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前書き:「完璧な廃炉」という無理ゲー

Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
廃炉作業の管理監督は十分か:10/15 日本経済新聞・社説 nikkei.com/article/DGXKZO… 私はこの社説とはちょっと違う見方をしている。 そのあたりのことを、近いうちに書いてみたい。
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
3号機の燃料取扱装置に「お粗末なミス」がいくつかあり、その後も次々とエラーが見つかっていて、燃料取り出しがいつ開始できるかわからない状況だけど、どう見ても装置を受注した東芝の問題のほうが大きそうなのに、「東電の監理監督に問題がある」と強調するのは違和感がある。
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
少なくとも、東電の監督が問題、という結論を引き出す前に、装置の開発スケジュールは適正だったのだろうか、とか、東芝の開発体制は十分だったのだろうか、とか、工場検査はどのように実施されたのか、など、最低限、ほかの原因も取材して記事にするべきだろう。
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
3号機燃料取扱装置の不具合についての最新の報告はこちら(2018/11/19)→ nsr.go.jp/data/000253316… だが、ここで提案されているように、品質・信頼性の確認を入念に求めていくことは、コストと時間の増大につながるだろうから、どの範囲で、何を要求するのかは、難しい問題であることがわかる。
さかなのかげふみ @Spia23Tc
福島第一原子力発電所3号機 燃料取扱設備 安全点検の取り組み状況(動作確認完了)について 2018年11月22日 tepco.co.jp/decommission/i…
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
「厳しい環境で使用される新しい装置の開発」なのだから、初期トラブルが起きるのはやむを得ないとはいえ、コネクタなど、数が多いモノの信頼性に問題があると、3号機燃料取扱装置の運用は、今後もなかなか苦労するかもしれない。
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
とはいえ今回のトラブルは、廃炉作業の全体から見れば、まだまだ入口のところで起きたトラブルなのだから、これを機に、発注に際しての仕様や要求水準、検査態勢などが明快に整理されれば、一歩前進と、前向きにとらえることもできると思う。
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
この社説に感じるもうひとつの違和感は、(今回、いろいろな基準値越えが明らかになったとはいえ、)それでも、ALPS等の多核種除去設備は、かなりうまくいっている、ということだ。そこを評価せずに、うまく行かない部分だけを批判するのも、誤解のモトではないだろうか。
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
一方、エネ庁・東電には、何かにつけ「うまくいっていない部分」を隠そうとする姿勢があり(あるいは「消極的に」公表しており)、とにかく「廃炉作業が(内容的にも、スケジュール的にも)うまく進んでいる」ということを印象づけようとしている。これもまた誤解を生むモトである。
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
実際の廃炉作業は、世の中の仕事がすべからくそうであるように、それほど完璧に進んでいるわけでもないけど、だからと言って、厳しい批判にさらされなければならないほどの失敗が、そんなに多くあるわけでもない、そんな感じの「お仕事」なのだと思う。
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
何と言っても廃炉は、技術開発そのものであり、そこでは最初からうまくいくなんてことは、土台、無理な話なのだ。それなのに、エネ庁・東電は、必要以上にうまくいっているように見せかけようと腐心し、メディアは、うまくいかない部分だけをセンセーショナルに取り上げる。
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
これは、コミュニケーションの取り方としては、双方とも異常だと思う。東電とメディアと、双方のプレーヤーが、このゲームを続けるのは、彼等にとって、目先の利益になるかもしれないけれど、国民の利益はまったくならないだろう。こんなことを、いつまでも続けて欲しくはないものだ。
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
何より、事故をきっかけに、透明な原子力行政が行われるはず、と、みんなが期待していたはずなのに…、今日の状況は、いつの間にか、昔に逆戻りしてしまっているようだ。そう感じているのは私だけではないと思う。
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
IAEA 福島第一原発の汚染水処理後の水 迅速に解決策を (2018/10/13 NHK ) 魚拓→ archive.is/3IWwY クリストフ・グゼリ団長は(中略)「東京電力には、常に透明性を確保するようアドバイスしてきた。受け手側がわかりやすい形で情報を提供するべきだと」と述べました。
勝川 俊雄 @katukawa
原発事故がきっかけになり、リスクコミュニケーションが多少は改善されると期待したのだけど、残念ながら、そうはならなかったようだ。
勝川 俊雄 @katukawa
この話にはがっかりした。 こういうマイナスな話ほど、予め説明すべきなのに。海に流すときには薄まるから問題無いとしても、そのことも含めてきちんと説明しておくべきだった。 asahi.com/articles/ASL8N…
勝川 俊雄 @katukawa
隠し通せれば問題無いかもしれませんが、もしばれたら著しい信用の低下を招くのでお勧めしません。例えば、トリチウム汚染水にトリチウム以外の核種が基準値以上含まれていたことを説明していなかった。それをメディアにすっぱ抜かれたことで、ますます合意が難しくなったとおもいます。 twitter.com/TVTsjZ2EgTfaiO…
勝川 俊雄 @katukawa
未だに「知らしむべからず、由らしむべし」が日本の統治の基本にあるように思います。国民の側も、昭和の時代は「優秀な官僚に任せておけば大丈夫」という感覚で思考停止をしてきた。自分の頭で考えることを放棄して、判断を丸投げして、楽をしてきたとも言える。
勝川 俊雄 @katukawa
日本では、「縁起でも無い」とか「士気が下がる」とか言って、物事の悪い面は見ない傾向が強い。当然ながら、リスクは無視されるか、過小評価されることになり、予期せぬハザードといきなり直面することになる。日本人はリスクとつきあうのが極めて下手くそな民族だとおもう。

 
Case1 海側遮水壁

Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
11/1「メガフロートの津波等リスク低減対策工事の開始予定」 tepco.co.jp/decommission/i… これ、隠されたもう一つの目的があって、それは「海側遮水壁の傾き対策」なんだけど、メディアの方々にはわからないのかなぁ。
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
海側遮水壁は、海側に傾いている。その変位量は、杭頭で 190~240mmくらいだから、海底からの傾きは 2.5% くらいあることになる。これは、たわみとしては大きすぎるから、倒れていると考えるのが妥当だろう(たわみによる変形も少しは含まれる)。出典→ tepco.co.jp/decommission/i… pic.twitter.com/GjMwUDAxfm
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Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
2016年8月時点の評価では、海側遮水壁は、地震時の応力、ひずみとも、規定の範囲内だが、あまり余裕がないとされている。(現在はこの時点よりも変位は大きくなっているが、おそらく現時点でも、基準内に収まっていると思われる。)出典→ nsr.go.jp/data/000161041… pic.twitter.com/sHRrli5DwQ
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Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
前ツイ資料の左図では、遮水壁が、海底から曲がっているかのように描かれているけれど、径1000mmの鋼管矢板が、こんなふうに2.4%も撓むわけではない。右図の「評価に用いたバネモデル」では、全体的に倒れる想定であることがわかる。 pic.twitter.com/ee9frYRW0Z
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