アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、F-エフ-25話脚本:想いを重ねる手

アニメカイジに感動し、かつ高屋敷英夫さんは子供~大人になるまで、よく見る名前なので気になった…と思ったがこの方の歴史は膨大すぎた。 今回は、F-エフ-25話脚本。 前回はF-エフ-24話脚本。 https://togetter.com/li/1281995 続きを読む
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まきもgpfb @makimogpfb

カイジが好きで始めた、カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの歴史を追うシリーズの続きやります。今回は、F-エフ-25話脚本。 前回は、同作24話脚本。 ブログ: makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2018/10/… 上記ブログのtogetter版: togetter.com/li/1281995 他: togetter.com/id/makimogpfb

2018-11-04 14:03:45
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高屋敷氏脚本F-エフ-25話1 アニメ・F-エフ-は、六田登氏の漫画のアニメ化作品。破天荒だが天才的な運転技術を持つ青年・赤木軍馬が、レーサーとなり成長していく姿を描く。 監督は真下耕一氏で、高屋敷氏はシリーズ構成・全話脚本を務める。今回のコンテは真下監督で、演出は遠藤徹哉氏。

2018-11-04 14:06:06
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高屋敷氏脚本F-エフ-25話2 詳細は、ブログに書きました: F-エフ-25話脚本:想いを重ねる手 - カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2018/11/… #はてなブログ F-エフ-の記事一覧: makimogpfb2.hatenablog.com/archive/catego…

2018-11-04 14:08:20
リンク カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 F-エフ-25話脚本:想いを重ねる手 - カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 アニメ・F-エフ-は、六田登氏の漫画をアニメ化した作品。破天荒だが天才的なドライビングテクニックを持つ青年・赤木軍馬が、様々なドラマを経てレーサーとなり、数々の勝負を繰り広げていく姿を描く。監督は真下耕一氏で、高屋敷氏はシリーズ構成・全話脚本を務める。今回は、コンテが真下耕一監督、演出が遠藤徹哉氏、脚本が高屋敷英夫氏。 ─── 今回の話: 黒井レーシングチームのF3ドライバーとして雇用された軍馬は、過酷なトレーニングに明け暮れていた。久し振りのオフ日にアパートに帰った軍馬は、純子と心を通わせる。それも束の
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高屋敷氏脚本F-エフ-25話3 今回の話: 黒井レーシングチームのF3ドライバーとして雇用された軍馬は、過酷なトレーニングに明け暮れる。 久し振りのオフ日にアパートに帰った軍馬は、純子(ヒロインの一人)と心を通わせる。それも束の間、トップドライバーの座を賭け、彼は先輩ドライバーの五郎と対決。

2018-11-04 14:11:10
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高屋敷氏脚本F-エフ-25話4 旧式F1マシンに身体を括りつけて走るという、地獄のトレーニングを自ら進んで行う軍馬は、その度に嘔吐し、すっかりやつれる。 やつれ具合が原作より強調されており、ジョー2脚本の、丈の減量苦が思い出される。コボちゃん脚本にも、食欲不振で巨漢がやつれる回がある。 pic.twitter.com/JprGBJtOza

2018-11-04 14:12:54
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高屋敷氏脚本F-エフ-25話5 その一方で、先輩ドライバーの五郎は成績が低迷しており、進退を問われる身。マシンのサイドミラーに彼が映り込むが(アニオリ)、鏡が真実や状況を映す描写は、高屋敷氏の担当作に多い。あしたのジョー2・カイジ2期・グラゼニ脚本と比較。 ちなみに五郎役は大塚明夫氏。 pic.twitter.com/315XaQt51N

2018-11-04 14:16:22
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高屋敷氏脚本F-エフ-25話6 そんな折、ユキ(軍馬を慕う、赤木家の元使用人。軍馬の異母兄・将馬に囲われている)は黒井(黒井レーシングチーム代表)に電話。軍馬の近況を聞き安堵した彼女は、おたね(ユキの世話係)と買い物(アニオリ)。老人との交流場面は多い。MASTERキートン・めぞん一刻脚本と比較。 pic.twitter.com/nM3QLmqVA3

