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西洋魔術博物館さんによる「ナーサリーマジック」についての言及

個人的にまとめて見ておきたかったのです。
童話 文化 オカルト 妖精 人文 歴史 魔術 童謡 マザーグース
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ナーサリーマジックとは
@final__gambit
@MuseeMagica すみません。ナーサリーマジックってなんですか??
西洋魔術博物館 @MuseeMagica
@Suteinu0 英国児童文学とりわけピーターパンやメアリー・ポピンズに登場するような、子供部屋を舞台とした魔法のことです。イノセンスを結界で守るのか窓から飛び出して成長するのかを問うややこしい領域でもあります。
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@ginkoji いいえ、目立つところではマージエリー・ビアンコの「ベルベットのウサギ」(1900)で使われた言葉です。担当妖精も設定されています。
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花が咲いたということは妖精が一仕事終えたことを意味するわけで、おつかれさまでしたとねぎらって椅子のひとつも置いておくのが礼儀、とする童話絵本の類があります。それを実行するのが妖精魔術というかナーサリーマジック。続きはその晩の夢のなかで、と。 pic.twitter.com/knj3IpaRig
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自然現象に神秘的解説を試み、神秘的干渉によって自然現象の惹起を試みるのが魔術の基本でありましょう。お花も夜には眠って朝に目覚めることに気づけば、夜明け前のお花に「起きろ!」と号令して開花時刻が早まるかどうか観察してみるとか。このあたりをナーサリーマジックと呼称しております。 pic.twitter.com/n1rmTkhpup
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ナーサリーマジックたち
西洋魔術博物館 @MuseeMagica
19世紀の子供たちの世界は、椅子を倒すだけで変容します。ただの家具が二頭立ての馬車になったり、海賊船になったりするわけです。魔法の現場でよく見られる、なにかをひっくり返すことによる儀式の場の定義の根幹はこのあたりにあるのかな、と。ナーサリーマジックの興趣であります。 pic.twitter.com/HUhl55S3LZ
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ナーサリーすなわち子供部屋ではナニーが子供たちにこういう絵を見せて文字を教えるわけです。近代魔術結社では最初にヘブル文字の読み方と意味を教えるわけで、初等教育の共通性だけでは片付けられないなにかを感ずるのであります。 pic.twitter.com/r32bAMqX7p
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@MuseeMagica from "Grant Richards's Children's Annual 1903". Queen がちゃんとアレクサンドラ王妃のお顔になってるのがご愛嬌。

ヘブル文字  https://ja.wikipedia.org/wiki/ヘブライ文字
一般的にはヘブライ語を表記するためのヘブライ文字のことだが、オカルトにおいては文字それぞれに魔術的意味があるとされ、タロットとの対照表なども存在する。

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雑。世界で一番有名なナニーメアリー・ポピンズですが、二番目となるとこの人アリソン・カニングハムでしょうか。スティーヴンソンを育てた女性で、児童詩集を捧げられたため名前が残りました。ヴィクトリア朝のナーサリーを語る際に外せない存在。 pic.twitter.com/zIpM8LtMep
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現在多くの魔術結社で採用されている修行法「キムのゲーム」も元を正せば play of jewel というナーサリーの定番ゲーム。ちなみに「キム」の作者キプリングは熱心なフリーメイソンとしても有名な人です。 pic.twitter.com/sNpk60TN0r
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ナーサリーには恐怖が持ち込まれるときもあります。悪い子はブギーマンにさらわれるとナニーがおどすのですが、その恐怖は時を経て成人の意識上に噴出するのでしょうか。絵は『ララバイランド』から「悪い子がいるから冬の夜風がすすり泣く」図。 pic.twitter.com/y16UnAloNE
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黄金の夜明け団の儀式場は二重立方祭壇、円柱、台座等で構成されています。以前からこの組み合わせが心にひっかかっていたのですが、ようやくピンときました。積み木です。テンプルナーサリーの共通項は予想以上に多く、また深刻なのかもしれません。 pic.twitter.com/zGPZUZt5MU
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参入儀式を経て入団する魔術師は、魔術的には生まれたての赤子ですから、かれが日々を過ごすことになるアウターオーダーはまさにナーサリーに他ならないわけです。絵文字、積み木、木馬、人形など、ヴィクトリア朝の子供部屋との共通は必然かと。 pic.twitter.com/GbOMvEmwMI
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フリーメイソン https://ja.wikipedia.org/wiki/フリーメイソン
黄金の夜明け団  https://ja.wikipedia.org/wiki/黄金の夜明け団
特に著名な秘密結社。

