【横山光輝「三国志」講座188「あざけりの策」】
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【横山光輝「三国志」講座188「あざけりの策」01】 第188話です。西涼軍が長安城を落としたという報告は、都にいる曹操に速やかにもたらされます。鍾繇(しょうよう)は、潼関(どうかん)に落ち延び、曹操の援軍を待っている状態です。西涼軍の総勢は20万と聞き、潼関も長くは持たないと曹操は判断。
2018-11-13 12:32:23【横山光輝「三国志」講座188「あざけりの策」02】 曹操は、曹洪と徐晃を呼び、1万の兵を引き連れ、直ちに潼関に向かうように言います。ただし、西涼軍は大軍ゆえ、城を出て戦ってはならんと。10日間潼関を守り通せと指示。その間に、曹操は大軍を引き連れ潼関に向かうと言います。
2018-11-13 12:34:21【横山光輝「三国志」講座188「あざけりの策」03】 曹操はとりあえずの手当として、曹洪と徐晃を潼関の援軍に向かわせたわけです。10日で大軍の援軍が来るとわかれば、潼関の城兵達も勇気づけられます。ところが、この人選に難を示したのが、曹洪の兄、曹仁です。
2018-11-13 12:37:50【横山光輝「三国志」講座188「あざけりの策」04】 曹仁は、弟は血気にはやるところがあるから、別の人物を向かわせてくだされと言います。曹操は、たとえそうでも、徐晃がついているから大丈夫だろうと言います。とりあえずの手当だし、城を守るだけゆえ、そこまで危機感を持たなかったようです。
2018-11-13 12:40:32【横山光輝「三国志」講座188「あざけりの策」05】 それより、と曹操は曹仁に対し、南伐軍をすぐに呼び戻して、潼関に向かわせるように命じます。10日で到着するようにと言い、曹仁も直ちに向かうことに。これで曹洪を補佐するのは徐晃のみという状態が生まれます。
2018-11-13 12:42:41【横山光輝「三国志」講座188「あざけりの策」06】 さて、潼関に曹軍の援軍が到着したという報告が馬超のもとに届きます。1万程度という数を聞き、本隊がくるまでのつなぎだなと判断する馬超。援軍の将は曹洪と徐晃ということもわかっています。
2018-11-13 12:44:22【横山光輝「三国志」講座188「あざけりの策」07】 龐徳は、両人とも血の気が多い人物であると言い、その二人が相手なら、力攻めは止めたほうがいいといって、ヒソヒソと馬超に策を授けます。
2018-11-13 12:46:05【横山光輝「三国志」講座188「あざけりの策」08】 潼関の城では、曹洪と徐晃が外の敵の様子をみるために城壁の上から遠見をします。すると、西涼軍は緊張感が全くなく、兵士たちは馬から降りて寝転がったり、遊んでたりしています。これが西涼軍か、どういうつもりだ、と曹洪。
2018-11-13 12:48:07【横山光輝「三国志」講座188「あざけりの策」09】 おや、と曹洪の姿を認めた兵士たち。すると、兵士たちは、曹洪や徐晃の悪口を言い始めます。二人は弱将、あんなもんに構ってられん。曹操が到着するまで遊んでまとうと、あくびをして寝転がったりします。これを見た曹洪は、なんて奴らだと憤ります。
2018-11-13 12:50:42【横山光輝「三国志」講座188「あざけりの策」10】 兵士たちがますますつけあがってくると、曹洪も歯ぎしりしはじめます。曹洪を馬鹿にする歌や踊りが出てくると、ついにはぬぬぬ、侮辱するにもほどがあると曹洪はキレます。目にもの見せてくれようという曹洪を、ひとまず止める徐晃。
2018-11-13 12:53:52【横山光輝「三国志」講座188「あざけりの策」11】 あれはわざと将軍を怒らせて戦うために言ってることなんだから、言わせておけばいい、という徐晃の言葉に、曹洪は怒りをぶつける場がないとばかりに、むむむとうなります。それでもこの日は抑えることができました。
