くの人にできるだけ多くの山を踏破してもらって、そこになにがあるか理解した上で、どの山が本当に重要な山かを調べる。そういう段階だ」
2018-10-01 20:15:10本庶佑さん「だから、もっと予算をばらまくべき。ばらまき方にもやり方があるが、特に若い人など、もっとたくさんの人にチャンスを与えるべきだと思う」
2018-10-01 20:15:21本庶佑さん「研究は、何か知りたいという好奇心がないといけない。そして、簡単に信じない。よくマスコミの人はネイチャー、サイエンスに出ているからどうだという話をするけれど、9割は嘘で、10年たって残っているのは1割」
2018-10-01 20:16:44本庶佑さん「まず、論文とか、書いてあることを信じない。自分の目で確信を持てるまでやる。自分の頭で考えて納得いくまでやる、というのがわたしのスタンス。 賞というのは人が決めるもので、出すところによって考え方が違う」
2018-10-01 20:17:11本庶佑さん「PDー1を見つけたときにがんにつながるとは思わなかった。たくさんの幸運があって、こういう受賞につながったと思っています」
2018-10-01 20:17:24本庶佑さん「日本の製薬企業は非常に大きな問題を抱えていると思う。まず数が多すぎる。世界で、メジャー企業は20とか30くらいだが、日本では1国だけで、創薬をやっているという企業だけで30以上ある。これはどう考えても資本規模、あらゆる国際的なマネジメント、研究で、非常に劣ることになる」
2018-10-01 21:06:29本庶佑さん「なおかつ、日本のアカデミアには、結構、良いシーズ=研究の種があるのに、日本の製薬会社は、日本のアカデミアより外国の研究所にお金をたくさん出している。これはまったく見る目がないと言わざるを得ないと思う」
2018-10-01 21:06:49