過剰診断

発症するがんの早期発見と、発症しない過剰診断のがんは見分けられないということだ。
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onkapi @onkapi

がん検診をして検出されるのはスクリーニング効果(がんの早期発見)と過剰診断(人の生涯にわたって発症することのないがん。潜在したままのがん)。 とすると、スクリーニング効果だけではないとしたら、残りのほとんどは過剰診断。生涯潜在したままのがん。

2018-11-19 12:31:38
onkapi @onkapi

がん検診して検出される、スクリーニング効果(がんの早期発見)と過剰診断(生涯発症しないがん)は、どちらも同じがんでみわけがつかない。この部分が一番大事。 スクリーニング効果のがんは治療したい。過剰診断のがんは治療したくない。だけど見分けられないからどちらも治療。それが標準の治療。

2018-11-19 12:35:05
onkapi @onkapi

過剰診断をなくそうと、小さいものを避けて、大きいものや転移のあるものを選んで治療しても、その選んだものは、その選んだ段階のなかにそれなりに過剰診断のがんがあるわけだから、過剰診断を人為的に無くそうとすることはできない。

2018-11-19 12:38:58
onkapi @onkapi

過剰診断による過剰治療はとても残念な行為だから、絶対に無くしたいのだけど、スクリーニング効果で早期発見できて治療して命がたすかった、ということがあるからこそ、その過剰治療がゆるされている。がまんしている。

2018-11-19 12:40:44

がんについて、お医者さんが言っていたというのを、ちょっと前に聞いたことがある。
がんはそれ自体が毒をだすとかそういうものではないと。ただおおきくなって、内臓のはたらきを阻害すると。

がんは発生してのち、どのように育っていくのか。発生した時に、潜在がんになるのか、いつか発症するものになるのかどうかが決まるのか、育ていきながらどっこかの時点できまるのか、育っていくうち突然きまるのか。いちど決まってもまた決まり直すのか。そこらへんも重要そうに思う。

とにかくがんはそういうようなもので、同じがんが、発症しないもの、するものになるようなイメージ。

おなじみわけのつかないがんだから、発症しないものも、発症するものも、どちらも、リンパ節や遠隔の転移も同じようにあれば、浸潤も同じようにある。転移したがん細胞が、どこかにひそんでいてみつけられなかったら、発症しないがんもするがんも、治療後の再発はある。

生物にとって重要な臓器のなかで、がんが大きくなってしまうことは阻止したい。だからがんが見つかったらはやめに除去する、はただしい医療。しかし発症しないする(大きくなるならない)はそのがんの見た目わからない。わからないから、見つかったがんは発症しないものもするものもすべて除去する。
発症しないがんの除去がある。でもそれは発症するがんを治していることが免罪符となっている。

現在それぞれのがんについて、発症しないがんの比率というものが地道に検討されているのだろうと思う。発症するがんが確実に治るように、発症しないがんの治療がなるべくおこらないようにと。

甲状腺がんは、発症しない率のかなり高いがんとして、にんしきされているようである。そうだからか、甲状腺がんを早期発見しようという検診は一般におこなわれない、