20181027「第7回自転車利用環境向上会議in堺」第5分科会と視察3参加報告

くうのる @kuunoru

10月26日（金）、27日（土）は「第7回自転車利用環境向上会議in堺」が自転車利用環境向上会議全国委員会主催で開かれました。自転車をキーワードに全国より400人が集まる大規模な企画。私は今回が初参加、2日目のみ出席しています。city.sakai.lg.jp/kurashi/doro/j… jcc-nec.org/newsdetail/130/ pic.twitter.com/fl0gGPxM1c

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くうのる @kuunoru

第7回自転車利用環境向上会議in堺、2日目の分科会5、スタートです。テーマは「自転車と健康」。この向上会議に健康がテーマとして入ったのは初めてとのこと。進行は（株）シマノの阿部竜士さん。最初に隣の席の方と各自で意見交換。私のお隣は茨城県職員の方。

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シマノ阿部氏「自転車の運動効果について」。メタボ、ロコモ、ココロの三つから検証。一つ目、メタボ。自転車は適正な運動強度を維持しやすい。スピードを変えずに進める。ギアを軽くしたりペダルを止めたりすることで運動強度（心拍数）の調整がしやすい。＠第7回自転車利用環境向上会議in堺

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シマノ阿部氏。運動中の心拍数を計ってみると、内臓脂肪の燃焼や体力の向上に効果的な運動強度が維持できていた。二つ目、ロコモ。上半身と下半身をつなぐ筋力が自転車では維持できる。インナーマッスルを鍛えられる。直径33cmの円運動は階段1段飛ばしと同様の効果。＠第7回自転車利用環境向上会議in堺

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シマノ阿部氏。サドルが高いと足全体の筋力が鍛えられ、脚力向上。三つ目、ココロ。20人へのアンケートで自転車通勤で気分のバランスがどう変わったかを調べた。自転車通勤では仕事前によい状況になっていること、帰りも帰宅後に気持ちの高まりがあるのがわかった。＠第7回自転車利用環境向上会議in堺

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シマノ阿部氏。脳の認知機能も調べた。短期記憶、ワーキング目盛りは、25分間の自転車運動で、正答率が30分後に高まっていることがわかった。気分だけでなく機能も高まっている。＠第7回自転車利用環境向上会議in堺

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事例報告の一つ目は、愛媛県環境政策課から。エコ通勤を県内に広めつつ、従業員や市民一人ひとりに健康という切り口で自転車通勤を広めようとしている。＠第7回自転車利用環境向上会議in堺

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愛媛県環境政策課タケチ氏。「ツーキニスト拡大に関する愛媛県の取組」。始めたきっかけは平成22年に台湾のジャイアント劉社長から自転車新文化の考え方を学ぶ。しまなみ海道を活かしていくことに。「サイクリングしまなみ」がイベントとして成長。＠第7回自転車利用環境向上会議in堺

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愛媛県環境政策課。27年に県庁に自転車新文化推進室を創設、翌年より県民一体の愛媛県自転車新文化推進教会を設立。みんなでサイクリングパラダイス愛媛をつくる取組。自転車県としてのブランド化、おもてなし体勢、利用の普及・拡大、安全利用。＠第7回自転車利用環境向上会議in堺

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愛媛県環境政策課。エコ通勤を進める。部門別CO2排出で運輸部門は18％、うち自家用自動車が46％、そこに働きかける。バスは車の二分の一、電車は車の七分の一のCO2排出、自転車はゼロ。えひめクールチョイス大作戦の二つ目として自動車削減で自転車利用を勧める。＠第7回自転車利用環境向上会議in堺

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愛媛県環境政策課。自転車利用を進めるため、ツーキニスト拡大キャンペーン。平成26年度に愛媛県地球温暖化防止実行計画に「自転車によるエコ通勤」を新たに追加。27年にシマノ協力で自転車ツーキニストモニター事業を2回実施、40人参加。＠第7回自転車利用環境向上会議in堺

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愛媛県環境政策課。モニター制度で環境、からだ、こころの三つを計測。CO2削減効果、健康の数値の改善、やる気度や落ち着き度が上がっていることがわかった。また、＠第7回自転車利用環境向上会議in堺

