尾上先生の勉強風景(2)

自分用 後半はこの本読んでるっぽい。 https://amzn.to/2CY1Xbz
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尾上正人 @9w9w9w92

「運動不足と性格の変化…活動性の低下が大きいと答えた人ほど、誠実性と開放性、協調性、外向性の低下が平均して大きいことを、ステファンらは見いだした…いわゆる『ビッグファイブ…』のうちの4つで、5つ目の神経症的傾向についての関連は認められなかった」『日経サイエンス』2018年8月号、20-2

2018-10-02 19:30:57
尾上正人 @9w9w9w92

「自殺防止の近年のスローガンは『質問しよう』だ。自殺に正面から取り組むには、自殺について単刀直入に尋ねる必要がある(それが当人に自殺思考を吹き込むことにはならないようだ)…自殺リスクについて尋ねてほしかったかどうかを調査対象の若者たちに聞いたところ、95%が『イエス』と答えた」90-1

2018-10-03 05:37:15
尾上正人 @9w9w9w92

「自殺率を下げる比較的明白な方法は、自殺の機会を取り除くことだ。自殺を阻まれた人が別の方法を見つけるとは限らず、未遂者10人のうち9人は人生を全うする。…2015年にLancet Psychiaryに掲載された論文…自殺の名所に安全ネットを設置した結果、死亡率が58%減った」「自殺を防ぐ」91頁

2018-10-03 05:41:29
尾上正人 @9w9w9w92

「アトランティック大学とスクリプス研究所のチームは2016年、脳細胞が302個しかない線虫にてんかん発作を誘導することに初めて成功した。その後も既存の抗てんかん薬を用いてこの線虫を治療することができた…この線虫を使って新薬を短期間で効率よくテストできる可能性」「難治性てんかん」103頁

2018-10-03 05:59:24
尾上正人 @9w9w9w92

「トリヴァース=ウィラード仮説の証拠…社会学者ソン…は、2015年に中国のネット通販…で購入されたピンクと青のリュックサックの金額を調べた…裕福な世帯が青のリュックに費やした金額はピンクを上回る…貧しい家庭は逆に、青よりピンクのリュックへの支出が多かった」『日経サイエンス』’18-9,19-21

2018-10-03 06:13:35
尾上正人 @9w9w9w92

「トリヴァース=ウィラード仮説の証拠…社会学者ホプクロフト(Charlotte Hopcroft)は…2016年に、米国で非常に地位の高い職業についている父親は娘よりも息子を私立学校に入れる傾向があり、地位の低い仕事をしている父親は娘を私立学校に入れる場合が多いと報告した」21頁 この人著書ない模様…無念

2018-10-03 06:24:59
尾上正人 @9w9w9w92

コッホ「デネット…をはじめ心を考察している現代の分析哲学者の多くは、宇宙を物質と虚空からなる無意味であるととらえ、意識の存在はそれに対する堪え難い公然の侮辱であるとして、意識は幻であると断言している。つまりクオリアの存在を否定するか、科学によって調べることは決してできないと」54頁

2018-10-03 06:36:56
尾上正人 @9w9w9w92

クリストフ・コッホ「大多数の学者は意識の存在を既定事実として受け入れ、科学によって記述される客観的世界と意識の関係を追求している。…私たちは『意識に相関した脳活動(NCC)』を探している。『何か特定の意識体験を生じるのに必要な最小限の神経機構』と定義される」「意識とは何か」54頁

2018-10-03 06:48:38
尾上正人 @9w9w9w92

コッホ「小脳の広範にわたる働きすべては、主観的体験と無関係だ。なぜか?…回路が極めて均一なのだ…ほとんどがフィードフォワードで…複雑なフィードバックループはない…モジュールが同時並行で働き、別個で重複のない入力と出力をもって…相互作用することはまれだ」「意識とは何か」55頁

2018-10-03 06:52:33
尾上正人 @9w9w9w92

クリストフ・コッホ「前頭葉の大幅な切除が意識体験を大きく変えることはなかった。…私たちが日常生活で体験している光景や音その他の感覚は後頭皮質にある複数の領域[後部皮質ホットゾーン]で生じている。知られる限り、意識体験のほぼすべてはここに発している」「意識とは何か」56頁 これ面白い

2018-10-03 09:38:16
尾上正人 @9w9w9w92

コッホ「意識に関する最も有力な2つの理論…GNW[global neuronal workspace]理論によると、意識は特定タイプの情報処理から生じる。…感覚器からの情報がこの種の黒板[情報貯蔵庫]に書き込まれ、それが多数の認知システム…全体に広まっときに意識が生じるのだと」「意識とは何か」57-8頁

2018-10-03 10:04:59
尾上正人 @9w9w9w92

「[トノーニやコッホの]『情報統合理論(IIT)』は…体験そのものを出発点とする説…意識を…複雑なメカニズムが本来的な備えている因果的効力であるとする…意識を定量化したΦ(ファイ)という正の数値を導き出す…ザップ&ジップ法が計測しているのはΦの非常に粗い近似値だ」「意識とは何か」58頁

