『機関精神史』創刊号:高山宏インタヴュー、各論考、翻訳など内容紹介まとめ

5/6(月)文学フリマ東京(@東京流通センター)にて復刊決定!(ブース番号は【カ‐07】) こちらは創刊時に作成したまとめです。
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機関精神史(3号残部僅少) @Neo_Mannerism

機関精神史、始動。 林達夫、山口昌男の失われた「精神史」を復権させるため......というのは表向きで「高山宏の孫たち」をテーマに発足した、秘密結社的色合いの濃い「超」批評誌です。記念すべき創刊号が第二十七回文学フリマ東京にて販売となります。「誰にも負ける気がしない」(錦織圭)です。

2018-10-27 22:52:31
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創刊号特集「精神史の覚醒」では、精神史というintellectual histotyともGeistesgeschichteとも違ったニュアンスをもつ方法論を、選ばれた四つの論考が「覚醒」させます(尚、この「覚醒」という言葉は、フランセス・イェイツ『薔薇十字の覚醒』へのオマージュ)。 pic.twitter.com/wXi7msYfH7

2018-10-29 21:33:17
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『機関精神史』のデザイン公開!「殺し屋のダンディズム」(三島)と評された澁澤龍彥『黒魔術の手帖』の装丁へのオマージュを狙ったら、いい意味でパンク風に。表紙の迷宮はホッケの「人間こそはもっとも深遠な、あらゆる意味でもっとも〈謎めいた〉隠喩である」への同意。分かりやすくあってたまるか! pic.twitter.com/lghxdPRQSf

2018-11-10 20:12:47
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「吾輩は機関精神史である。頁数はまだない」 本誌の(仮)目次を公開です! 特集タイトルの「覚醒」というワードに啓示を受けた詩人・高山えい子による図版選択も要チェック。ヤンポリスキー『空間的歴史』の詳細は後程、書評集「書物漫遊記——精神史の森の中へ」も近日中に書き手&タイトルを公開! pic.twitter.com/eeUQ8Xj7ho

2018-11-07 19:13:03
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高山宏インタヴュー「精神史としてのマニエリスム――アイ・ウォーク・ザ(・サーペンタイン)・ライン」

機関精神史(3号残部僅少) @Neo_Mannerism

『機関精神史』創刊号では、G・R・ホッケの方法論を自家薬籠中のものとした高山宏先生へのインタヴュー「精神史としてのマニエリスム――アイ・ウォーク・ザ(・サーペンタイン)・ライン」を掲載。スティーヴン・セガールから師・由良君美の知られざる豪傑譚まで内容盛り沢山の「六万字」です! pic.twitter.com/LbphhK73vN

2018-10-28 17:02:58
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【拡散希望】夕方ツイートした「高山宏インタヴュー」ですが、画像のテクストが学魔校正前&行間詰めてなかったので、コレが実際に販売するものになります……! 組版担当・高山えい子(93歳。高山宏にインタヴュー後「親戚になりましょう」ともちかけられた)から訂正のお詫びでした。 pic.twitter.com/Tc8RVMdXs3

2018-10-28 23:10:09
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なおインタヴュー後には、マグニチュード6の地震で揺れるなか「機関精神史」の揮毫も戴きました。白黒反転させたらパンクっぽいレタリングになったので、これでいきます。学魔の「十九歳、何てパンクなマニエラ」という文章を思い出しつつ(『かたち三昧』所収)。 pic.twitter.com/ycngoRp1pJ

2018-10-28 17:10:17
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山田宗史「精神違い――きだみのると錯乱するヒューマニズム」

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ヒューマニズムは終わったか? 否。「人間とは何か?」という問いの可能性はまだ尽きていない。きだみのると林達夫、渡辺一夫の間で行われた精神の交流を描き出す山田宗史@syamada0504「精神違い――きだみのると錯乱するヒューマニズム」は、そうした問題意識から発しています。 pic.twitter.com/ldnpe0mn5N

2018-10-30 22:25:02
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彼らに見出されるヒューマニズムは、きだが「気違い部落」をモチーフとしたように、人間性の定義よりは狂気の肯定へ向かうものでした。きだの再評価とともに、そうした「狂気のヒューマニズム」の視角をエルネスト・グラッシやネルソン・グッドマンなどと重ねることにより、新しい人間論を模索します。 pic.twitter.com/PLdJafHj4A

2018-10-30 22:29:05
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吉田隼人「演戯する精神――道化としての林達夫の肖像」

