アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、F-エフ-24話脚本:「旅立ち」の序曲

アニメカイジに感動し、かつ高屋敷英夫さんは子供~大人になるまで、よく見る名前なので気になった…と思ったがこの方の歴史は膨大すぎた。 今回は、F-エフ-24話脚本。 前回はF-エフ-23話脚本。 https://togetter.com/li/1279105 続きを読む
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まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本F-エフ-24話まとめ1 「青春の終焉と旅立ち」の準備段階に入った回。ジョー2脚本(最終回含む)では所々に、丈が心置きなく旅立てる準備のような描写があり、めでたいイベント(夏祭りや結婚式など)の中にも寂寥感があった。そして最終回後、丈はどうやら旅立った事が示唆される(後期OP)。

2018-10-28 14:50:45
まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本F-エフ-24話まとめ2 今回の場合、森岡に対する軍馬の言動等に成長が表れており、今までの彼からは考えられない言葉が出る。特に、原作と真逆の「わかってんぜ!」には驚き。 ジョー2脚本と同じように、シリーズの終わりに向け、青春の終焉と、旅立ちの時が迫っているような緊張感がある。

2018-10-28 14:53:14
まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本F-エフ-24話まとめ3 原作では、今までのチームが解散することや、黒井の怪しさを気にした軍馬が、スカウトに関して割と長考するが、森岡に諭されて決意する。 アニメでは、皆が心配する中、軍馬が腹を決める。前述の通り、高屋敷氏のポリシー「自分の道は自分で決めろ」が出ている。

2018-10-28 14:54:39
まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本F-エフ-24話まとめ4 あと、気になるのは「第三の男」パロ。元ネタでは、ヒロインが主人公を無視し歩く。 今回の場合、軍馬が立ち止まり、純子と「荷物」について会話。 恋については、無視できるほど成熟していない…ということかもしれないし、荷物に恋も含めるか否か、かもしれない。

2018-10-28 14:59:58
まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本F-エフ-24話まとめ5 上記と関連するが、恋愛部分についてアニオリの表現がいくつかあり、純子の表情を見てしまった軍馬が、自分の決意について言い淀んでしまうあたりは、成長過程での葛藤が見られ、高屋敷氏の本領が発揮されていて凄く良かった。

2018-10-28 15:00:59
まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本F-エフ-24話まとめ6 人生にしろ恋にしろ、軍馬が大きな岐路にいることは確か。 カイジ脚本では、過去に人生の岐路を他人に委ねた事を、カイジが激しく悔いる場面が大きく強調されている。そんなカイジだが、覚醒すると大きな決断を「自分で」決めていく。 軍馬もまた、「自分で」決める。

2018-10-28 15:01:36
まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本F-エフ-24話まとめ7 これは、「やめたいと言う人間を、下手に励ましてはならない」という安田の考えにも繋がる。ここでも「自分」が重要になってくる。 だからこそか、地獄のような体験をしても軍馬は「やめたい」とは言わなかった。 それくらいの「確固たる自我」が育ったとも言える。

2018-10-28 15:02:36
まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本F-エフ-24話まとめ8 自我が固まるということは、大人になっていくという事でもある。 ここは、成長譚が得意な高屋敷氏の「シリーズ構成」の見事な手腕が見られる。 各話の端々に丁寧な「成長」の表現が仕込まれており、序盤、中盤、終盤と見て行くと非常に感慨深い。終盤も楽しみである。

2018-10-28 15:03:46