2018年11月9日　システム部長　友の会　in 京都（第28回)での　 日本アイ・ビー・エム株式会社　部長　エグゼクティブ・テクニカル・スペシャリスト　クラウド・アーキテクト　樽澤　広亨（ひろゆき）氏講演のまとめ

友岡　賢二（Kenji Tomooka） @TomookaKenji

京都で勉強会。 pic.twitter.com/bp9vT1Up6W

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ブロックチェーンとは、分散し、共有され、複製される台帳。という定義もある。

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ブロックチェーンのポイント2点。 ①分散型処理モデル。 ②分散型処理モデルにおけるデータ処理。

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仲介者による集中型処理モデルはコストを要す。

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UberやAirBnBも仲介者による中央集権型ビジネスモデル。ブロックチェーンから見たら旧いビジネスモデル。仲介者がいない世界をブロックチェーンは志向。

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分散型処理モデルにおけるデータ共有において同期。可用性、トレーサビリティーが鍵。

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データの同期は「コンセンサス」という仕組みで担保されている。

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追記型（レコードのチェイン）によるトレーサビリティーの担保。

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トレーサビリティーを実現するデータ形式の事をブロックチェーンという。

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可用性はデータベースの分散配置によって担保。不正はあってが、処理そのものがこの10年で止まったことはない。

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ブロックチェーンとは：分散台帳技術。 DLT：Distributed Ledger Technology

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複数台のコンピュータにデータを管理する台帳をもたせる。

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ハッシュ値についての説明。ある入力データに対して、入力データを指す暗号化されたデータ。ハッシュ値から入力データを求めることは現実的にはほぼできない。改ざんを防止する仕組みとして使える。元のデータを変更するとハッシュ値も変化。

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ブロックの中には、Time Stampと取引履歴とハッシュ値が格納される。

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それぞれのハッシュ値は、前のブロックのハッシュ値を記録。

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ブロックチェーンはビットコインを支える基盤技術。 ブロックチェーンは、インターネットのような基盤。 ビットコインはブロックチェーンの１アプリのような関係。

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とはいえ、ブロックチェーンが流行したのはビットコインの影響。

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ビットコインがブロックチェーンの１歩目であったのは事実。

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スマートコントラクトとは契約の自動化。

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コンセンサスの形式にはいろいろある。大別すると３つのタイプ。仮想通貨のようなパブリック型。複数企業によるコンソーシアム型。単一企業のプライベート型。

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ビットコインのようなパブリック型の特徴はファイナリティがない。膨大なコンピュータリソースを使って、何が正しいかを当てっこしているようなもの。５１％のリソースを押さえられたら履歴の書き換えができる。（モナコインの事例）

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ファイナリティがないとビジネスでは安心して使えないので、信頼するリーダーを作って、顔が見える者同士で流通。分散コンセンサス形成アルゴリズム。

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モナコインのような事例を防ぐには認証、認可のプロセスが必要。

友岡　賢二（Kenji Tomooka） @TomookaKenji

一つの組織で完結するような社内システムにはブロックチェーンは不要。

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複数の企業間で取引をする場合にはブロックチェーンは有用。