キャラクタードリブンの構造について

高嶋ぽんず@有識者 @ponzz

@toriyamazine おぅっと こちらで syosetu.org/novel/133791/

鳥山仁 @toriyamazine

@ponzz 読みました。典型的なキャラクタードリブン型の作品ですね。二次創作っぽいテイストがちょっと気にかかるんですが（好みの問題かも）、よく書けてますよ。導入部で直すところはないと思います。

高嶋ぽんず@有識者 @ponzz

@toriyamazine クトゥルーものなのでそもそも二次創作ですし、あきらかにニャル子さんの後追いプロットなのでそりゃもう二次創作めいててもしかたないのですが、それはともかく。 これがキャラクタードリブンなんですね。 よかった。俺にも書けるようです(笑)。

鳥山仁 @toriyamazine

@ponzz アストーザちゃん、ちゃんと馬鹿キャラになってますし、キャラクタードリブンの要件は満たしてますね。書けてますよ。

高嶋ぽんず@有識者 @ponzz

@toriyamazine アストーザは、前編成長しないバカキャラで通して、周囲は成長する（変化する）キャラでやれば、話も転がるしキャラも転がるという考えでよろしいでしょうか。 それともキャラクタードリブンにおいて、キャラの成長や変化は必要ないのでしょうか。

鳥山仁 @toriyamazine

@ponzz キャラクタードリブン型の娯楽作品では、キャラクターが面白さを担う構造になっているので、キャラクターの変化、成長が面白さの要素になるのであれば成長させた方が良いですし、そうで無ければ成長しなくても問題ないと思います。この手のプロットで厄介なのが、面白さと感情移入を……

鳥山仁 @toriyamazine

@ponzz ……両立させようとして、あるキャラクターは面白さ担当、別のキャラクターは感情移入担当という割り振りをやりたがる人（私の経験上、ほぼ１００％の確率で感情移入が好きな人）がいるんですが、これをやるとキャラクターがどんどん詰まらなくなっていきます。これはツッコミ役……

鳥山仁 @toriyamazine

@ponzz ……英語で言うところのstraight manを、常識人という設定から感情移入の対象と誤認して始まる失敗です。straight manは馬鹿を際立たせる引き立て役であって、感情移入の対象ではありません。ここを良く抑えておくことが肝要ですね。

高嶋ぽんず@有識者 @ponzz

@toriyamazine つまり、キャラクタードリブンの場合、競合してしまうストーリー進行（この場合、感情移入型）は組み合わせないほうがいい、ということですか。 まぁ、読者は主人公とバカキャラのボケツッコミを追いかけるだけで充足してしまうでしょうから併用する必要はないんですが。

鳥山仁 @toriyamazine

@ponzz ストーリー進行ではなくてキャラクターのタイプですね。これは、抽象的な説明をしても判りづらいので、具体例でいきます。「這いよれ! ニャル子さん」では八尋がツッコミ役で、ニャル子にフォークを突き刺すというツッコミをするわけですが、「女性に暴力を振るうのは不愉快だ」という理由で……

鳥山仁 @toriyamazine

@ponzz ……この方法を執拗に批判していた人達がいました。この批判していた人達が「感情移入重視型」なのは説明不要でしょう。で、彼らの言うとおりにして、真尋がフォーク突っ込みをやらなくなったら、彼のストレートマンとしての価値は下がってしまうわけです。

高嶋ぽんず@有識者 @ponzz

@toriyamazine 理解しました。そういうところで食い合わせの悪さがでるんですね。

鳥山仁 @toriyamazine

@ponzz そういうことです。これは、具体例で説明しないと、何が起きるのかが判りづらいんですよね。あ、八尋って書いてある。誤字だ（爆）

高嶋ぽんず@有識者 @ponzz

@toriyamazine また一つ賢くなった気がします(笑)。 まぁ、キャラクタードリブンはネタが尽きたらハイそれまでよなので、ストックがない自分にはあまり向いてませんね。書けば面白いものを提供できる自信はありますが。

鳥山仁 @toriyamazine

@ponzz 短編連作にするのが無難かもしれませんね。

高嶋ぽんず@有識者 @ponzz

@toriyamazine もしやるならそれがベターだと自分思います。