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もともと魔法書として著わされたものではないのに、オカルト関係者によって魔法書認定されてしまう不幸(?)な作品もあります。スティーブンスンの「童詩集」もそのひとつ。ナーサリーマジックの古典として愛用者多し。 pic.twitter.com/ApOEsdpFxq
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ロバート・ルイス・スティーヴンソン【Wikipedia】 https://ja.wikipedia.org/wiki/ロバート・ルイス・スティーヴンソン
『ジキル博士とハイド氏』の著作で有名な作家。

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ナーサリーマジック。デ・ラ・メアの童謡詩集(1902)の素晴らしさは冒頭からヴィジョンの消し方を教える点にあります。朝方の魔法や妖精の夢は、起床して靴をはくと消えてしまうのです。靴が有する心理的効果は重要な考察対象也。絵は1923年版から。 pic.twitter.com/zhq5fAWWbt
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さて一冊到着。ブレット・ハート著グリーナウェイ画『海賊島の女王』第二版(1900)。ごっこ系ナーサリーマジックの古典ですが、さらに注目すべきは見返しの写真と書き込み。これによってこの書物がもともとA.E.ウェイトの蔵書だったことがわかります。張り込まれた写真も貴重品なり。 pic.twitter.com/Tkn6mj90gw
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昔のロンドン。夕暮れに多数の街灯を点灯し、夜明けに消灯してまわるランプライターたち。トワイライトのさなかに光を司るため、どこか神秘的な存在と見なされたようです。すなわちナーサリーマジックのオフィサー候補といえましょう。絵はデ・ラ・メアの童詩集から。 pic.twitter.com/g3IpfY25i0
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ナーサリー関連で19世紀の妙なゲームを発見。兄弟姉妹や友人を集めてほぼ同人数で手を使っての引っ張り合い。相手側を完全に引っ張りこむと勝ち。なぜかゲーム名が「フランス人とイギリス人」勝ったほうがイギリス人で、負けた相手側を「やーい、このフランス人」と罵倒する模様。恐るべし。 pic.twitter.com/rMNqhal1z3
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雑。いわゆる「天球の音楽」ピタゴラス理論から計算的に導き出されるものなのか、あるいは「月や星を眺めながら眠ると音楽が聞こえてくる」といった感覚的なものか。後者だとすれば共感覚の産物なのか。このあたりが意外にナーサリー・マジックの分野であります。図像はロビンソンから。 pic.twitter.com/60yykHfp6L
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コメント

ろんどん @lawtomol 2018年11月22日
花を咲かせて一仕事終えた妖精さんのためにイスを出しておく…いいなぁこういうの
T.H.@JTE @cataildragger 2018年11月22日
#まほよめ 好きな人こういうのも好きそうじゃない?
アルパカおじさん @oldmanpom 2018年11月23日
先生、星一徹がちゃぶ台をひっくり返すのはナーサリーマジックに含まれますか?
花鶏ちゃん@skeb @Attila_A 2018年11月23日
まとめを更新しました。
花鶏ちゃん@skeb @Attila_A 2018年11月29日
まとめを更新しました。
花鶏ちゃん@skeb @Attila_A 2018年12月19日
まとめを更新しました。
花鶏ちゃん@skeb @Attila_A 2019年2月27日
まとめを更新しました。
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