
映画『ボヘミアンラプソディ』を見る人に事前に“Live Aidって何?”をおさらい。~(@harumi_fourcats)さんのツイートまとめ~

映画ボヘミアンラプソディを見る人に事前にLive Aidって何?をおさらい。20世紀最大のチャリティ音楽フェスで、英米その他から衛星同時生中継を世界84カ国に流すという、当時としては最新技術の限界に挑む試みでした。出演者はキラ星の如き超ド級のスーパースターばかり。もちろん出演料なし。→
2018-11-09 10:12:56
英国と米国のスタジアムから交互に中継。つまり各国にステージは1つずつ。英国を中継してる間に米国は転換するという。転換はドリフ形式でステージごと動いて入れ替わる仕掛けで迅速に。そんなステージだからシンプルに、特別な舞台装置無し、特別なライティング無し、特別なPA無し。皆が同一条件で→
2018-11-09 10:17:26
約10万人の観客を前に演じなければならない。持ち時間は1出演者に20分。2国を使い中継もあるので遅れは一切許されない。Live Aidは日本でも15時間生中継されたが、実際は24時間くらい続くイベントのはず。10万人近い観客の大半は自分には何の関心もない群衆というアウェイの状況。→
2018-11-09 10:21:52
出演者全員がスタジアム級のライブ経験者ではない事もあり、大人気の演者でも必ずしも成功しているとは言い難い演者もいた。そしてクイーン。クイーンはワンマン以外殆どやらないバンドだった。20分なんて切り売りみたいな仕事は死んでも引き受けなかった。このLive Aid以外は。クイーンは9ヶ月に→
2018-11-09 10:27:10
及ぶアルバムThe Worksワールドツアーで48公演を85年5月に終えたものの、音源作成とツアーの繰り返しに疲弊していたのも事実で休養期間を設けようかと言っている矢先にこのイベントの話が舞い込んだのだ。最初は乗り気でもなかったらしいが、出ると決めたら最高のパフォーマンスを見せるのが→
2018-11-09 10:30:39
クイーン。世界ツアーから3ヶ月しか経っていなくても時間内に最大限盛り上げるためのセトリを考え、入念にリハを蹴り返した。クイーンは壮大な舞台セットと度肝を抜く数のライティングで知られるステージ構成だし、ジーンズではステージに上がらないという矜持を持っていた。しかしこれらは一切→
2018-11-09 10:35:46
使えない。ライブバンドとしての自分達の実力を見せる時だ、という自負もあっただろう。 音楽的な背景を語ると、当時の音楽シーンではディスコミュージックが全盛で、オルタナティブなロックは「古い」と言われていた。クイーンは時代に合わせクラブシーンで通用するファンクなHOT SPACEを82年に→
2018-11-09 10:39:57
発表するも期待された音楽と違うということで商業的には不発。84年のThe Worksで原点回帰しギターやピアノ、コーラスを用いるロックに戻ったが、今度は時代遅れと揶揄され、バンドとして音楽的方向性に苦悩していた。それ故クイーンはもう終わったとか解散間近とゴシップ誌は騒ぎ立てていた。→
2018-11-09 10:43:59
そして迎えた出番。詳しくは現存する映像をご覧いただくとして、クイーンは昔から良く知られ無意識に刷り込まれてきたBohemian RhapsodyやWe Are The Championsに、The Works からライブ向けの曲を折り混ぜ、圧巻のステージを披露するのである。自分達のファンでは→
2018-11-09 10:49:33
ない群衆も含めて、ウェンブリースタジアムの7万人が1つになり盛り上がる様は鳥肌が立つほどだ。英米合わせて約70バンドが出演したが、今もLive Aidで語り草となるのはこの時のクイーンのパフォーマンスである。私自身、当時日本の中継を15時間観続けたが、掛け値無しにナンバーワンだった。→
2018-11-09 10:54:08
ファンの欲目抜きで圧巻過ぎて驚き、感動し、号泣していた。 クイーンは自分達の方向性に迷いを持っていた時期だったが、Live Aidで自分達を好きでもない群衆を巻き込んで大成功させたことに自信を取り戻し、自らも楽しみ、再び意欲を持って創作活動に入る。そうして出来たのがOne Visionである。
2018-11-09 10:57:27
Live Aidはクイーン自体にも強いカンフル剤となって迷走をストップさせたし、同時に作品も共作としてクレジットするなど良い方向性に向かうきっかけとなった。また、音楽シーンでは「流行遅れ」だったはずのクイーンの圧巻のステージは世間を黙らせ、「クイーンはクイーン」という評価に変わっていく。
2018-11-09 11:03:12
@FredPaulie ライブエイドは、Queenだけ観てもあまり良さは分かりません。全員が短時間で慌ただしく出演、舞台装置もライトの演出も一切無い、ギミック無しの実力が試されるステージ。24時間近く続くイベントでたった20分に最大のポテンシャルを発揮する集中力、10万人規模のライブに慣れてる、ライブバンドとして
2018-11-09 09:56:52
@FredPaulie 既に知られる実力の彼らが入念にリハを重ねる。7万人の大半は自分以外のファン。そういう状況でした。その凄さは、ほかのバンドを見てみないと伝わりません。日本の大型音楽フェスなど沢山のステージがあり、ステージ前にいるのは基本そのバンドのファンなのですが、Live Aidは英国に1ステージ、
2018-11-09 10:00:25
@FredPaulie 米国に1ステージあるだけ。客は移動も出来ず24時間そこに立ちっぱなし。多くのバンドが20分で実力を発揮出来ないまま去る。それなりにしか盛り上がらない観客。そこに彗星のようにキラキラしく登場し、大半が自分達を見にきた訳ではない群衆を興奮のるつぼに叩き込み、一つにする訳です。それは
2018-11-09 10:03:23
@FredPaulie クイーンのとこだけ観ても本当に分かりません。せめて1時間でもその前の人達を見てみてください。本当に、目の覚めるようなとんでもない圧巻のステージだったか分かるから。
2018-11-09 10:04:23
@FredPaulie 私は衛星生中継を15時間観てました。ファンの欲目ではなく、異次元にすごいライブでした。ファンとして誇らしかったし、咽び泣きながら観てました。クイーンとしては後にも先にも一度きりの「ステージ衣装すら着ない、演出一切無しのクイーン史上唯一のライブ」、それがLive Aidです。
2018-11-09 10:08:05
1985/07/13、QueenのLIVE AIDでのパフォーマンス映像 Full Set HQ youtu.be/TkFHYODzRTs
2020-07-13 14:09:26
ライヴエイド(LIVE AID)は「1億人の飢餓を救う」というスローガンの下、「アフリカ難民救済」を目的として、1985年7月13日に行われた、20世紀最大のチャリティーコンサート。(ウィキペディアより) pic.twitter.com/FOpmORy2B7
2018-11-12 21:42:33