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吉田隼人の論考「演戯する精神」では、林達夫が晩年の対談本『思想のドラマトゥルギー』でジャン・ルーセの論文集『内部と外部』中の一篇「俳優とペルソナ」を紹介していたのに着目して、ルーセの議論の中心をなす《演戯》の視点から、林の文筆家としての信条表明と捉えられてきた論考「反語的精神」、 pic.twitter.com/pCjpHc18tU

2018-11-04 20:38:47
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そして彼のすぐれた業績としてよく挙げられる時事評論「共産主義的人間」と、それに対する左派の小場瀬卓三・右派の福田恆存・つかみどころのない花田清輝……という同時代の《演劇的精神》たちの三者三様の応答について、彼らをあたかも舞台上の「俳優」であるかのように扱い、考えます。 pic.twitter.com/0ip2986G69

2018-11-04 20:44:53
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尾形弘紀「近代日本の〈歴史劇場〉――『「挫折」の昭和史』を読む」

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一見のまじめな歴史語りのうちにたくさんの爆弾を仕掛け、晩年の山口昌男はニヤリとする。荒唐無稽すれすれの論理、たえず脱線を繰り返す軽率な記述……。これらの身振りを通じて、山口はあたりまえの「日本近代史」のかたわらに、もうひとつの歴史の舞台=世界劇場を据える隠微ないたずらを試みた。 pic.twitter.com/6UtcbkOuu3

2018-11-03 21:37:05
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この舞台の俳優は誰もがひとクセある厄介な輩だが、にもかかわらず(いやそのゆえに)めっぽう弱く、すぐに「挫折」してしまう。ライカのカメラを握る石原莞爾、ピストルを遮二無二撃ちまくるアルフレッド・ジャリや赤塚不二夫描く『天才バカボン』の本官さん、彼らは、愛すべき歴史の道化であった―― pic.twitter.com/6niFOhiyom

2018-11-03 21:43:53
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尾形弘紀「近代日本の〈歴史劇場〉」は、『「挫折」の昭和史』の精読を通じて、山口昌男が幻視していたそんな道化たちの跳梁する一幕の舞台、寺山修司の「天井桟敷」にも似た劇場の模様を実況する。あたかも山口が埋めて今は不発弾となっている語りの仕掛けを一個ずつ掘り出すように。 pic.twitter.com/bRpE0pKOks

2018-11-03 21:50:41
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ランシブル「精神の剥製師」

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精神を記述する方法として「剥製」に着目したのがランシブルによる論考「精神の剥製師」です。 スティーヴン・バン『クリオの衣裳』の「剥製師としての歴史家」という領域横断的な視点を手掛かりに、生物標本の技術におさまらず死者を甦らせる憧憬として諸学を超えて表出した剥製の欲望を探究します。 pic.twitter.com/vSYIx3WErT

2018-10-31 21:01:19
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例えばルイス・キャロル(1832‐1892)の同時代には剥製師ウォルター・ポッター(1835‐1918)の手による擬人化された剥製たちのもうひとつの不思議の国が存在していました。人と動物、生と死の問題に直面した「精神」を、「剥製」に光を当てることによって、浮かび上がらせます。 pic.twitter.com/WikQyXIEYa

2018-10-31 21:03:56
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ミハイル・ヤンポリスキー「空間的歴史――歴史に関する三つのテクスト」(訳=澤直哉+八木君人)

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ルネサンス期に新プラトン主義の影響のもと美術理論と美術史が形成される中、手工芸的なものは権威を失い、そうしたイデオロギー下の歴史言説から逸脱する「中世=ゴシック」の特異な「怪物」や「グロテスク」は、その過剰さゆえにそれを「美」の寓意として取り込もうとする正史と攻防を繰り広げます。 pic.twitter.com/Kv5IbvG8Vy

2018-11-07 21:22:13
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20世紀、ブルクハルトやヴァールブルク、シュロッサーはこうした「美」への再統合に抗するものとして手工芸的なものを再発見。徹底的にリアルであるはずが/ゆえに正史からこぼれ落ちる自然主義の「個体性/特異性」をアクチュアルなものとして取り戻すため、それぞれに独自の歴史を構築していきます。 pic.twitter.com/36AceWF9Wz

2018-11-07 21:26:54
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ヤンポリスキー『空間的歴史』(抄訳)は、これら手工芸的なものや「怪物」「グロテスク」を「独異性」という概念によって結び、正史の線的時間に抗うオルタナティヴとしての「星座=空間的歴史」を浮上させようと試みます。今回訳出は第1部「精神史としての文化史と自然史」全8章から1、2、4章です。 pic.twitter.com/h7nX5BoIDb

2018-11-07 21:36:28
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