2018-10-03 10:32:41
尾上正人 @9w9w9w92

「脳と全身の神経細胞(ニューロン)はこれまで数十年にわたって考えられてきた電気回路ではなく、メカニカルな機械…彼[ハイムバーグ]の見方によると、音波が伝わるように、物理的な圧縮波が神経線維を伝播しており、神経の電気パルスはそれに伴う副産物にすぎない「ニューロン表面波伝播説」79-80

2018-10-03 10:41:37
尾上正人 @9w9w9w92

「神経パルスの機械的側面が見過ごされてきたのは、歴史の偶然による。50年前、ニューロンの微小な電気パルスは簡単に手に入る装置で計測できたが、機械的なパルスは測れなかった。計測装置のこの限界が、科学者たちが何を発見するか、どの考え方が科学界の主流となるかに影響した」80頁

2018-10-03 10:51:00
尾上正人 @9w9w9w92

先駆者の神経生物学者・田崎一二の不遇な研究人生(90歳代になっても研究を続けた!)と、ハイムバーグによる忘れられた田崎の再発見。80-2頁

2018-10-03 11:43:59
尾上正人 @9w9w9w92

田崎一二は1939年に跳躍伝導を発見した(凄ェ!)が日本では評価されず無給研究員、40代で渡米、2004年に実験助手でもあった妻の逝去後も、98歳で亡くなるまで週7日の実験を続けた。84-5頁 研究者の鏡!

2018-10-03 12:03:17
尾上正人 @9w9w9w92

「物理学の文化的傾向…すべては熱力学の原理で説明されるべきだとする信念…物理学者に言わせると、生物学者はタンパク質を詳しく調べる際にこれらの原理を無視している」86頁

2018-10-03 12:16:48
尾上正人 @9w9w9w92

「イオンチャンネルはノイズが多く不安定…ほんのわずかな熱振動でチャンネルが勝手に開閉してしまう。そんな頼りないイオンチャンネルを用いて脳がどのようにしっかりした認知を達成しているのか…だが機械的波動はチャンネルの開閉が目的を持ってなされていることを意味している可能性がある」87頁

2018-10-03 12:33:15
尾上正人 @9w9w9w92

「線虫に驚異的な加速耐性 40万Gでも平気…火山噴火や小惑星衝突によって惑星表面から岩石が宇宙に吹き飛ばされるとき、これと同程度の力を受ける。こうした岩石にヒッチハイクしていた生物が生き延びたら、理論上は別の惑星に生命のタネをまくことになる…『弾丸パンスペルミア』という仮説だ」25頁

2018-10-03 13:31:04
尾上正人 @9w9w9w92

「脱水状態の蚊はよく刺す…血液は暑くて乾燥した日に渇きをいやす清涼飲料にもなっているようだ[笑]…湿った環境のほうが蚊の媒介する病気が多くなると考えられてきた。だが…逆の可能性…水なしの環境にいた蚊の30%が数時間以内に宿主の血を吸った。水がある環境にいた蚊の場合は5~10%」25-6頁

2018-10-03 13:38:28
尾上正人 @9w9w9w92

「交通騒音とイモムシ…騒音は鳥やクジラなどの生活を乱すことが知られているが、昆虫にストレス応答を引き起こすかどうかは最近まで調べられていなかった。…騒音を2時間聞かされた[オオカバマダラの]イモムシの心拍数は、静かな部屋にいたイモムシよりも17%増えた」『日経サイエンス』'18-10, 26

2018-10-03 13:54:50
尾上正人 @9w9w9w92

「友達の友達は自分そっくり?…考え方の似たヒトを探し求める…傾向は『ホモフィリー』…自分と異なる性格の人に一貫して惹かれる…『モノフィリー』…ウガンダーとアルテンバーガーの研究…自分が直接の友達よりも、その友達の友達とよく似ているという効果を生み出しているのがモノフィリー」27頁

2018-10-03 14:12:38
尾上正人 @9w9w9w92

「感染症に関していえば、建物やインフラがとても重要だということだ。上水や下水、空気がどこに行くか、そしてそれらが途中で汚染されるかどうかは都市の設計次第だ」「温床と化す米国の大都市」66頁

2018-10-03 15:20:15
尾上正人 @9w9w9w92

「ワクチンの効果に格差 同じ予防接種を受けても貧困地区の人々は富裕地区の人々よりも効果が低い可能性がある…スラム街で[咽頭感染症と心臓病を併発させる]GAS菌株の多様性が高いのは、細菌が遺伝子交換によって変化した結果かもしれない。極端に人口密度が高い[ため]」67頁

2018-10-03 16:02:14
尾上正人 @9w9w9w92

「心理学者ディーセンドラック…らが2015年に行った実験…幼児が自意識を傷つけられると大切に思っている所有物への愛着を強めるかどうか…最も大切な所有物を他人に貸してもよいと幼児が答える確率は、ゲームに勝った後では負けた後の約2倍だった」「愛着の心理学」96頁

2018-10-03 22:19:59
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