コミュニケーション能力について定義を考えてみました。

あまりに安易にしかも定義すらされず呪文ののように使われているコミュニケーション能力。そこでコミュニケーション能力と言われた場合も潜在反証子が何であり得るのかを3つの能力に分類して定義してみました。
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瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

RT @ynabe39: 「コミュニケーション能力」は「足りない人」だけがいて「十分な人」はどこにもいない。ようは「誰かに無能のラベルを貼って言うことを聞かせるための道具」なんだよね。

2011-04-25 21:16:40
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

RT @ynabe39: 「あなたはコミュニケーション能力が不足している」といわれて「そうではない」と根拠を示して反論できる人などいない。それどころか「反論すること」自体が「コミュニケーション能力のなさ」の証拠として採用される。

2011-04-25 21:16:43
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

コミュニケーション能力をTL上で争うのはナンセンスだし似非科学だと思う。だから私は人のコミュニケーション能力がないなどといわないし、言おうとも思わない。そもそもコミュニケーション能力がない、と言われてもその言説には潜在反証子も示されていないし反証可能性がない。

2011-04-25 21:22:41
てつ @TETSU1002

@yutakioka そもそもコミュニケーション能力の定義って何よ?てところで頭をひねっている。コレきちんと説明できる人ってどれくらい居るんでしょうね。

2011-04-25 21:23:27
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

ですよね、私もそのような定義を聞いたことがありませんね。(笑) RT  @TETSU1002 そもそもコミュニケーション能力の定義って何よ?てところで頭をひねっている。コレきちんと説明できる人ってどれくらい居るんでしょうね。

2011-04-25 21:24:15
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

実験条件や仮設なしに、当然、「観察せよ」と言っているようなもので、何をどう観察してどのような変化が出れば仮説の証明になり反証になるかが明確ではないと言うこと。だからこの質問自体がナンセンス。TL情報だけでコミュニケーション能力を問題にした時点で頭の悪さを感じる。

2011-04-25 21:28:12
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

日本企業が求めるコミュ力はいかに人に合わせられるかの能力のこと。Public Speakingの一技術としてのコミュ力を定義するならば少なくともこのような能力が必要。(1)聴衆分析(2)情報伝達技術並びに情報伝達形態分析(3)(2)をより有効にする為の技術。

2011-04-25 22:36:00
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

(1)の聴衆分析とは、自分が話をする相手がどのような期待を抱くのか?どのような社会階層なのか?どのような教育レベルなのか?を分析することである、マーケテイングにおけるDemogrphic分析に似ている。この分析が必要な理由は、それによって有効な話法が異なるからである。

2011-04-25 22:38:14
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

アリストテレスの修辞学によれば、聴衆の教育水準が高い場合には演繹的な立論を、聴衆の教育水準が低い場合にはアナロジーを用いた感情や同情に訴えかける話し方が有効とされている。これが正しいことは小泉元首相の演説に対する評価を考えれば明らか。

2011-04-25 22:40:42
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

(2)の情報伝達形態分析とは、どのような情報伝達形態をするのが自分が話そうとする内容に合致するのかを分析することである。例えば原発について私が話すことが仮にあったとしよう。その場合に情報伝達形態は以下の場合が考えられる。

2011-04-25 22:44:36
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

(a)単純に事実だけを伝えることを目的とする場合。(b)聴衆に価値判断を交えた自らの意見を伝える場合。(c)価値判断を交えた自分の意見でかつ、聴衆を説得することを目的とする場合。日常で一番多いのは(b)の場合で、科学者などが専門知識について語る場合などは(a)にあたる。

2011-04-25 22:46:59
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

企業間の交渉や政治的駆け引きの為に行われる演説は(c)に分類される。この3種類はそれぞれ異なった技法を用いると効果的。(a)においては感情や主観など入らなければ入らないほど好ましく(b),(c)においては自己開示を含む感情に歌った絵かけたり親しみやすさを演出するのは効果的である。

2011-04-25 22:49:43
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

では情報伝達技術はどのようなものがあるかと言えば日本人の記者会見や演説を見ていつも思うのはアイコンタクトができていないということ。アイコンタクトは一番大切な情報伝達能力目は口ほどのものを言う。例えば演説者に見つめられると居眠りなどしにくくなりますし、注意散漫になることも防げます。

2011-04-25 22:53:47
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

もう一つはノンバーバルコミュニケーション特に自分の主張や感情と連動したジェスチャー、これも日本人は苦手な感じが否めない、それは東電の記者会見などを見ても感じた。このノンバーバルコミュニケーションの技術も小泉元首相は卓越していた。これは聴衆の注目を逃がさない様にするのに効果的。

2011-04-25 22:56:04
ますとにお @masutonio

専門から言わしてもらうと本当に大切なのは確かです。結構おろそかにしがち RT @yutakioka: もう一つはノンバーバルコミュニケーション特に自分の主張や感情と連動したジェスチャー、これも日本人は苦手な感じが否めない、(中略)これは聴衆の注目を逃がさない様にするのに効果的。

2011-04-25 22:57:33
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

そして、もう一つは演説の構成。心理学的には人間は最初と最後に言われたことはよく記憶するという傾向があるので、まず言いたいことをはじめにThesisの形で提出し、結論で再度述べると効果的。しかし、これも聴衆の注意を逃がさない様な工夫をすることが前提。

2011-04-25 22:58:40
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

ステーブ・ジョブズが天才的なのは、聴衆の注目を集め、はなさない技術。(3)は(2)を補完するための技術で主にVisual またはAudio aidsをどう使うかということになる。私が捕鯨の演説をしたときには注目を引くためにまず話す前にシーシェパードのビデオを突然流した。

2011-04-25 23:01:44
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

これは効果抜群だった。これは一例に過ぎない。

2011-04-25 23:03:39
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

このような能力を本来の意味でのコミュニケーション能力と呼ぶ。しかし、日本企業はこのような包括的コミュニケーション能力を求めているわけではない、それは企業トップ、例えばトヨタの社長ですらこういう能力を持っていないということを考えれば明らかだろう。

2011-04-25 23:05:45
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

トヨタ社長の会見も酷かった英語が極めて下手だったということはおいておくにしても、アイコンタクトはろくにできてないは、抑揚がなく単調でわかりにくい会見だった。小泉元首相のように重要な場面ではゆっくりしかも大きめな声で話すなどの工夫がほしかった。

2011-04-25 23:08:25
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

これで私がTL上の情報やbioの情報だけからコミュニケーション能力云々ということがナンセンスでしかも似非科学的と発言したことの真意が理解していただけたと考えている。アイコンタクトもジェスチャーも顔の表情もわからない反応もわからないのでコミュニケーション能力の評価は不可能。

2011-04-25 23:33:06