青春の1ページ・Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ

rin @5ty_r

まるちゃんとは付き合って半年だけどなんだか友達の延長みたいで、過ごしやすいんだけどドキドキが不足してるかも、、？と思ってることを横山に相談したら次の日から急に男になるの可愛くない？めっちゃドキドキしない？？#エイトで妄想

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「なんか付き合う前のままって感じがな〜しちゃうんだよなあ」「そう？あーまあ、、なあ、マルやもんなあ」「だって付き合ってるのにまるちゃん、◯◯ちゃんって呼び合ってるのも不思議じゃない？」「隆平って呼べばええやんか」「恥ずい、、」「まあ俺が協力してやってもええけど？」「さっすが！」

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って言ったはいいものの横山の「協力」は果たして信用できるもんなのか。未知数すぎてわかんない。だってあいつ照れ屋だし、、いやでもまるちゃん変なとこ振り切って「男」通り越して「漢」出してきそうでこわい、、、

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翌日、いつもはおろしてるんだけど今日は珍しくポニテしてみたのね。(湿気で広がるのが嫌だったから)みんなからすごい好評で、いつもならまるちゃんも登校一番にすっ飛んできて『◯◯ちゃーん！！どうしたん今日！いつも以上にかわええ♡』って言ってくるのに何もない。おはようすらない。え、、？

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クラスの仲良い友達にはとうとう初喧嘩でもした？！とか聞かれちゃうくらいには話しかけてこない。いつも尻尾振ってくるのに。「横山？」「んー？」「まるちゃんになんかした？」「いや、昨日のことはさらっと言ったけど」「今日の彼冷たくない？」「やんなあ？俺も思った」冷たいというか嫌われた感。

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とりあえずLINEしてみる。同じ教室内にいるのにLINEってドキドキするよね〜って前盛り上がったっけ、懐かしい。【まるちゃん今日なんかあった？】【ないよ？】そっかとしか返せない内容が、、ここは正直にいくべきだよね、うん。【今日なんか冷たくない？】ありゃ、ちょっと重い、、？

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【そんなことないで】って返ってきたけど、いやもうその返信が！いつもと違う！！いつもだったら【ええ〜？そんなことないで？僕はいつでも◯◯ちゃん大好きやで！チュッチュ😘】とかふざけて送ってくるくせに、、ことあるごとにチュッチュ😘って送ってくるわりに一回もされたこともないけど、、、

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「どうしようめっちゃ不安、泣きそう」「昨日マルに話したときはオッケーオッケー！👌🏻とか言ってたんやけど、おっかしいなあ、、」こういう時はオカンの村上に相談すべき？色々理解してくれそうな章ちゃん？、、、いや、ここは、、、敵対心を殺してでも私の最大のライバルに、、、、聞くか、、、

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「リョーチャン💢」「最初から喧嘩口調でくんなや💢」「私はお前が嫌いなんだよ💢」「なんでやねん💢」だってまるちゃんリョーチャンのこと、、好きなんだもん、、、「で、どう思う？」「は？なんなんそれ」「？」「あいつ男らしいの意味履き違えてるんとちゃうの？」「そういうこと？！」

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これはもう本人に確認するしか手はない。「まるちゃん」『なに？』ちょっとびっくりした顔してる、かわいい。「今日放課後空いてる？空いてるよね？」『まあ、うん』「じゃあ一緒に帰ろ」『…ええけど』なにが…ええけどだよ！！喜べよもっと！！なんか悲しさが勝ってきたよもう！！！

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で放課後、私もまるちゃんも掃除があったから帰る頃には人もまばらでオハナシするには丁度いい。「ねえ、私なんかした？」『してへんよ』「だって今日冷たい。せっかくポニーテールしてきてさ？朝巻いて結びながらまるちゃん可愛いって言ってくれるかな？とか考えてさ」

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「いつもおしゃれしてたいのもまるちゃんがいるからだし、よく見られたいからだし好きでいてほしいのに…」必殺！泣き落としの術！！『えっ、ええ、ちゃうねん！な？泣かんで、ええっ……』やっぱり引っかかった☺️素直さに漬け込むのは申し訳ないけどこうでもしなきゃ教えてくれなさそうなんだもん

