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「Blond hair actress」(ボイスロイドSS)Torch lily

結月ゆかりと東北ずん子のお話です。 以前書いたやつのまとめになります、ボイロSSです、不馴れながら書きましたのでよろしければ。 副題はトリトマの花(Torch lily)です。
東北ずん子 ボイロSS voiceroid 結月ゆかり
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黛(マユズミ)動画投稿&創作 @fragileheart0
交通事故により最愛のパートナーである弦巻マキを失った結月ゆかりは、傷心からマキを模したロボットを作り始めるが、肝心の心を用意する事が出来なかった。
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そして次第にゆかりの心は壊れていく。ありもしない幻聴にすがり、いつしか本当の弦巻マキだと思い込むようになる。それでもゆかりは幸せだった、確かにここにマキは「いる」のだから。
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そんなゆかりのもとへ、死んだはずの"弦巻マキ"が帰ってくる、「実は入院が長引いた」とマキは言った。これでゆかりが待ち望んでやまなかった日常が戻ってきたのだ。一人の少女の人生を犠牲にして。
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その少女は言った、「ゆかりさんの為なら私はマキさんにだってなれます、体型も近いんですよ?」。いつか傷つけてしまうことになったとしても彼女の決意は固かった。それから、ずんだが大好きな緑の女の子の姿を見たものはいなかった。
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続きました ルートA 彼女の名前は東北ずん子、今は弦巻マキと名乗っている。大切な結月ゆかりの幸せな日常を取り戻す為に弦巻マキとして生きることを決めた。 亡くなった彼女の変わりにゆかりを守るそれが最善であると思ったからだ、一番近くで二人を見ていた自分だからこそ出来ると。
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その為の努力は厭わなかった、エメラルド色の瞳のカラーコンタクトに、声も近づけ、髪だってムラの無いよう染めた。緑の髪が分からないように。口癖だってそう、完璧だった。 あの日までは。
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ずん子は幸せだった、たとえ姿は変わっていても大好きなゆかりのそばに居られることを何より嬉しいと感じていた。時折、妹や姉を思い出す事はあったがその覚悟は揺らぐ事はなかった、「マキさん安心して、わたし頑張るからね」。
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ある朝。 ずん子は容姿を整えてからリビングに居るゆかりへと挨拶をした「おはようゆかりん」、するとゆかりは不思議そうな顔をしてこう言った「あれマキさん、どうしたんですかその目」。一瞬何を言っているのか分からなかったがずん子はすぐに理解した。自分が"コンタクトを着けていない"ことに。
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「マキさん?目の色が…」、「っ!」気が弛んでしまっていたのだろう、慌てた頃には手遅れであった。ゆかりは続ける「その琥珀色の目を私は知ってる…まるで‥ずんちゃんのような…」ああ、遂に知られてしまった。きっとゆかりちゃんの心は耐えられない、私は五分前の自分を呪った。
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「ごめんなさい、ゆかりちゃん騙すつもりは…」、「マキさんはやっぱり……あぁ‥」。 それからゆかりは気を失ってしまった。後の事はあまり覚えていない、パトカーのサイレンの音だけが私の頭の中で響いていた。
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病院の一室。 部屋についてみるとゆかりはもう起きていた。どんな言葉をかけて良いか分からず立ち尽くすずん子にゆかりは静かに口を開いた。「ねぇ‥ずんちゃんなの…?」マキの姿をしたずん子は唇を震わせ頷く、それを聞いたゆかりは涙混じりの声で続けた。
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それはずん子への労いの言葉だった。「ずんちゃん、私の為にありがとう今まで辛かったよね」、「えっ……?」、「私気づいたんです、マキさんが亡くなった時‥本当は沢山泣きたかったでしょうに」。ゆかりの言葉に、堪えきれない涙が彼女の頬をつたう、止まっていた時間が少しずつ動き始めた瞬間だった
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この日を境にゆかりはマキの死を受け入れる事が出来た。ずん子は、今は亡き親友の為に目と鼻を真っ赤にして泣きじゃくった。 そしてその夜、二人は同じベッドで眠り、仲良く朝を迎えた。
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……… どうも、東北きりたんです。 ずんねえさまが帰ってきた。あれからねえさまは毎日、大好きなずんだに囲まれている、ずんだを抑えていた反動だろう。ゆかりさんはロボット作りの際の知識を生かし自作のゲーム制作を始めた、やはりゲーム好きは未だに健在のようだ。
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わたしこと、東北きりたんはすべてが終わったことでホッと胸を撫で下ろした。わたしには何もしてあげられなかったから。もうあの二人なら問題ないでしょう。 ただ…実家に帰ってきた際、夜の格闘技はもう少し静かに行ってほしいです、隣の部屋のタコねえさまが不憫でなりません。
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顔を真っ赤にさせたタコねえさまを何度お見かけしたことか、 あっ…海の方じゃないですよ。 二人の関係は…同じ屋根の下ということでもう際して欲しい、ずんねえさまお幸せに。 では長くなりましたが、エピローグ担当の東北きりたんでした。ばいばい。
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ずんこの独白です。 前に書いたのを読まなくても大丈夫ですが知っていると見方が少し変わるかもしれません.. 短かめです。
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# zunko 結月ゆかり、私の初めての友達。 内気な自分に唯一、声をかけてくれた女の子。 彼女の声が、私に踏み出す勇気を与えてくれた。 私は差し出された右手を強く、ぎゅっと握り返したときのことを鮮明に覚えている。
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弦巻マキ、二番目にできた友達。 彼女には母親がおらず、どこか自信なさげにいつもオドオドとしていた。 そんなの彼女ことを少し前の自分と重ねていたのだろうか私は放っておくことができなかった、なので声をかけた、あの時ゆかりが私にしてくれたように。 今度は私が手を引いてあげる番だ。
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マキは弱々しくではあるが私の手を握り返してくれた。 勇気をだして本当によかったと思う、それからはずっと三人一緒だった、学校も部活も休みの日でさえも。
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続き みんなで行った旅行は本当に楽しかった。 遊園地でお化け屋敷に入りたがらないゆかりちゃんを力強く引きずっていくマキさんや、終始なにかを食べながら幸せそうに頬をふくらませるあかりちゃんは見ているだけで元気がわいてくるようだった。
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マキさんはお父さんへのお土産で悩んでいたので、わたしも一緒に選ぶことにした。 後日きりたんはお土産のお礼として太ももをマッサージしてくれた、はぁはぁと息をもらしながら一生懸命になってくれて、わたしの自慢の妹だ。
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葵ちゃんはおとなしそうに見えて絶叫系アトラクション好きが発覚し、意外な一面を知れてうれしくなった。 そして茜ちゃんが迷子になってしまったが園内アナウンスでなんとか見つけることが出来た。(葵ちゃんは頭をかかえていたが)そんな所も可愛いと思う。
黛(マユズミ)動画投稿&創作 @fragileheart0
それからたくさん写真を撮った、あのときの写真は今でも大事に飾ってある、わたしの宝物だ。
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そして沢山の時がながれ、何度も四季を巡り、白紙を色で埋めていった。 ふと振り返った道は大切なものであふれ返り、私を形作る「すべて」になっていた。 この道をいつまでもずっと”みんな”で歩き続けていたい、そう思った。

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