海軍騎士様におすすめしたい軍艦

チーム花さま @mbojis87

戦艦長門。大正に竣工した古い艦で、大きな大砲を積んで装甲も厚く巡洋艦に並ぶ速力を持った当時としては化物級の戦艦で、日本ではかるたや絵葉書で多く知られて人々に親しみある艦でもありました。しかしその驚異のスペックは後の軍縮条約の切っ掛けになったとも言われており、長門級のスペックを>

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持つ軍艦は世界で7隻、その7隻はビックセブンと称されました。長門は連合艦隊旗艦を務め、関東大震災の際にはカタログスペックを上回る最大速度で日本に向かいその姿は被災した国民に安堵を与えたそうです。太平洋戦争が開戦すると時代は航空戦が主流となり長門の出番は減ります。

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その中でもマリアナ沖海戦やレイテ沖海戦では多くの砲撃を行い味方艦を助けました。長門は95年夏の横須賀空襲で被弾しそのまま終戦を迎えます。個人的に長門で最も語りたいのは終戦後のエピソードです。長門は戦後、アメリカに接収され、核実験の標的艦になりました。洋上に浮かぶ長門に、一発目の

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核爆弾が炸裂する。しかし長門は装甲が少し溶解しただけで沈む事は無く、二発目。それでも長門は少し傾いただけで、沈まなかった。日本に敗戦をもたらした爆弾の威力を前に、長門は大和魂を誇るように在り続けたのです。その数日後、浸水により役目を果たした長門はゆっくりと眠りにつきます。

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現在長門の船体は海の底で、ダイビングスポットとして人々に親しまれているそうです！！という！日本の誇り！大和魂を忘れなかった、戦艦「長門」のザックリとしたお話でした！

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駆逐艦「時雨」は昭和生まれの白露型二番艦。姉妹艦と共に御召艦比叡の供奉艦を務めました。太平洋戦争では多くの主要な作戦に参加、ドーリットル空襲を行なった空母ホーネット、エンタープライズの追撃に出撃した(命令により途中で引き返している) ブーゲンビル島沖海戦では唯一無傷で帰投し、>

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その武勲は天皇にも報告され、レイテ沖海戦でも堅牢な米軍艦隊の守りを切り抜け帰還。この事から時雨は、幸運艦、浮沈艦、と言われ「呉の雪風、佐世保の時雨」と絶対に沈まない艦、と呼ばれるようになりました。しかし、そんな浮沈艦「時雨」に最期の時が訪れます。>

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大戦末期の45年1月、護衛任務中に米潜水艦の雷撃により沈没。長きに渡るその浮沈神話に幕を閉じました。また時雨の乗組員は非常に勤勉であり、砲撃の練習やレーダー対策の調査など余念がなかったそうです。運だけでなく、実力で武勲を掴んだ時雨は、現在ダイビングスポットで静かに眠っています。

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以上が小さな幸運艦！時雨のざっくりした艦歴です！(((ง’ω’)و三 ง’ω’)ڡ≡ｼｭｯｼｭ 幸運艦と言えば雪風も屈指の艦歴を持っているのですが、そちらの話は逢来が乗った艦として新刊の書き下ろしに収録したので良かったら読んでみてね❄️

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空母「瑞鶴」は瑞(めでたい)鶴という名を持つ昭和生まれの若い正規空母です。その名の通り大変な幸運艦てあり、作戦中スコールに紛れ攻撃が姉妹艦翔鶴に集中したため、無傷であったというエピソードもあります。太平洋戦争では真珠湾から多くの作戦に参加、ミッドウェー海戦で一航戦が壊滅すると、>

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瑞鶴、翔鶴は新一航戦、として以降の戦いで連合艦隊の主力を努めていきます。帝国海軍の幸運の象徴瑞鶴の最期はレイテ沖海戦。ミッドウェーで大敗を期して以降挽回の余地が無くなった日本は、唯一残った正規空母である瑞鶴を囮にする、という作戦に出ました。作戦趣旨は、空母を囮にしてでも戦艦部隊>

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を送り出す、というものでありこの作戦の成功は、瑞鶴率いる囮部隊の生還を保証しないものでした。この囮作戦は成功し、瑞鶴は米戦艦6隻、空母11隻、他計53隻と会敵します。瑞鶴のマストに旗艦を象徴するZ旗が翻り開戦。この旗には「皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ、各員一層奮励努力セヨ」の意味が>

