2018-19シーズン、現役男子スケーター紹介

平家八草「楽園Escaper」C103 二日目東ヒ-49a @kawaikunai_mono

※ サムネが別の人になっている選手もいますが 時間指定でその選手の演技に飛べるようになっています

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ヤグプルらが急激にレベル吊り上げる ↓ 採点形式一新 ↓ 回転不足基準厳格化、四回転不利に それ以外全部を揃えた選手が台頭 ↓ 回転不足基準緩和 ↓ 4Tと全部を両立したチャンが他を圧倒 ↓ 4T4S全部の羽生ハビ登場 ↓ ボーヤン4Lz着氷、更に4F4Lo ↓ 平昌は羽生が4T4S全部で勝利 ↓ 採点改正

平家八草「楽園Escaper」C103 二日目東ヒ-49a @kawaikunai_mono

要素 エレメントとも 技術点を構成するジャンプ、スピン、ステップが まとめてこう呼ばれており、ここでもよく使っています 特に要素が高品質＝ジャンプ、スピン、ステップで もれなくGOEを取れる、という意味となります

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GOE 出来栄え点とも 各要素には基礎点が定められていますが これらの「出来栄え」を数字化して得点から±するのがGOEです 例えば4Tの基礎点は9.5、4Lzは11.5で 完璧に決まった4Tは14.25、半端な4Lzは10を切る事も 非常に高いgoeを出す要素は見るからに上手い反面 実は色々細かい基準もあったり

平家八草「楽園Escaper」C103 二日目東ヒ-49a @kawaikunai_mono

滑り スケーティングとも フィギュアスケートの基礎の基礎である根本的な滑りの上手さは 選手達の間でかなり差があり 特別に上手い選手はただ前に滑るだけでも様々な表現を使い分けられます 得点としてはPCSのSSで評価されますが 例えばジャンプへの加速などを左右する大事な技術です

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ボーヤン・ジンが4Lzを着氷して始まった新次元クワド時代。 その一つの締めくくりとなったヘルシンキ世界選手権は、 4Lo4T4Sと他要素を完璧に揃えた羽生結弦が制覇。 4F4Lo4Tと他全部完璧(ただしgoeでちょっと羽生に及ばず)の宇野昌磨が二位。 4Lz4T4Sと他の要素普通以上のボーヤン・ジンが三位に。

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しかし4T4S他全部完璧のハビエル・フェルナンデスの存在感は変わらず、 更に4Lz4F4T4Sステップ凄いネイサン・チェン、 4T他全部完璧、ただし4Lz不安定のミハイル・コリヤダらが猛追。 4Lz4F4T4Sのヴィンセント・ジョウ、 4Lz4T滑り上手いドミトリー・アリエフらも続いていました。

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その一方で様々な選手達が自分達の方法で少しでも上を狙っていました 一種の四回転を軸にする選手 四回転無しで他の要素やPCSで勝負する選手 多種クワドの威力で一気に飛びに行く選手 本当に多士済々で 誰が優勝して誰が上に行くのか 五輪が始まるまで誰にも分かりませんでした

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結果的には怪我で4Loを欠いた羽生結弦が4T4S二つづつ(一つ乱れ)で優勝 4Lo転倒も4T二つ、4Fを降りた宇野昌磨が二位 4Sが一つ2Sで吹き飛ぶも4T4S一つづつのフェルナンデスが三位に ただしネイサン・チェンが4T二つ4F二つ4S4Lz合計六クワドで FS最高得点をもぎ取っています

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この後の世界選手権では、 五輪の無念を晴らしたネイサン・チェンがSPFSを揃えて優勝 怪我しつつ強行出場した宇野昌磨が驚異の二位 FSで上手くいかずも基礎技術で押し切ったミハイル・コリヤダが三位に 一方で四回転一種(4T)でオレクシイ・ビチェンコが四位に食い込みました

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これで一つの区切りが付き、 五輪以前から公言されていた採点改正が行われて 初のシーズンとなるのが現在です

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ジャンプ、特に四回転の基礎点が下がる一方、 goeの幅が±3から±5となって+5を取れれば 旧採点以上の点が出せるようになりました

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また男子はFSのジャンプが8→7となり、 時間も4:30→4:00に短縮。 最後のジャンプで2Aとかを飛んでた選手は有利になりますが、 一方で時間短縮は体力への負担が極めて大きい模様です

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更にFSにおいて、 二回飛べる四回転は一種類だけに 例えば4T二つ4S二つという構成はできなくなります 二回飛ぶジャンプの一つは三回転になるので、 皆3A二つで行く…と思っていましたがそうでもない様子

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総じて高難度ジャンプの基礎点に依存する戦略は不利になり、 スピンやステップのgoeが重要性を増す形になります その上でトップを争う為には多種クワドを高いgoeで飛べ、と

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新しい採点基準に対する選手達の戦略は様々で 4Loや4Lzを4Sに変更している選手やクワドを減らす選手がいる一方、 知った事かと言わんばかりにクワドマシマシで戦っている選手もいます

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元々選手達からすれば やりたい事、目指すべき姿があって その上でどうやって点を取るの勝負となっていたので 今の所、このルール変更で根本的にやり方を変えた選手はいません 回転不足やエッジエラーの厳格化で苦戦している選手もいますが

平家八草「楽園Escaper」C103 二日目東ヒ-49a @kawaikunai_mono

そしてGPS第一戦スケートアメリカが終わった時点で 新クワドを投入して飛躍する若手がバンバン出ていたり、 31歳の選手が4Loに挑戦したりと やはりというか 限界を突き抜けようとする選手達の熱い闘志は 結局の所全く変わっていません

平家八草「楽園Escaper」C103 二日目東ヒ-49a @kawaikunai_mono

五輪が終わってなお戦い続けるベテラン達 2022年の北京五輪を目指す中軸世代達 その更に先を見据える若手達が 今しのぎを削っています 今季の世界選手権は日本、さいたまスーパーアリーナ 総合力を要求するルールの下で 誰がどんな戦略で抜け出るのか 今季も決着が付くまで 目を離せそうにありません

平家八草「楽園Escaper」C103 二日目東ヒ-49a @kawaikunai_mono

・ジャンプ基礎点が下方修正。特に高難度四回転で大きく減少 ・GOEの幅が±3から±5に。補正は一律+1で+10%。コレオのみ+18% ・1.1倍の後半ボーナスが入るのはSP最後の一つ、FS最後の三つのみ ・二回飛べる四回転は一種のみ。実質もう一種は三回転限定に ・コレオの基礎点、GOE幅が上昇

平家八草「楽園Escaper」C103 二日目東ヒ-49a @kawaikunai_mono

・SPでの単独ジャンプ前のステップが不要に ・男子の演技時間が4:30→4:00に ・男子FSのジャンプが8→7に 以上が採点改正の要点です では一つ一つについてもう少し細かく