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原田裕史🥚🧷 @harada_hirofumi
職業人の被曝限度は、年平均20mSvです。たまに出てくる「1Svで5%のガン死」というのは年20mSvで50年働いた場合の指標でもあります。 ICRPの考えでは、成人が自由意思に基づく契約により正当な報酬と引き換えに引き受けるリスクとして、社会的に容認されないレベルの少しだけ下、です。
原田裕史🥚🧷 @harada_hirofumi
公衆被曝の場合、70年で考えますし、放射線の影響を受けやすい上に保護対象である子供も含まれるため、職業被曝の上限よりも格段に低いことが求められるのが当然です。 現在の本邦の行政では年20mSvで避難指示が解除されるだけでなく、賠償や補償も打ち切られます。これではダメです。
原田裕史🥚🧷 @harada_hirofumi
国連人権理事会の特別報告者が苦言を呈するのは当然です。 国連報告者、福島事故の帰還で日本を批判 2018/10/26 8:49 nikkei.com/article/DGXMZO…
原田裕史🥚🧷 @harada_hirofumi
ICRPの勧告はもともとは職業人の労働災害を防ぐことが目的でした。 ブラック企業がまかり通る本邦で「ICRPは厳しい」と評されるのをしばしば目にするのは労働者の保護の視点のあり方から説明できると思います。 世界は日本より労働安全に厳しい、と。
原田裕史🥚🧷 @harada_hirofumi
ICRP の1990年勧告をみると、8%超のガン死は容認されないとして5%にあたる平均年20mSvを勧告してるのですが、社会的に容認されないレベルのギリギリ下、という物差しなんですよ。安全を考えたら下の方が望ましいけど、上げたい人もいる。上げる方の社会的限度を示すのが勧告の役割ですね。
原田裕史🥚🧷 @harada_hirofumi
個人的に容認するか否かとは別の話で。 ICRP が厳しいと評価する人は、労災に緩い人、という感じなんだと思います。
放射線防護の話の半分以上は「倫理」と「責任」
原田裕史🥚🧷 @harada_hirofumi
放射線の話をすると「科学」の話だと思う人が多いのだけれど、放射線防護の話の少なくとも半分は「倫理」とか「責任」の話なんですよ。科学と言っても社会 or 人文科学です。 自然放射線には責任者は居ないけれど、東京電力福島第一原発事故で撒き散らされた放射性物質には責任者が居るんです。
原田裕史🥚🧷 @harada_hirofumi
自然放射線にも「害」はあります。 ICRPの想定だと年1mSvで、0.35%くらいのガン死。おそらく自然放射線が原因で、1%未満だけれど0.1%よりも多くの人が亡くなります。 でも、そこには「責任」はありません。 東京電力の事業の結果として、千人に一人でも死因が変わる事が許されていいのでしょうか?
原田裕史🥚🧷 @harada_hirofumi
ICRP勧告の「年1mSv」というのは厳しい基準では無いんです。社会的に容認されるレベルの少し下「できるだけ高く」という基準で認定された基準です。 放射線の利用が社会的に利益があっても、許してはいけないレベルが「年1mSv」です。 業務上過失致死なら、一億人に一人でも犯罪なんですよ。
原田裕史🥚🧷 @harada_hirofumi
放射線の害は、立証が難しいんです。 でも理論上は害があるはず、なんです。科学に殉ずるなら「害はあるはず」として振舞わなければなりません。仮令統計的に有意な差がでなくても、です。 立証が難しく、補償が難しいからこそ、事前に避ける必要があるんです。 これは「公害」全般に言える事です。
国際放射線防護委員会(ICRP)の基準値と公衆被曝について
原田裕史🥚🧷 @harada_hirofumi
昭和50年というから1975年ですね。原子力委員会は原発による公衆被曝は年間50μSvまでに抑えるよう勧告しています。 発電用軽水型原子炉施設周辺の線量目標値に関する指針について:文部科学省 mext.go.jp/b_menu/hakusho…
原田裕史🥚🧷 @harada_hirofumi
放射線防護の話をする時は、国際放射線防護委員会(ICRP)の流儀に則ってるんですが、ICRPの流儀を変えるのは学者の役割で、市民的には結果を利用する、という風に考えています。 現在の行政は国連人権理事会の特別報告者から勧告が出る程度ですから、ICRPの流儀を適用するだけで改善するはずですし。
原田裕史🥚🧷 @harada_hirofumi
放射線の話をするときは、国際放射線防護委員会(ICRP)基準でするんですけど、原発好きの人は大抵ICRPよりも緩いからICRPが役に立つ、という面が大きいです。20mSvで保証も賠償も止めようとう行政に対抗するには強いでしょう。 批判に対して強固なので便利です。
