「北方領土問題」と、アメリカ、ロシア、中国の関係について

しろうと @sirouto

北方領土問題　国益にかなう決着を目指せ : 読売新聞 yomiuri.co.jp/editorial/2018…

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首相「２島先行返還」軸に日ロ交渉へ　４島一括から転換：朝日新聞 asahi.com/articles/ASLCG…

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四島一括か二島先行か…揺れ続けてきた日露交渉史 - 産経ニュース sankei.com/world/news/181…

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北方領土：安倍首相「対象は４島の帰属」従来と変わらず - 毎日新聞 mainichi.jp/articles/20181…

しろうと @sirouto

今日は、北方領土についてお話したいと思います。

しろうと @sirouto

これは、ものすごく深刻なテーマなので、重圧を感じるけれど、日本にとってものすごく重要なことなので、一回だけでも触れておきたかった。

しろうと @sirouto

冒頭に挙げたように、北方領土関連で進展がありそうだ、ということが新聞報道各社でニュースになっている。

しろうと @sirouto

領土問題には、北方領土のほかに、竹島と尖閣がある。

しろうと @sirouto

中国、日本から尖閣奪取に「短期戦争」計画 2020年からの10年の間に＝米シンクタンク msn.com/ja-jp/news/wor…

しろうと @sirouto

北方領土を考えるときに、同じ領土問題の尖閣と、セットで考える必要があると私は考える。どういうことか？　これから説明する。

しろうと @sirouto

これから中国が大きな脅威として立ちはだかってくる。尖閣問題は、オバマ元大統領が安保の範囲内と明言してからは沈静化しているかが、これから二度と熱をぶりかえさないかどうかは分からない。

しろうと @sirouto

というか、中国は虎視眈々と狙っており、これからリスクが高まっている、という意見が、先の米シンクタンクの記事のようにある。

しろうと @sirouto

もし将来の日本が、中露を同時に相手をする、二正面作戦をするハメになった場合、かつての二次大戦（日中戦争と日米戦争）のような、悪夢を再現することになる。

しろうと @sirouto

日本の国益の優先順位を考えたときに、強大化する中国の脅威に押し潰されないことが、上位にあることは言うまでもない。

しろうと @sirouto

今はアメリカが背後にいるから、中国は大人しくしているが、承知のように、アメリカは日本から米軍基地を引き上げることも、すでに検討している。

しろうと @sirouto

地政学的に考えると、日本は中露の国境に近いため、米中露のいずれかの大国と同盟、もしくは最低限中立を保ってもらう必要がある。

しろうと @sirouto

つまり、もしこれから米が日本から手を引くなら、中露に東西から挟み撃ちにされると、日本としては非常に困るわけだ。だから、ロシアには最低限中立でいてもらわないといけない。

しろうと @sirouto

かりに日本の自衛隊がどれだけ優れていたとしても、挟撃されれば戦力は二分することになる。だから、二正面作戦は可能な限り回避しなければいけないのは常識だ。

しろうと @sirouto

というと、「北方領土を火事場泥棒した、ロシアは今さら信用できない」という批判があるかもしれない。

しろうと @sirouto

「スキを見せれば侵略する」というような不信感があるかもしれない。しかし、これは相対的な問題だ。それでは、尖閣と竹島が火を噴いていたときに、ロシアは参戦してきただろうか？

しろうと @sirouto

なぜ、領土問題の三国のうち、ロシアは中韓と同調しなかったのか？　これはいろいろな理由がある。まず、ロシアは親日とは言わないまでも、中韓ほどの反日感情はないこと。

しろうと @sirouto

ロシアは中国と長い国境線で接していて、必ずしも思惑が一致しないこと。プーチンが歴代のロシア政権の中で、トップクラスに親日的なこと。

しろうと @sirouto

福島原発の事故以降、ロシアの天然ガスを日本は買っている。また、極東は人口密度が低いため、投資を求めている。そのため、わざわざ反感を買う必要がなかったのだ。

しろうと @sirouto

ロシアのメドベージェフ首相が、北方領土を渡さないと強硬発言していたが、それをプーチン大統領がたしなめたらしい。

しろうと @sirouto

さらに、地政学的にもうひとつ、シンプルな理由がある。長期的な傾向として、ソ連崩壊以降のロシアは西に向かい、経済自由化した後の中国は東に向かう。