医療不安、年金不安、老後不安……少子高齢化の社会問題を解決するための「コンパクトシティ」
将来的には、日本もアメリカのように、医療崩壊していくだろうと予想できる。少子高齢化で、高齢者=患者は増えて、若者=財源は減っていく一方なのだから。
2018-11-09 22:30:03単純化した例では、10人しかいない限界集落では、医者は一日10人しか診られないが、都市部なら何倍も診られる。だから、医療や介護や公共インフラのコストが下がるのだ。
2018-11-09 22:36:03作った例だけではインパクトが弱いだろうから、実際の話もしよう。昔、郵政民営化が議論されていた時期に、郵政省の関係者がシンポジウムのようなイベントを開いた。
2018-11-09 22:37:55そこでの話だが、郵便ハガキ1枚送るのに約50~60円の料金だが、実際にかかるコストは、都市部で約10円、過疎地で約1万円と、なんと千倍もの開きがある!
2018-11-09 22:39:55これを始めて聞いた時は驚いたが、たしかに人口密度の差が千倍開くから、それだけコストの差も開くのだろう。ただし、過疎地は少数だから、料金が千倍にはならないが。
2018-11-09 22:41:53コストが一千万かかるのに対して、送る郵便物が千通なら、一通あたり一万円となる。千通だから、コストが悪いから送らない、という訳にいかないので。
2018-11-09 22:46:57郵便は例で、交通、水道、電気、警察、消防、そして医療、介護など、公共インフレのコストは、人口密度が高い方が効率が良く、コストも低い。
2018-11-09 22:48:34交通は道路、水道は水道管、電気は電線と、インフラはつなげなければ使えないのに対して、収益は料金と利用者の数で決まるから、人口密度が多い方がとうぜんコスパが良い。
2018-11-09 22:50:21ツイッターだし紙幅の都合で、コンパクトシティを一から説明することはしない。ただここでは、「シェアリングエコノミー」と相性が良いことを強調しておきたい。
2018-11-09 23:00:14シェアリングもコンパクトシティの方が都合が良い。十人しかいない集落で、シェアリングしようとするより、一万人いる方が効率が良いのは自明だろう。やはり人口密度が多い方が有利だ。
2018-11-09 23:01:42シェアリングが有効なのは、個人資産の稼働率の低さによる。たとえば、自動車に乗るのは平均一時間でも、シェアリングなら残り二十三時間を有効利用できる。
2018-11-09 23:03:26