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主人公君を油断させて取り憑くためにリーリエの姿に擬態してリーリエ消失後の主人公君に近づくが、主人公君と生活を共にするうちに主人公君の優しさにドハマリして、主人公君に取り憑こうとするのをやめるどころか自分がリーリエの代替でしかない事に苛立ちを感じ始めるウツロイドの話が読みたいんだ。
2018-10-10 21:34:23リーリエと呼ばれるのが嫌で主人公君に二人だけの時には秘密の名前で呼んで欲しいと頼むものの根本の問題は何も解決していないので一層煩わしさが募り、苛立ちを感じ取って恐縮し心理的な距離を置こうとする主人公君の前に頂点に達した不満は主人公君との肉体関係によって解消される方向に向かうんだ。
2018-10-10 21:43:00主人公君との心の距離を肉体関係で埋めようとする事は塩水を飲んで喉を潤そうとするような物なのでますます渇きは募るんだけど、好きな女の子と肉体関係を持てた事で舞い上がった主人公君にはウツロイドの渇きなど気が付けなくて、それどころかウツロイドとの惚気話を時折周りに話すようになる。
2018-10-10 21:48:40時折話される惚気話によって主人公君とリーリエ(ウツロイド)の関係は公然の物になっていくんだけど、クチナシさんだけは昔の国際警察での知識と長年の経験から二人の関係に違和感を持ってリーリエ(ウツロイド)に接触し、リーリエ(ウツロイド)がUBである事を確信するんだ。
2018-10-10 21:52:21主人公に取り憑こうとするウツロイドを排除するためにクチナシさんは誰にも伝えずに一人ウツロイドの撃退に向かうんだけど、二人きりで言葉を交わした先にあったのはそこいらの少女よりもよほど可愛らしい、同年代の少年に恋する一人の女の子の姿でしかなかった。
2018-10-10 21:57:40拍子抜けするクチナシさんとは対象的にウツロイドはクチナシとの会話の中に自分が主人公君が好きだという事を確信するんだけど、二人だけの会話の静寂を見出したのは『リーリエを名乗る少女が二人いる』事に気づいたハンサムからのクチナシへの電話だった。
2018-10-10 22:03:26クチナシが事情を説明するも、ハンサムは既にカントーにいたリーリエにアローラへの船のチケットを手放した後で、自分の恋心に自覚した矢先に主人公君との関係が後数日で突然終わる事を知ったウツロイドはパニックになって交番を飛び出すんだけど、クチナシには彼女にかける言葉が見つからないんだ。
2018-10-10 22:08:14冷えた体で主人公君の家に向かったウツロイドを主人公君は暖かく迎え入れるんだけど、その夜行為の最中にウツロイドが今まで見せた事の無かった涙を見せてしまった事で、主人公君は目の前の自分を好いてくれていた少女がリーリエではない事に気づいてウツロイドが寝てから一人自責の念に悶える。
2018-10-10 22:19:10翌朝早朝、一睡も出来なかった主人公の下にハンサムから自分の隣に眠る少女の正体と本物のリーリエが明日にはアローラに帰るみねを伝える電話が入って、話が終わったタイミングで起きてきた電話の事など何も知らないウツロイドに主人公は今日は二人で一日出かけないかと誘うんだ。
2018-10-10 22:30:03二人で手を繋いで街を歩きながら、ウツロイドは知り合いに顔を合わせるたびに『二人きりの残り少ない時間を奪わないでくれ』と思うんだけど、今日に限っては以外な程すんなりと離れて行ってくれて、思考が正常じゃないので運がいい位に思ってるけど実は裏で全ての事情がクチナシから伝わっているだけ。
2018-10-10 22:38:19そのうち、今日は朝から一度も主人公君に『リーリエ』と呼ばれていない事に気付いたウツロイドは、最早主人公君の隣が自分の居場所ではないという事がわかっていながらも、それでも主人公君が好きで好きで離れたくない自分に目元を赤腫らせながらも嗤うしかないんだ。
2018-10-10 22:44:17神経毒で主人公君から体の自由と言葉を奪ったウツロイドは『明日にはいなくなるから、今日だけは貴方を感じさせて』と日付が変わるその瞬間まで主人公君に馬乗りになって腰を振るけど、目の前の可憐で儚げな少女を両手で抱きしめようとする主人公君の必死の抵抗には全く気付かないよ。
2018-10-10 22:53:01翌日、恨みがましい自分を嗤いながらも、最後に見る主人公君の顔を自分に抵抗する強張った顔でなく笑顔にしたいウツロイドはリーリエ再開パーティーが始まるまで草むらに隠れて主人公君を待つんだけど、主人公君はウツロイドを探すのに必死なのでなかなか現れないのだ。
2018-10-10 23:12:00忙しく動き回る知り合い達を見て楽しい記憶を思い返したり、先に到着したリーリエを見て自分を卑下したりしてみるうちに主人公君不在のまま歓迎パーティーは始まってしまって、楽しそうにするみんなを見て自分にはおこがましい願いだったのだとその場を一人離れようとするも後ろから手を掴まれる。
2018-10-10 23:16:47振り返るとそこには息を切らした主人公君の姿が。 振り解こうとするも両手で抱きしめられて『もう離さない』と言われると枯れたはずの涙が再び止めどなく流れてきて、主人公君は理由を察しながらも反応に戸惑い、クチナシさんはアセロラと遠くからバッチリ見ている。
2018-10-10 23:20:46落ち着いた所で二人を壇上に引っ張るクチナシさん。みんなにリーリエのいとこだと改めて紹介すると、知らないのはリーリエだけだしそのリーリエは信じるのでそういう事になった。
2018-10-10 23:23:03