Satsuki
@Satsuki448
空手に限らず、打撃系の武術ではインパクト、決め、極め、などと言って、衝撃を瞬間に集中する稽古をする。全身の各部が作り出した衝撃の波を重ね合わせることで最大の衝撃を生むことを目指す。
2018-08-08 21:49:11
Satsuki
@Satsuki448
インパクトを作るのは確かに有効な技術なのだが、欠点もある。インパクトの持続時間も有効な距離の範囲も極めて短い。空間的な一点、時間的な一瞬に狙いを定める必要がある。
2018-08-08 21:51:36
Satsuki
@Satsuki448
インパクトのない打撃、と言う物も考える必要があると思う。動き出してから止まるまで同じ威力を保つ打撃。いつ当たっても、どこで当たっても同じ威力が保証されるならば、攻防におけるタイミング合わせも位置取りも遙かに容易になる。
2018-08-08 21:59:48
Satsuki
@Satsuki448
インパクトのない打撃は当然衝撃は小さいが、大きな力積を持たせることは出来る。体当たりに近い力積の打撃を相手の体のどこかに当てれば、相手の体勢を崩し、動きを止めることが出来る。
2018-08-08 22:03:36
Satsuki
@Satsuki448
動きを止めてしまえばインパクトのある打撃で止めを刺すことも出来るし、抑え込むことで制圧することも出来る。戦術の幅が広がるし、手加減も容易になる。
2018-08-08 22:05:36
Satsuki
@Satsuki448
手による体当たり、足による体当たり、手への体当たり、足への体当たり。崩しの第一歩は、相手の手足へのこちらの手足による体当たりではないかと思う。
2018-08-08 22:17:07
Satsuki
@Satsuki448
インパクトのある打撃は回転運動と相性が良く、インパクトのない打撃は併進運動と相性が良い。相手の姿勢を崩す武術では併進運動を採用する確率が高いような気がする。
2018-08-08 22:22:02
Satsuki
@Satsuki448
身の回りで見る限り、打撃の経験が長くて、インパクトを生み出すのが癖になっている人は崩しがなかなか身につかない傾向がある。力積の大きい長い打撃が必要な状況でも、衝撃のある短い打撃を使ってしまうためだろうと思う。
2018-08-08 22:25:45