2018-11-04 14:20:07
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高屋敷氏脚本F-エフ-25話7 軍馬が黒井レーシングチームに行ってから10日あまりが過ぎ、さゆり(軍馬の住むアパートの大家)は寂しがる。純子(さゆりの姪で、ヒロインの一人)もそれは同じ。 二人は洗濯物を取り込みながら話すが(アニオリ)、物干し場で話す状況は、めぞん一刻脚本にも多かった。 pic.twitter.com/fRUXArtsrl

2018-11-04 14:21:25
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高屋敷氏脚本F-エフ-25話8 さゆりは純子に、軍馬との結婚を勧め、彼女は困惑。 そこへ、オフ日の軍馬が帰ってくる(原作では正月)。 さゆりの機転で、軍馬と純子は二人きりに(アニオリ)。 純子は、やつれた軍馬に沢山ご飯を食べさせる。食いしん坊描写を、高屋敷氏は多く出す。コボちゃん脚本と比較。 pic.twitter.com/nYC26qZ30L

2018-11-04 14:25:37
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高屋敷氏脚本F-エフ-25話9 いつになく和やかな時を過ごす純子と軍馬であったが、コーヒーに純子の顔が意味深に映り込む。前述の鏡描写と同じく、客観的に状況を映す水面描写も多く出てくる。ベルサイユのばらコンテ、忍者戦士飛影・グラゼニ脚本と比較。 pic.twitter.com/69Utfh1RAw

2018-11-04 14:26:30
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高屋敷氏脚本F-エフ-25話10 純子は、龍二(純子の恋人のF3ドライバーであったが事故死)の話をし、壁を越えた者と越えなかった者との間には、隔たりができる…と告げる(原作とは、話すタイミングが違う)。 そんな純子が、軍馬の瞳に映り込む。ここも、真の姿を客観的に映している。蒼天航路脚本と比較。 pic.twitter.com/nazqcoc55Z

2018-11-04 14:29:42
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高屋敷氏脚本F-エフ-25話11 片方が壁の前で立ち止まっていてはダメね…とも純子は言う(原作にもある台詞)。 軍馬は純子の手に手を重ね、「震えてるぜ」と指摘。純子は、もう片方の手を軍馬の手に重ねる(アニオリ)。 手で思いを伝える表現は、高屋敷氏の大きな特徴。 pic.twitter.com/aWg067ZGY8

2018-11-04 14:32:08
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高屋敷氏脚本F-エフ-25話12 とにかく、「手」を使った感情表現は多い。 ワンダービートS(脚本)では、「手は第二の脳」という台詞があるほど。 また、元祖天才バカボン(演出/コンテ)にて、手が喋る回あり。 ワンダービートS・グラゼニ・ワンナウツ・陽だまりの樹・ジョー2・ルパン三世3期脚本と比較。 pic.twitter.com/VSzAnfyVqk

2018-11-04 14:34:51
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高屋敷氏脚本F-エフ-25話13 二人は見つめ合い、キスしようとするが、電話がかかってきて中断となる。 今回は未遂だが、めぞん一刻脚本、ベルサイユのばらコンテのキスシーンと比較。片方が弱気になり、もう片方がリードする状況が多いかもしれない。 pic.twitter.com/8o1n4lDyK5

2018-11-04 14:35:55
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高屋敷氏脚本F-エフ-25話14 電話は、黒井からであった(原作では、五郎が黒井に電話をかける)。 今回は、お邪魔虫な電話であるが、電話が魂を持つかのような描写は結構ある。これも、高屋敷氏がよく出す、意思を持つ「物」の一つなのかもしれない。 あしたのジョー2・MASTERキートン脚本と比較。 pic.twitter.com/IFMNSKIz0H