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『…というわけなのですが、』「ムカつく」『ごめんなさい』「錦戸亮許さない」『え？』「なんであいつはまるちゃんのことなんでもわかるわけ？意味分かんない！💢」『◯◯ちゃん落ち着こ？な？』「◯◯って呼んでくれたら、許す…『ええの？』「私もりゅうくんって呼びたい、とか、思ってたり……」

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両手で顔隠しながらはあーって息吐いて、と思ったら頭ガシガシってかいて。なんだろうなあと思いながら見てたら急にぐわんってまるちゃん、じゃなくてりゅうくんの腕の中に収められた。「え、ちょ、ここ外」『関係あらへん。今抱きしめたくなったんやもん』まってまって心臓もたない

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『こういうドキドキは◯◯のお望み通り？もっと？』「いや、いい！今のでもう！ね！」なんだか今まで見たことがない顔で、本当はこんな面も持ってるの？って。『な〜んちゃって！僕だってこういうことできるんやで〜？』「うん…」『もう！照れすぎやって、そんなんじゃこれ以上手出せないやんか』

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何爆弾発言してんだコイツ！「もうやだ！恥ずかしい！照れる！一人で帰る！！」『なあ嘘やって！まって！僕ちんを置いてかないで😢』「キモい！」『いつも通りになった（笑）』この後家まで送ってくれて、家の近くの路地裏でちゅってされたのはみんなには内緒🙊♡(end)

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安田先輩はそんなにゆるい学校じゃないのにコロコロ髪型変えてて、あとたまたま通った時に見えたロッカーの中がぐちゃぐちゃで、選択科目の美術の成績がめっちゃいいってことしか知らないのになぜかある日急に声かけてくる。#エイトで妄想

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友達と廊下歩いてたら急に肩トントンってされて振り返ると私よりちょっとだけ背が高い校内の有名人、安田先輩がいて『これ落としたよ〜』って落ちやすくなってたストラップ拾ってくれたのよ。水族館で買ったペンギンのやつ。やばいホンモノの安田先輩だ、髪色明るすぎでは、、？

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「ありがとうございます」『ペンギン好きなん？』「え、あ、まあ」『そっか、そうなんや。うん。わかった！バイバイ！』「サヨナラ…？」一瞬ですごい不思議な気持ちにさせられたぞ？？？今まで話したこともなければ彼は私のこと知りすらしないはずだもん。まあもう関わることもないからいいけど。

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と思ったのに！その日を境に毎週月曜日と金曜日先輩が教室にくるようになったんだけど！！なぜ！最初来た時はみんな見てたしそれなのに『あ！◯◯ちゃん！おーくらおらん？』とか私の名前知ってるし、肝心の大倉はいないし、、関わるはずのなかった人がどんどん私に生活圏内に入ってくる

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『◯◯ちゃんおはよ〜』「おはようございます、大倉は大寝坊で遅刻なのでまだいません、お帰りください」『今日は◯◯ちゃんに会いに来たんよ！』「はい？」別に打ち解けたわけでもない。そもそも話しかけられても私ははいかいいえでしか返さないし、、だって安田先輩モテるし女に目つけられたくない！

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安田先輩は私のあからさまな態度なんて見えてないかのように話し続けるのね。『日曜ひま？』何もないけどここで暇って言うと断る理由がなくなる。でももし自分に好都合な用事だったら行きたい、なーんてクズな私は「なんでですか？」って聞く。『ずるいなあその答え（笑）水族館行かんかなと思って』

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「はい？」『え？水族館わかる…？』「わかりますけど？」二人してハテナ状態。そりゃ水族館はわかる、でも安田先輩と行くのは意味がわからない。『どーしても魚見たくなってんけど一人で行くのは嫌やんか』「まあそうですねえ」『一緒に行かん？』「行かないですねえ、、」『えーなんで？！』

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「いや逆になんでですか？！」そんなびっくり！みたいな顔されてもこっちがびっくり！だわ。『ペンギンおるし』ペンギン、ペンギン…え、もしかしてストラップの時のこと覚えてるの？「ペンギン…」『そう、ペンギン』「そうですか…」『俺と一緒に行きませんか？』まって、真剣な顔して敬語はズルい

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『おーくらとかりょーとか来てくれへんもん！！』「たしかに」『可哀想やろ？』「まあ、、」なんかだんだん折れなきゃいけない流れっぽくなって来て、周りからの視線も痛い。「わかった！わかりました！行きますから！！ね！今日はお引き取りください！！」わーい！！って幼稚園児みたいに喜んでる