2018-11-13 12:55:02【横山光輝「三国志」講座188「あざけりの策」12】 翌日、曹洪が外の様子を伺うと、西涼兵はまたも曹洪を嘲ります。ホイホイとおちゃらけた歌と踊りで、曹洪はぐぐぐと歯ぎしり。また翌日は、もうからかう元気もないと、ぐーすか昼寝する西涼兵。曹洪はとうとう堪忍袋の緒が切れます。
2018-11-13 15:24:24【横山光輝「三国志」講座188「あざけりの策」13】 これ以上の侮辱には耐えられないと、城外の敵を蹴散らしに行くと出陣してしまいます。地べたに座り込んでいた西涼兵。まさかこんなに早く相手がキレるとは思わなかったか、反撃の態勢も取れずに、曹洪の怒りの刃をまともに受けてしまいます。
2018-11-13 15:26:11【横山光輝「三国志」講座188「あざけりの策」14】 慌てて逃げ出す西涼兵。逃げるな、今までの高言はどうした、と曹洪はなおも敵陣深く突っ込みます。 一方、食糧の在庫調査をしていた徐晃。結構な雑用もやってたんですね。これも副官の勤めでしょうか。曹洪が城を打って出たと聞いて顔色を変えます。
2018-11-13 15:28:11【横山光輝「三国志」講座188「あざけりの策」15】 敵のワナにはまるようなものだ、とすぐに連れ戻さなくてはと言って、徐晃はまさかりを持って出かけます。ストレスたまりまくりの曹洪は、西涼兵相手に大暴れ。次々と倒していき、口ほどにもないやつだ、といってますが、そこに徐晃が駆けつけます。
2018-11-13 15:29:59【横山光輝「三国志」講座188「あざけりの策」16】 敵にどんなワナがあるかもしれぬので、深追いするなという徐晃に対し、目にものみせてやったぞ、と西涼兵の陣を指さす曹洪。とそこにジャーンジャーンと銅鑼の音。うっ、と曹洪。むっ、と徐晃。西涼の馬岱これにあり、と西涼軍がなだれ込んできます。
2018-11-13 15:31:45【横山光輝「三国志」講座188「あざけりの策」17】 やはり待ち伏せがあったと、徐晃。こうなっては仕方がありません。大将である曹洪を城へ戻さねばなりません。急ぎ退却する二人でしたが、今度は龐徳の部隊が現れます。曹洪は血路を開いて関に戻れと叫び、必死に槍をふるいます。
2018-11-13 15:33:50【横山光輝「三国志」講座188「あざけりの策」18】 しかし、潼関の城にはすでに西涼軍が取り付いていて落城寸前。この様子を見た徐晃は、曹操が率いる本隊がもう近くまで来ているはずだから、そこまで落ち延びようと言います。やむをえんと曹洪は、逃げ出します。しかし、そこに馬超が登場。
2018-11-13 15:35:42【横山光輝「三国志」講座188「あざけりの策」19】 一人として逃がすな、皆殺しにしろ、という馬超の命令とともに、西涼軍は曹洪の軍を襲います。次々に倒れる曹軍兵。しかし、曹洪も徐晃も必死に西涼兵を倒します。徐晃は、自分に構わず先にいけといい、曹洪は駆け抜けます。
2018-11-13 15:37:33【横山光輝「三国志」講座188「あざけりの策」20】 徐晃もやっとの思いで血路を開き、曹洪の後を追います。二人は都の方向に向かって逃走することに成功します。しかし、その後は惨たるありさまでありました。将を失った城は落ち、曹軍兵達の死体がそこかしこに転がっています。
2018-11-13 15:41:08【横山光輝「三国志」講座188「あざけりの策」21】 もともと潼関にこもっていた鍾繇の消息が描かれていませんが、だいぶあとになって政治家として登場していますので、このときの落城の際にはうまく逃げられたものと推測されます。
2018-11-13 15:50:44【横山光輝「三国志」講座188「あざけりの策」22】 いずれにせよ、10日間持ちこたえればいいミッションをクリアできなかった曹洪。このままですむはずはありませんが…。 この続きは、また次回となります。 今回はここまで。
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