2018-11-04 14:37:04
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高屋敷氏脚本F-エフ-25話15 黒井は、五郎が筑波にて、軍馬と勝負したがっていると話す。 軍馬はそれを受け、勝った方が鈴鹿のレースに出るという条件を出す。 五郎・黒井ともに、それを飲む。 電話の最中、軍馬は純子の表情を見てしまい、黙り込む一場面があり(アニオリ)、ここの恋愛描写も良い。 pic.twitter.com/CDIj36f7so

2018-11-04 14:39:29
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高屋敷氏脚本F-エフ-25話16 一方赤木家では、将馬(軍馬の異母兄)が4千万円もユキに貢いでいたことが発覚。将馬は総一郎(軍馬の父)から大目玉を食らう(原作では、複雑な横領)。 この場面は、掛け軸のアップから始まるが、こういったアップ・間は頻出。エースをねらえ!演出、カイジ2期脚本と比較。 pic.twitter.com/cmT5H5CqYz

2018-11-04 14:41:23
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高屋敷氏脚本F-エフ-25話17 そして、五郎と軍馬の対決が始まる。初めてF3に乗る軍馬は、マシンを制御できず苦戦。それを解説する安田(黒井レーシングチームのチーフマネージャー)が可愛い。 可愛いおじさんも、よく出る。 グラゼニ・蒼天航路・太陽の使者鉄人28号脚本、ベルサイユのばらコンテと比較。 pic.twitter.com/Wa7AfhsbID

2018-11-04 14:43:12
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高屋敷氏脚本F-エフ-25話18 軍馬は、次第にマシンの癖を理解し、なんと乗りこなし始める。その走りはマシンを強引に組み伏せるようであり、皆は驚愕。 特に純子は、龍二の先を行くような、軍馬の限界突破を見て戦慄する。 ここの作画や演出は圧巻で、スタイリッシュな真下監督のセンスが光る。 pic.twitter.com/T1tvO8C0Cr

2018-11-04 14:45:11
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高屋敷氏脚本F-エフ-25話19 ついに軍馬は、五郎に勝つ。進退を賭けていた五郎は悲哀を込めて、去り行く軍馬を見る。 軍馬は思わず立ち上がり、「鈴鹿だぜ!F3デビューだぜ…やっとオレの出番だぜ!」と雄叫びを上げる。これはアニメの追加台詞で、同じ単語でリズムを取る、高屋敷氏の癖が出ている。 pic.twitter.com/3y3GfEfL4h

2018-11-04 14:46:23
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高屋敷氏脚本F-エフ-25話20 さゆりは、軍馬がまた一歩遠くに行ってしまった…と純子を案ずる。しかし純子は、軍馬は壁を乗り越える方法を見せてくれた…とさゆりに話す(アニオリ)。 原作にもある、黒井の「人にはそれぞれの壁がある」という考えについての、アニメなりの解釈が窺える。 pic.twitter.com/Dd7wDFjv5M

2018-11-04 14:49:04
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高屋敷氏脚本F-エフ-25話21 その夜、ユキは黒井から、軍馬のF3デビューが決まった旨の報を受ける。だが、その電話は将馬の手の者により盗聴されていた。 ユキが黒井レーシングチームに巨額の資金をつぎこんでいるのを知った将馬は、徹底的に軍馬達を叩き潰すことを決意する(アニオリ)。

2018-11-04 14:51:30
まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本F-エフ-25話22 ユキは、自分は離れていても平気だから、軍馬には夢を叶えてほしい…と、涙を流しながら星空を見上げるのだった(アニオリ)。こういった星の「活躍」は、多くの高屋敷氏の担当作で見られる。 1980年版鉄腕アトム・めぞん一刻脚本、元祖天才バカボン演出/コンテと比較。 pic.twitter.com/w8AMAmwETx

2018-11-04 14:53:10
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まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本F-エフ-25話まとめ1 軍馬をはじめ、様々な人物の「思い」が描かれた回。 前回( togetter.com/li/1281995 )に引き続き、軍馬がプロに一歩近付く度に、「青春の終焉と旅立ち」が待っていることが示唆される。この方針は特に、最終回を含めた、あしたのジョー2脚本に見られた。

2018-11-04 14:55:17