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ナーサリーマジックとは
@final__gambit
@MuseeMagica すみません。ナーサリーマジックってなんですか??
西洋魔術博物館 @MuseeMagica
@Suteinu0 英国児童文学とりわけピーターパンやメアリー・ポピンズに登場するような、子供部屋を舞台とした魔法のことです。イノセンスを結界で守るのか窓から飛び出して成長するのかを問うややこしい領域でもあります。
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@ginkoji いいえ、目立つところではマージエリー・ビアンコの「ベルベットのウサギ」(1900)で使われた言葉です。担当妖精も設定されています。
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花が咲いたということは妖精が一仕事終えたことを意味するわけで、おつかれさまでしたとねぎらって椅子のひとつも置いておくのが礼儀、とする童話絵本の類があります。それを実行するのが妖精魔術というかナーサリーマジック。続きはその晩の夢のなかで、と。 pic.twitter.com/knj3IpaRig
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自然現象に神秘的解説を試み、神秘的干渉によって自然現象の惹起を試みるのが魔術の基本でありましょう。お花も夜には眠って朝に目覚めることに気づけば、夜明け前のお花に「起きろ!」と号令して開花時刻が早まるかどうか観察してみるとか。このあたりをナーサリーマジックと呼称しております。 pic.twitter.com/n1rmTkhpup
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ナーサリーマジックたち
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もともと魔法書として著わされたものではないのに、オカルト関係者によって魔法書認定されてしまう不幸(?)な作品もあります。スティーブンスンの「童詩集」もそのひとつ。ナーサリーマジックの古典として愛用者多し。 pic.twitter.com/ApOEsdpFxq
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ナーサリーマジック。デ・ラ・メアの童謡詩集(1902)の素晴らしさは冒頭からヴィジョンの消し方を教える点にあります。朝方の魔法や妖精の夢は、起床して靴をはくと消えてしまうのです。靴が有する心理的効果は重要な考察対象也。絵は1923年版から。 pic.twitter.com/zhq5fAWWbt
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さて一冊到着。ブレット・ハート著グリーナウェイ画『海賊島の女王』第二版(1900)。ごっこ系ナーサリーマジックの古典ですが、さらに注目すべきは見返しの写真と書き込み。これによってこの書物がもともとA.E.ウェイトの蔵書だったことがわかります。張り込まれた写真も貴重品なり。 pic.twitter.com/Tkn6mj90gw
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昔のロンドン。夕暮れに多数の街灯を点灯し、夜明けに消灯してまわるランプライターたち。トワイライトのさなかに光を司るため、どこか神秘的な存在と見なされたようです。すなわちナーサリーマジックのオフィサー候補といえましょう。絵はデ・ラ・メアの童詩集から。 pic.twitter.com/g3IpfY25i0
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雑。いわゆる「天球の音楽」ピタゴラス理論から計算的に導き出されるものなのか、あるいは「月や星を眺めながら眠ると音楽が聞こえてくる」といった感覚的なものか。後者だとすれば共感覚の産物なのか。このあたりが意外にナーサリー・マジックの分野であります。図像はロビンソンから。 pic.twitter.com/60yykHfp6L
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「天球の音楽」とは、ピタゴラス教団が行っていた音楽研究の一つ。各惑星がある楽音に対応し、それらがハーモニーを形成しているとしたもの。
注意しなければならないのは、これは現代において考えられる"音楽研究"とは大きく異なるもので、哲学的な研究の過程にある音楽とみるべきものであるという点。宇宙を知覚する上でそれを音楽に置き換えたようなもの。

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一冊到着。セットゥーンの『子供の世界』(1896)ロビンソンが絵をつけたスチーブンスン童詩集の類似品といってよいか。 プライズ本のラベルあり。「バニヤンの天路歴程の挿絵で好き勝手に物語を作る」という素敵な一節があり、感動しております。ナーサリーマジックの奥義書なり、と。 pic.twitter.com/2XaqRhF838
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19世紀の子供たちの世界は、椅子を倒すだけで変容します。ただの家具が二頭立ての馬車になったり、海賊船になったりするわけです。魔法の現場でよく見られる、なにかをひっくり返すことによる儀式の場の定義の根幹はこのあたりにあるのかな、と。ナーサリーマジックの興趣であります。 pic.twitter.com/HUhl55S3LZ
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ナーサリーマジック。「王国の鍵」はもともと「羊が一匹」系の入眠デバイスだったようですが、夢の王国に入り込む瞑想にも使える模様。収縮と拡張を繰り返す宇宙観は深遠なり、と。図版はシルヴェスター『ブックランドの旅』(1922)から。 pic.twitter.com/UD0y4jLVRW
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雑。3月17日はケイト・グリーナウェイの誕生日です(1846年)。この人が描いた子供たちの影響力は計りしれません。どれほどのフォロワーが生まれたことか。絵は1891年のアルマナック(ナーサリーマジックの古典として愛用者多し)。 pic.twitter.com/n1GH1xaEiI
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ナーサリーマジック。「つむじまがりのメアリーの庭」をちゃんと再現できたらなにかが起きるという伝承。ある種の魔法円でしょうか。「銀の鈴と貝殻と並んだ少女たち」がなにを意味するのか、解釈はひとそれぞれで面白うございます。絵はウィルビークpic.twitter.com/EntvweWwuK
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ナーサリーマジック。「つむじまがりのメアリーの庭」がどれほど多様な解釈を許すのか。人面草を育てる者あり、足元に謎空間を現出させる者あり、百花繚乱しておるのであります。かくして喚起された心象は心の深いところに収納され、ふとしたことで噴出するから面白うございます。 pic.twitter.com/a4Unk8CvZI
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ナーサリー・マジック。 「鳩小屋に一礼、井戸に一礼、くるくる回って朝の香りを吸い込んで、 回るのをやめたら、青と緑のあいだに自分の幽霊が見える。 それは妖精の子、踊って、踊っている」 デラメアの妖精詩集から「複体」と題された一篇です。ここまで露骨なのも珍しい。絵はラスロップpic.twitter.com/2GCDLPCCHn
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一礼の仕方は、女子がドレスの裾をつまんで片足を引いてちょこんとディップするあれです。この魔法は子供の頃に一度しか使えないそうで、詩集を読んでいる人はみな手遅れというあたりが心憎いのであります。
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ナーサリーマジック。 「一回跳べたらほめてあげる。三回跳べたらお菓子をあげる。五回跳べたらキスしてあげる。七回跳べたらー」 この手の縄跳び歌で遊んでいると、目に見えないものが参加してくる場合があるので、やめる回数を決めておくのが賢明とか。絵はウィルビーク・ラ・メールpic.twitter.com/qkvwVcmQN2
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ナーサリーマジック。 「ほらみて、わたしはジャンピング・ジョーン。だれもいないとわたしはひとり」。有名なマザーグースですが、ウィルビーク・ル・メールの描き方は明らかに「イマジナリー・フレンド」のそれ。トワイライトのなか、顔が見えません。 pic.twitter.com/kfATxH8xrn
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コメント

ろんどん @lawtomol 11月22日
花を咲かせて一仕事終えた妖精さんのためにイスを出しておく…いいなぁこういうの
форевер леарнер @Yeeeaaaahhsss 11月22日
#まほよめ 好きな人こういうのも好きそうじゃない?
時々怒るおっさん @oldmanpom 11月23日
先生、星一徹がちゃぶ台をひっくり返すのはナーサリーマジックに含まれますか?
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