ブルボン小林さんの「ザ・マンガホニャララ 21世紀の漫画論」、なんとサイン入り!!(噂の"キャラグター"笑)吉祥寺ブックス ルーエさんで購入。パッと見、残りわずかでしたな。危ない危ない。 pic.twitter.com/FSfJF5ImTS
2018-11-16 22:00:11さて、ブルボン小林さんの「マンガホニャララ」で取り上げていただいたわけですが(当時連載してたアガサ・クリスティー原作「蒼ざめた馬」)、言及されてた髪のツヤに関して弁明、というか釈明を笑。 pic.twitter.com/2hFVHKYOAD
2018-11-16 22:31:34週マガで(哲也の)連載が決まって、はたと思ったのが、少年漫画における髪のツヤは青年漫画のツヤと違うんじゃないかと。アシスタント経験は浦沢直樹師匠のトコのみ。なので浦沢式しか知らなかったわけで。以下浦沢式髪ツヤの技法です。
2018-11-16 22:37:02まず浦沢師匠の原稿はこんな感じでアシスタントに回ってきます。髪の毛の中の四角っぽい線がポイント。 pic.twitter.com/oWLc6wzU7l
2018-11-16 22:39:00アシスタントは背景描いてベタ、ホワイト、トーン処理してくわけですが、キャラはこの状態で師匠に渡します。四角の中はアシスタントが触ってはいけない師匠の聖域なのです(笑)。 pic.twitter.com/B3ADIotVqp
2018-11-16 22:42:02で、この後が師匠の墨入れ。筆ペンでササーっと、全頁のほぼ全員の髪のツヤを入れてました。頁のあらゆるトコに目を配れるので、やり残しや間違い等のチェックを同時にできて一石二鳥だそう。 pic.twitter.com/9avBaYry3K
2018-11-16 22:45:45ちなみに浦沢師匠、この髪のツヤは、大友克洋先生の漫画を研究して、おそらくこうやってんじゃないかって推測して導入した技法。そういえば枠線の太さと枠線と枠線の間の長さ(太さ0.8ミリ横5ミリ縦3ミリ)も大友先生の漫画から計算して取り入れてた。(雑誌は実際の原稿をちょっと縮小してる。)
2018-11-16 22:54:31…という髪のツヤ技法しか知らなかったので、哲也を始めるときに少年漫画の髪のツヤってどんな?と、当時入ってもらったアシスタントに聞いてみたら(ずっと少年誌にいる人だってので)、こんな感じっすよってやってもらったのがブルボン小林さんに言及されたあの髪ツヤ。私のせいじゃないのです笑。
2018-11-16 23:01:23てことは、星野さんの描く顔の造作と組み合わさったときに、ツヤ部分が特に強調されるのかもしれません。解説すごく嬉しいし面白いです! twitter.com/shinoyasushiho…
2018-11-16 23:09:47哲也1巻見てみたら、まだ髪ツヤ技法が確率する前らしく、浦沢式とアシスタント式が同居してた。 pic.twitter.com/3syH3gw7oL
2018-11-16 23:12:31ウチの最新の髪ツヤ。乱ツインズにて「宗桂~飛翔の譜」という時代劇×将棋漫画を連載中です。将棋監修は、将棋漫画史上最強!!渡辺明棋王です。ぜひご一読をm(__)m(宣伝w)星野 pic.twitter.com/R8URl6kD0T
2018-11-16 23:50:15