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込められた象徴でした。瑞鶴は勇猛に戦い、瑞鶴を護衛する駆逐艦の中には瑞鶴への魚雷攻撃を防ぐため身を呈して自爆した艦もいました。壮絶な戦いの末、遂に船体の至る所から火を吹いた瑞鶴に、総員退艦命令が下る、乗員はその幸運にして武勲艦を称え万歳三唱をして船を降りたそうです。

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この戦いに至るまで、無傷で戦争を生き抜いてきた瑞鶴は、現在慰霊碑が建てられています。という、ざっくりとした空母瑞鶴のお話しでした！！！

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「松型駆逐艦」は43年の大戦期、これまでとは全く違うコンセプトで作られた、輸送・護衛に重きを置いた戦闘には不向きの量産型の駆逐艦です。一番艦ネームシップ「松」二番艦「竹」三番艦「梅」など、樹木の名を与えられた総勢32隻の駆逐艦で、「雑木林」と揶揄されていました。しかしそんな雑木林の>

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中には、駆逐艦の矜持を忘れず勇猛に戦った艦もいます。 壮絶な最期を遂げた艦、ネームシップ「松」 その最期は、建造と同年7月、硫黄島作戦に伴う輸送護衛任務での事。 スカベンジャー作戦の為来襲した米艦隊と会敵、第一波で松は敵艦載機５機を撃墜するものの、第二波、三波で遂に輸送部隊は>

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壊滅する。残存艦は、松、第4号海防艦、利根丸の三隻。ここで松は大きな決断をします。「四号海防艦ハ利根川丸ヲ護衛シ戦場ヲ離脱セヨ」と打電し反転すると、単艦で軽巡駆逐艦からなる11隻の敵艦隊へ突っ込んでいきました。 19:15「巡洋艦及ビ駆逐艦10隻ト交戦中」と入電 19:40「ワレ、敵巡洋艦ト>

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交戦中、コレヨリ反転、突撃ス」と入電 これが松の最期の言葉となりました。 この後、真っ赤な炎に身を包んだ松が敵艦隊へ突撃していく姿が目撃されています。 その後利根丸も沈没し、第4号海防艦のみが帰投します。量産型の雑木林と揶揄されながらも、松はネームシップたる勇敢な駆逐艦でした。

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続きまして、そんなスペックを超え快挙を残した駆逐艦「竹」 竹の武勲を語る上で最も大きなエピソードは第七次多号作戦での米駆逐艦クーパー撃沈です。43年12月、輸送護衛任務中の竹は、米駆逐艦隊三隻と会敵。この三隻は米国最新鋭の大型駆逐艦であり、他の味方艦は集中砲撃で沈んでいく>

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最新鋭の敵艦三隻と対峙する事になった竹は、たった三本しか残っていない魚雷を10km離れた敵艦へ向けて放つ。内一本は不発弾であり、残り二本、その内の一つが敵駆逐艦クーパーに命中、クーパーは瞬く間に轟沈し、更に竹は敵駆逐艦隊モールへも複数の命中弾を残しました。竹も数発の命中弾を浴びる>

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ものの、この損壊により米艦隊は撤退、竹も帰投を果たしました。竹はその後戦後まで生き残り、復員輸送任務に従事した後、賠償艦としてイギリスへ渡され解体されました。 脆弱な装備で敵の最新鋭軍艦を沈没させた竹の武勲は、帝国海軍最後の水上艦による雷撃での敵艦撃破として、記録されています。

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最後に、姉妹艦に比べると目立った活躍は無いものの、大戦末期まで任務に参加し滅びゆく日本を表したかのような最期を迎えた駆逐艦「梅」 竣工から姉妹艦と共に輸送護衛作戦に参加したら梅の最後は、45年1月のアパリ防衛のための輸送任務です。作戦中、B25 12機と、P47 4機の空襲を受けます。>

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輸送部隊と並行して飛来するB25を梅は友軍機と誤認、その為回避行動が遅れた梅は直撃弾を受け爆雷に誘爆し船尾を喪失、さらにロケット団を受け船は大きく損傷し、続く機銃掃射によって次々と乗員が倒れていきます。同乗する吉田司令はタバコをくわえ、乗員たちに落ち着くように態度で示しましたが、>

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間も無く浸水が食い止められなくなり、船体は大きく傾き、生存者が退艦移乗をしたところで、梅は汐風の砲撃により処分され、海の底に沈んでいきました。個人的に印象に残ったのが、司令・吉田正義大佐の冷静な態度。艦に乗る海の男達のエピソードも多々ありとても素敵なんですよー！

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以上！他にも、北の海を守り続けた「橘」など、松型駆逐艦には武勲を残した艦が数多くいますよ！ そんな感じで、ザックリとした松型駆逐艦、雑木林のお話しでした！！