90-00年代のポップカルチャー年表を足していたらあれやこれやに
- ttt_ceinture
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無印の本棚って高いんだね。オープンシェルフが6万5千円って、イギリスのアンティークとほとんど変わらないんじゃないだろうか。昭和系ブロカントの方が、一時期の昭和ブーム以降一万円近く値上がりしたとは言え、まだまだお得だ。棚が固定式だから、使い勝手の点で若干落ちるけど。
2011-04-02 00:09:52そう言えば昔の夢は、アンティークショップのバイヤーか店員になることだった。美術品クラスの骨董や豪勢な大物家具を扱う所ではなくて、刺繍を施したハンカチーフやガラスのボタン、繊細なレースの付け襟などを売っているようなお店。子供の夢にしては渋いよね。
2011-04-02 00:14:56@ttt_ceinture 良い無垢材でも使っているのでしょうかね?無印って一見シンプルでプレーンなデザインが売りのように思えるけど、実は意外と主張が強いんですよね。どんなスタイルにも調和するかと思いきや、全然そんなことはない。
2011-04-02 00:16:57@ttt_ceinture そうそう。一点無印を買って、それに合うインテリアにしようと思うと、「家具やファブリックのほとんどを無印で揃える」という羽目に陥りそうな。一種のマーケティング戦略?
2011-04-02 01:00:46無印良品のプロダクト・デザインの「希薄なようでいて実は強烈な個性」って、かなりのディドロ効果を生んでいるのではないかと思う。http://shinri.c-goto.com/jikken10.html
2011-04-02 01:03:03@ttt_ceinture 私は「ダランベール症候群」と記憶していて、あれこれ検索してやっと思い出しました。ディドロのエッセー「私の古いガウンを手放したことについての後悔」を元に、経済学やマーケティングの分野で提唱されはじめたようです。http://bit.ly/ey2TA2
2011-04-02 01:16:16@maerchendiver 「既にあった他のものを捨て、新たに入り込んだ物にマッチする物品を購入するという行動を取らせる効果」って、田舎者が都市に居住して価値体系をまるごとインストールするときに生じうるので、結構広範に見られると思う。
2011-04-02 01:18:37購入者が自発的に商品体系に沿って「色に染まっていく」作用というのは面白い。RT @maerchendiver 無印良品のプロダクト・デザインの「希薄なようでいて実は強烈な個性」って、かなりのディドロ効果を生んでいるのではないかと思う。http://bit.ly/gX7GSF
2011-04-02 01:24:20これは商品やメーカーの広告などによるカラーやスタイルの統一のみならず、批評ごしの作品読解の体系にも言えると思う。<"現代のある経済学者は、所有物の調和を求めて次々と物を消費してしまうことを、この話にちなんで「ディドロ効果」と呼んでいる" http://bit.ly/dU9EUP
2011-04-02 01:26:05読解や趣味の体系が未成立な状態にあるティーンエイジャーに対する趣味コミュニティの感染力や、趣味の「長老」が需要される傾向などについて思った。
2011-04-02 01:27:54見ようによっては、「商品体系はつねに媒介者によって活気付く」ということであり、媒介者は不可避であるという立場に立てば、悪いことでもない。RT @mesmer1709: ttt_ceinture ふがー!おいらまさにディドロ効果で身の丈に合わない本ばかり集めてきた気がする...。
2011-04-02 01:37:49@ttt_ceinture 「ワンランク上」のプロダクトを身の回りに置いたときに、かなりの確率で発生しますよね。田舎者の上京もそうだし、例えば「脱オタ」や「脱喪」したときとか、あるいは就職や昇進、結婚などで可処分所得and/or社会的ポジションが上昇したときとか。
2011-04-02 01:32:48@maerchendiver そうそう。要するに諸文化間における移動と価値体系があれば生じるよね、という。私が「黒歴史」生産の背景にあるのは文化間移動だというのは大抵この件ですね
2011-04-02 01:35:14@ttt_ceinture 「文化間移動」という観点、すごく納得しました。高度消費社会のマーケティング戦略などは、「文化間移動」そのものを喚起すべく働き掛けている感じですね。女性向けファッション誌が、ほとんどライフスタイル雑誌とイコールなのもそう。
2011-04-02 01:41:40@maerchendiver そうか、文化研究関心のあるメルヘンダイバーさんとしてはまさに黒歴史と黒歴史を可能にするトライブの差異化過程や文化内の価値体系の変転は、ど真ん中の話なのか
2011-04-02 01:44:01@ttt_ceinture 「黒歴史」生成のバックグラウンドや、ディドロ効果の文化的意味合いについては考えたことがなかったので、tttさんのご指摘は新鮮でした。(新鮮って打とうとしたら神泉が出てきた……)
2011-04-02 02:54:12ヴァニラ画廊の『菫色の文法』展に行ってきた。ヴィオレットの薫りが微かに漂うギャラリーに、小さな美しいオブジェが並ぶ。こういう世界に身を浸すと、自分の精神のいちばん古層にある小部屋に戻って来たという感じがする。
2011-04-02 20:10:2917世紀のリベルティナージュ文学の嚆矢、『娘たちの学校(L'école des filles)』の邦訳が古本として売られていたので購入。経験豊富なご婦人と処女との対話形式で、「教育」として性のレッスンが進められる。
2011-04-02 20:12:20ルネ・ヴィヴィアン(を巡る享受のあり方?)をみて、擬似的レズビアン共同体というのは、ヘテロセクシュアルな性愛関係へと進む以前の少女たちの、未分化なセクシュアリティのあり方なんじゃないかと思った。女性同性愛についてのフロイトの理論を、未だナイーヴに信じているような物の言い方だけど。
2011-04-02 20:16:26非常勤先でオルラン(美容整形アーティスト)とボーイ・ジョージの写真を見せたら、学生たちがドン引きしている雰囲気がひしひしと伝わってきた……
2011-04-17 02:46:36ちなみに、ボードリヤールはジェンダー・ベンダー(性差を無化した者)の例として、マイケル・ジャクソン、デイヴィッド・ボウイ、ボーイ・ジョージの名前を挙げているのだが、「性差の越境」の仕方は、実は三者三様に違うんじゃないかと思っている。
2011-04-17 02:48:18