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愛媛県環境政策課。環境にいいからだけでは進まない。健康面で体感してもらうことが必要。モニター結果を周知しつつ、楽しみながら自転車通勤に参加できる取組として、28年度からえひめツーキニストクラブを発足。3人以上のチームをつくり参加できるように。＠第7回自転車利用環境向上会議in堺

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愛媛県環境政策課。29年度からはえひめツーキニストクラブは個人会員も募集、現在は49チーム、255個人が登録。29年度からは自転車ツーキニスト推進事業所の募集、えひめツーキニスト応援隊（事業所や会員に割引等の特典を付与）を募集。＠第7回自転車利用環境向上会議in堺

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愛媛県環境政策課。現在は自転車ツーキニスト推進事業所が23事業所、えひめツーキニスト応援隊が17事業所登録。30年度は事業所向け講演会を開催。数値など見せて理解が進んだと参加者に好評。次はワークショップをシクロツーリズムしまなみの協力で開催予定。＠第7回自転車利用環境向上会議in堺

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愛媛県環境政策課。事業所向けワークショップは、個人として自転車通勤のよさを体感してもらい、効果を学び、自分の事業所で自転車通勤を進めるためにどう体制をつくるかについて考えてもらう予定。自転車ツーキニストを増やすための特効薬はないので地道に。＠第7回自転車利用環境向上会議in堺

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愛媛県環境政策課。イベントでも環境を前面に出すより健康を中心に訴えると伝わりやすい。特に何キロ痩せます、体脂肪率が何％減ります、が心をつかみやすい。来年度はさらに発展させたい。＠第7回自転車利用環境向上会議in堺

くうのる @kuunoru

愛媛県環境政策課。質問、他部署との協力は？　答え、自転車新文化推進のための横断組織をつくっている。環境、健康、保険など。＠第7回自転車利用環境向上会議in堺

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愛媛県環境政策課。質問、27年度の事業結果はどこで見られる？　答え、えひめツーキニストクラブのウェブサイトに結果を公開。質問、企業へはどんなアドバイスが有効？　答え、松山はコンパクトで平地でその他の地域とは状況が違うのでこれから課題を探る。＠第7回自転車利用環境向上会議in堺

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事例報告二つ目、花王和歌山工場健康相談室の保健士ホリ氏「自転車を活用した従業員の健康づくり」。花王和歌山工場はディズニーランドと同じぐらいの広さ、従業員数1900人、ホームケア製品や工業用化学製品をつくる事業所。緑も多い敷地。2〜3千人が働く。＠第7回自転車利用環境向上会議in堺

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花王和歌山工場。花王グループ健康宣言が起点。健康経営を進め、今年まで4年連続で受賞。健康づくりイベントとして、ストレスチェック、体力測定など。今年から就業時間内禁煙を実施。従業員の運動不足率を問診でほとんどの従業員に自覚があることがわかる。＠第7回自転車利用環境向上会議in堺

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花王和歌山工場。しかし運動不足を自覚していても何もしていない人が多いことが問診から判明。ハイキングの実施、歩数をポイント還元など行うが、意識のない人への働きかけが課題。マイカー・バイク通勤車が6割を占める。時間がなくて運動ができないと答える人が多い＠第7回自転車利用環境向上会議in堺

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花王和歌山工場。健康づくり通勤制度が10年ほど前から始まる。晴れている日や内勤の日は自転車通勤、その他の日はマイカー・バイク通勤でもよいと当時の課長が認めた。しかし利用者が少なく2016年時点で6％。＠第7回自転車利用環境向上会議in堺

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花王和歌山工場。「自転車健康通勤プログラム」の声かけを県とシマノから提案を受けて1期2期の合計40人に実施。当時の課長に理解してもらうのに時間がかかった。工場長が関心のある人に替わったことで進められた。受講者に意識の変化が起こった。＠第7回自転車利用環境向上会議in堺

くうのる @kuunoru

花王和歌山工場。通勤プログラムの参加者の表情がとてもよく変わった。近くの修理屋さんから20台の自転車を借り、終了後は安くで購入できるように。7割の人が購入され、実際の自転車通勤や日常利用につながった。＠第7回自転車利用環境向上会議in堺