原田裕史🥚🧷 @harada_hirofumi
難を言えば、基準が緩い。 累積1Svで5%のガン死を想定していながら、職業被曝の年20mSvも、公衆の年1mSvも高いでしょう。 上限で定年まで働き続けることを考えると、同期の20人に1人くらいが、その職業を選択したことで死因が変わる、ということになります。目標はあくまでもゼロとしても。
原田裕史🥚🧷 @harada_hirofumi
東京電力福島第一原発事故前、職業被曝の統計をみると、平均すると年1.1mSvとか、そのくらいでした。その状態でも更なる被曝低減が言われてたんです。 労災の目標はゼロ以外無いので、当然です。
原田裕史🥚🧷 @harada_hirofumi
公衆被曝の基準にしても「交通事故があるからと言って自動車の運用は否定されない」という類の話でしょう。(率的にも似たようなものです) 交通事故の目標がゼロ以外無いように、公衆被曝の目標はあくまでもゼロでしょう。公衆被曝を増やした人(法人)にはその責任を負ってもらわないと困ります。
原田裕史🥚🧷 @harada_hirofumi
行政の対応に関しては、ICRP の基準を使って話をしますが、下回れば安全というものでもない事は、強調しておいた方が良いと思います。 自動車の排ガス規制が適切であるかという問題と、排ガスが原因の健康被害を補償するか、という問題は別問題です。
原田裕史🥚🧷 @harada_hirofumi
普通であれば怪我をしない程度に軽く叩いただけだとしても、受けた側に損害があれば、補償をしなければならないのは当然です。 身体の弱い人は存在するものです。 放射線でわかりやすい例ですと、色素性乾皮症などが挙げられます。
原田裕史🥚🧷 @harada_hirofumi
「閾値」があるという現象も、閾値以下では起こらないというより、閾値を超えると多くの人に現れると捉える方が理屈として正確です。 自然現象ですから、特定の値を境にデジタルに変わるとは考えられません。 閾値以下では一部のヒトにしか現象が現れないだけです。
ICRP基準の問題点
原田裕史🥚🧷 @harada_hirofumi
ICRPの勧告に文句を言いたい人は、原発に賛成の人にも反対の人にも、いるけど、とりあえず、LNTにチャレンジするのは、正直やめといた方が良いと思います。 「線形近似に意味は無い」 という主張を通そうとするようなものですから。
原田裕史🥚🧷 @harada_hirofumi
放射線荷重係数とか、組織荷重係数とか、DDREFに文句を付けるのとは、質が異なります。
原田裕史🥚🧷 @harada_hirofumi
係数には、いくらでもクレームはつけられるし、今後も変わっていくでしょう。 もしかしたら、規制が一次近似ではなくなる可能性もないわけでは無いけれど、測定が追いつく見込みは薄いし、一次近似の意義がなくなるわけでも無いしょう。
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コメント

内田 @uchida_kawasaki 2018年11月23日
まとめ最後にツイートを追加しました。
内田 @uchida_kawasaki 2018年11月23日
「閾値」の考え方に関するツイートを追加しました。
Love Shinto @revolteaware 2018年11月23日
uchida_kawasaki まとめありがとうございます。
内田 @uchida_kawasaki 2018年11月23日
ICRP基準値の問題点に関するツイートを追加しました。
内田 @uchida_kawasaki 2018年11月24日
「死の理由が変わる意味」に関するツイートを追加しました。
内田 @uchida_kawasaki 2018年11月25日
まとめを更新しました。
内田 @uchida_kawasaki 2019年1月26日
まとめを更新しました。
内田 @uchida_kawasaki 2019年1月27日
関連ツイート・記事リンク追加しました。
内田 @uchida_kawasaki 2019年1月29日
まとめを更新しました。
内田 @uchida_kawasaki 2019年2月9日
「公衆被曝年間1mSv」に関するツイート群を2つ追加しました。
内田 @uchida_kawasaki 2019年5月11日
「ICRP の考えで、一番重要なのは…」追加しました。
内田 @uchida_kawasaki 2019年5月15日
「ICRP の勧告は国際的な人権概念に基づいている」追加しました。
内田 @uchida_kawasaki 2019年8月24日
ICRP勧告草案パブコメに関するツイートを追加しました。
内田 @uchida_kawasaki 2019年8月24日
メモしていたツイート(七月頃)の年間1mSv関連を追加しました。