まさのあつこさん■まとめ■高梁川小田川7月豪雨の教訓

▼この高梁川にはどんな特徴があり、どんな被害が出て、どんな計画が元々あり、課題は何か。 生かすべき教訓は肱川とも多くの共通点がある。基本は情報公開と参加です。
西日本豪雨 高梁川 小田川 真備町
3
まさのあつこ @masanoatsuko
@masanoatsuko 主に3地域(上流、支流の成羽川と小田川)を回りました。高梁川水系河川整備基本方針に記された記事で見ると、流域は広島と岡山にまたがり、うっすらと見える浸水想定区域には、今回、甚大な被害を受けた真備町の流域も含まれている。一目で被害は想定内と分かる。
まさのあつこ @masanoatsuko
この高梁川にはどんな特徴があり、どんな被害が出て、どんな計画が元々あり、課題は何か。 生かすべき教訓は肱川とも多くの共通点がある。基本は情報公開と参加です。 pic.twitter.com/TlJrtd6INk
 拡大
まさのあつこ @masanoatsuko
河川法に基づいて、概ね100年の河川整備の方針と、30年程度の計画が「河川」には作られますが、この呟きはその二つと現地で取材してきたことをもとに行います。まず、高梁川の特徴です。3つありました。 pic.twitter.com/A46pB7tdxc
 拡大
まさのあつこ @masanoatsuko
特徴の一つは、高梁川ではあまりダム(洪水調整施設)に頼らず、河道を確保することに頼った治水計画になっていること。 pic.twitter.com/8RKvOljyDY
 拡大
まさのあつこ @masanoatsuko
@masanoatsuko ↑表でご覧頂けると分かるように。肱川と比べて、高梁川では治水のほとんどを河道で行うことがわかります。 それは良いことなのですが、河道を確保するということは、堤防をしっかり作ったり、川底を浚渫して深さを保ったりすること。
まさのあつこ @masanoatsuko
@masanoatsuko ↑結論から言えば、それができていなかった。
まさのあつこ @masanoatsuko
この表については、少し横道にそれて予め解説しておきますが、日本の治水計画は、この表にある「基本高水のピーク流量」という想定を作ることから始めます。洪水の時に流れる量を「これぐらい」と定め、その量をダムと河道(堤防と掘削)に配分します。 pic.twitter.com/Sjxb85smgy
 拡大
まさのあつこ @masanoatsuko
@masanoatsuko ↑例えば、高梁川では「船穂」という地点で毎秒13700立米の洪水が来ることを想定。 ダムで300貯めて、残り13400が川を溢れさせずに河道を流れていくようにする計画。 ダムという点と河道という線に水を閉じ込める計画ですが、弱点があります。
まさのあつこ @masanoatsuko
@masanoatsuko ↑想定以上の洪水が来れば、川から水が溢れるのは当然です。 しかし、想定通りの洪水が来た場合でも、この計画が完成するまでは、川から水は溢れるのです。 国は、町は、川が溢れることを前提に、家づくり町づくりを面的に考えなければ被害はなくなりません。
まさのあつこ @masanoatsuko
話を元に戻します。高梁川の特徴の2つ目は、下流に水島工業地帯があることです。 高梁川には、実はたくさんのダムがありますが、そのほとんどは発電と工業用水、水道に使われています。 pic.twitter.com/QUzMO2Rr4q
 拡大
まさのあつこ @masanoatsuko
@masanoatsuko ↑グラフをパッと見ると取水の7割が農業用水がですが、これは川から直接の取水も含んでいます。 利水をする場合、新たにダムを作り、水利権を発生させる許可権を国土交通省など河川管理者が持っていますが、農業用水には「慣行水利権」と行って別枠があります。
まさのあつこ @masanoatsuko
@masanoatsuko ↑農業用水は多くの川で7〜8割を占めています。多くが河川法ができる前からの既得権「慣行水利権」で認められていて、その把握も切り替えも合理化も、長年の課題です。 それができたら、建設不要となっていた利水目的ダムはあります。
まさのあつこ @masanoatsuko
@masanoatsuko ↑また話が逸れました。逸れたついでに「ダム建設の時代は終わった」と1990年代後半に宣言した米国政府高官は理由の一つに農業用水を挙げました。水利権の7.8割を占める農業用水を融通すれば必要な都市用水は確保できると。帰途に話を元に戻します
まさのあつこ @masanoatsuko
@masanoatsuko 7月7日、豪雨で堤防が切れて、50人超が逃げ遅れて亡くなった高梁川の話の続きです。 のっけから話が脱線してすみません。
まさのあつこ @masanoatsuko
現地取材と国土交通省のペーバーにより、高梁川には少なくとも3つの特徴があることに気づきました。そのうち2つまでを、脱線しながら呟いてきました。 pic.twitter.com/6rH6y3fc4m
 拡大
まさのあつこ @masanoatsuko
3つ目の特徴は、今回甚大な被害が出た高梁川の支流・小田川流域の真備町は、氾濫が想定されているにも関わらず、もとは農地だったところの宅地化が進んでいたことです。 pic.twitter.com/w7hxE8vu7k
 拡大
まさのあつこ @masanoatsuko
@masanoatsuko ↑高梁川にはダムあるが多くが発電と工業用水に使われ、治水を河道に依存。氾濫原には人々が沢山住んでいる。 更に加えると、倉敷市真備町は人口2万強。より多くの人口がより下流の旧倉敷市に集中(40万人強)。そういう土地柄です。
まさのあつこ @masanoatsuko
そんな流域でどんな被害が出て、どんな治水計画があったのでしょうか。 pic.twitter.com/NMEwcfyeE7
 拡大
まさのあつこ @masanoatsuko
気になって最初に訪れたのは上流部の河本ダムです。 治水機能も持っていますが、7月豪雨では但し書き操作に入りました。流入しただけ放流してよい操作。 つまり治水機能を果たしませんでした。 pic.twitter.com/Ysl6xpEHGD
 拡大
まさのあつこ @masanoatsuko
@masanoatsuko ↑地元の方に1ヶ月分の地元紙をゴッソリ頂き、気づいたのですが、この上流部では、観測史上最大の雨量を記録していました。
まさのあつこ @masanoatsuko
@masanoatsuko ↑堤体の上から写真を撮っていて、ダム直下、真正面に人家が数軒見えました。放流の直撃を受けたりしなかったのでしょうか。尋ねてみることにしました。
まさのあつこ @masanoatsuko
これが但し書き操作をした岡山県営「河本ダム」の堤体から見えた数軒の家の前まで行ってダムを撮った写真です。 pic.twitter.com/gv7ygKaq73
 拡大
まさのあつこ @masanoatsuko
@masanoatsuko ↑ダムで堰き止められている川に、左側から透き通った川が目の前で合流しています。 ダム直下に建つ工場は浸水なし。でもすぐ下の道路は水の勢いで削れていました。
まさのあつこ @masanoatsuko
幸いにもダム直下の数軒の家の前の道路には水はあがらず被害はなし。でもあと20センチぐらいでパラペット(コンクリの壁)を越えるぐらいまでヒタヒタだったそうです。 pic.twitter.com/7m2JbXq9MJ
 拡大

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?

ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする