- goldencat222
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僕が子供の頃の北海道米は本当に酷かった。でも僕は子供だったので分からなかった。ただただ喉を通らない不味いガム、よくて最悪のモチを食べている感じだった。しかし米とはそういうものだと思っていた。ところがある日の弁当で衝撃を受けた。身も蕩けるほど美味い。帰って母にどういうことか聞いた。
2018-11-24 20:18:02何かの景品で「あきたこまち」が当たったのだと。それを使ったと。僕はこの時、初めて自分がこれまで食べていたのが「キタヒカリ」という北海道米で、世界には「あきたこまち」や「コシヒカリ」というものが存在していることを知った。僕は今後、「あきたこまち」を使ってくれと頼んだ。
2018-11-24 20:21:20すると母は「お父さんの給料でそんなものは食べられない」と取り合わない。しかし一度、上位規範を知ってしまった僕は、もうキタヒカリに耐えられなかった。思えば、父はいつも白米に味噌汁をぶっかけていた。そういうことだったのか。汁物をかけないと食えないものだったのかと。それから戦争だった。
2018-11-24 20:25:21僕はそれ以来執念深く、母にまともなコメを食わせろと言い、これ見よがしにコメに味噌汁といい時には番茶さえぶっかけて、「こんなもの流し込まなければ食えたもんじゃない」とやり続けたところ、ある日、母がキレて泣き出した。父は沈黙した。それ以来、僕は憑き物が落ちたように大人しくなった。
2018-11-24 20:31:50ある日、「きらら397」がすべての光景を一新させた。品種改良で北海道米に革命が起こった。これ以降の北海道米はあきたこまちやコシヒカリよりも美味いと思う。大学生の頃母と電話で話した時、彼女は「農学部の人には頭があがらない、あなたのような口舌の徒は文句言うだけで何もしない」と言った。
2018-11-24 20:40:37しかし僕はすでに違う考え方を持っていた。コメのようなものを寒冷な北海道で作ることがそもそも合理的だったのだろうかと。こんなに美味い北海道米を作るにはどれだけの資源が投入されたのだろうか、本当はもっと別なことに資源を投入すべきだったのではないかと。コメ信仰は疑うべきではないかと。
2018-11-24 20:49:14信仰や政策、世論の中身を疑うことなく、よりそれに適合的な技術を追求する知性は危険なのではないか、それなら「ああいう属性の人種は滅ぼすべきだ」となったら「はい分かりました」と効率的に殺戮する技術を生み出す知性が奨励されるようになるのではないかと。「僕は北海道米の美味さが怖い」と。
2018-11-24 20:56:07母は「もうあなたには何も言わない」と。父は「それは重要な指摘だ、考えてみれば持参金が少ないという理由で嫁さんを焼き殺すインド人も原子力潜水艦を動かしている。技術と知性は違うのかもしれない。すなわち価値判断だ!」とか調子を合わせた。母は「この家は昔からそうだ!」と吐き捨てた。
2018-11-24 21:03:58しかしコメの食べ方のグルーバル・スタンダードとしては、塩やスパイスの効いた汁をかけて食べる方が正統的で、コメそれ自体の美味さを求めるのは、これはやはり信仰と呼ぶべきものの帰結だったのだろうと思う。
2018-11-24 21:44:10@oxomckoe そうだったのですね。実は亡くなった父が1970年代毎冬、仕事で北海道に出張していましたが米が不味いから毎食ラーメンばかり食べていたと土産話に聞かされていました。謎が解けました!
2018-11-25 13:26:00@oxomckoe 私も同じ経験でした。 初めて米は美味しい‼️と知ったのは、本州の大学の寮のご飯ササニシキでした。 内地では標準米でもホクレンの米より美味しかったです。 今はマツコのおかげもありメジャーになった北海道米❣️ ゆめぴりか美味しいと言うと、 母は普通だよと答えます。 隔世の感
2018-11-25 12:17:31@oxomckoe @ironandpudding 昔の沖縄の米がそうでしたよ。 小さな頃家族で旅行に行き、本当に一口しか食べられなかったです。 分かりやすい不味さじゃなく、変なクセがとても強い。 あと当時の沖縄の外を走る車の99%がもれなくサビサビでした。 海風を避ける場所が無かったからだと思います
2018-11-24 21:52:18@oxomckoe @nemurisou 僕は大阪だけど不味い古米を食べてたよ。 コシヒカリを食べた時の衝撃は半端なかった(´・ω・`)
2018-11-25 10:00:25@oxomckoe 米といえば、1993年の明けない梅雨が米の不作をもたらし政府は緊急策としてタイ米を輸入した。ご飯として食べるには耐えられず仕方なく炒飯やチキンライスといった米料理にして食べた。それ自体は割といけたのだが普通に国内の米が手に入る状況になったら米料理はやらなくなった。
2018-11-25 16:53:16@oxomckoe こんにちは(^○^)平成5年の冷夏による米不足を思い出しました 兎に角、マトモな米の絶対量が不足していた 緊急輸入したタイ米は明らかに日本の食文化と異にする米でしたね
2018-11-25 15:05:11@oxomckoe ひとつの視点としてはアリだけど、別に問題とは思わない。だってヒトはヒトに都合のいい暮らしを求めて発展してきたし、それを可能にしたのはこの人が指摘してる知性だ。 ブラジルの不味い米を私は渋々食べてる
2018-11-25 09:16:20@oxomckoe 「世の中に迎合する技術が怖い」って言いながらツイッターやってる矛盾。何使ってツイッターやってるのか。 そんな文句より、白米信者が開発して白米信者が買って農家を豊かにした米開発は適切のように思うけど。 開発に文句言いながら利用するめんどくさいタイプの人かー。
2018-11-25 11:54:58@oxomckoe @kayoralma もう50才も越えてて、子供の頃は間違いなく貧乏だったのに、ご飯を不味いと感じた記憶がない。政府流通米の古米、古古米と食べてても旨かった。 っていうか、不味いものを食べた記憶もほとんど無い。 娘には「味覚破壊だ」と言われているが、おかげさまで毎日幸せだ♥️
2018-11-25 17:55:11@oxomckoe 果物や米の品種改良で日本の糖尿病が加速する。白米をたらふく食べながらインスリンで下げ、合併症を対処療法で治す。内蔵が壊れたら透析に進む。 白米信仰を前提として、医学の技術で繋いできた日本。
2018-11-25 08:01:09@oxomckoe 超昔の話ですが、米の自由流通が出来ないので米屋が古米を混ぜて売っていた時代があります。その頃は炊き方がひどいと米が喉を通らないほど不味かったです。私のバヤイはアメリカ出張のときカリフォルニア米を食べて米の旨さを知った次第であります。
2018-11-25 17:22:18@oxomckoe そのキタヒカリを普段は白米だけ炊くのが贅沢という世代が居た。明治生まれの人達だ。命令としてキタヒカリに麦を混ぜさせたのだ。ご飯は真っ白ではなかった。それでも炊きたては美味しかった。今思うとキタヒカリを消費するのは、道民として助け合う意味もあった。
2018-11-25 16:14:24@oxomckoe なのに今では白米に五穀米や玄米、赤米や麦を混ぜるのが健康の為に良いとされている。ご飯は用途に合わせて米を調合するのが楽しめる様になった。
2018-11-25 16:20:15@oxomckoe 地球の温暖化により米作の状況も変化する。日本の農業従事者数の激減もあり、北海道のお米を美味しくしたことが、未来の為になっていると良いですね。
2018-11-25 16:25:21@oxomckoe 「技術と知性は違う」 深い言葉です。そのことをもっと考えなきゃいけないと、このツイートを読んで感じました。
2018-11-25 06:11:28