ツレが高く張った声で、終始興奮気味な調子だったからかも。 妻から夫へ、物語のバトンがすっと移った感があって、印象的だった。 クセは…感情の昂りと沈鬱な様子とが交互に出て来て、クセが終わると共に絶望…ってなる、そのアップダウンの高さが凄かったなあ…。
2018-11-25 13:44:18『項羽』に触れるの完全に初めてだったのですが、『史記』の項羽のキャラを凄く良く捉えた上で、美人草の謂れを絡めて項羽の激情的なところを余すところなく表現しており、最高でした…(`ω´)
2018-11-25 17:12:30『清経』も良かったのだが、数年前に観た先生の『清経』がすごーーく良かったせいでそれとどうしても比べてしまう…。 でもとにかく、ツレのあの可愛い感じ(?)は好きでした。若い夫婦の行き違い感が出てて。
2018-11-25 17:36:45ああ、こういう人物解釈でもって、こういう声、型をひょうげんにさいようしているのね!という感動というのは、すなわち「位に見合った舞・謡」という事なのだろうか。
2018-11-25 18:22:27ここからは観た日の夜のつぶやき。
『清経』はツレが良かったな〜。というのと、クセのテンションの乱高下が印象的でした。入水直前の人間の心象として成る程と思った。 また、「憂き身の果ぞ悲しき」の辺りで暗澹たる状態になって絶望して、その暗さのままキリに突入するような趣があり、そこにまたグッときました。
2018-11-26 00:15:40あと、確か「此の世とても旅ぞかしあら思ひ残さずやと」の辺りで、ツレへ向かって進み、ツレもあしらうところがあると思うのですが、そこが良くてですね…。
2018-11-26 00:22:30「此上は怨を晴れ給へ。西海四海の物語申し候はん」からクセの終わりまで、シテがツレに対して伝えたい大切な事柄なのだよなーというのを凄く感じた…。 怨む気持ちを鎮めて欲しいだけでなく、離れ離れでお互いが分からずにすれ違ってしまった事への後悔みたいなものもあるのかなあ、など。
2018-11-26 00:23:58いやしかしツレが…何だろう…私の思う「平清経の妻ってきっとこういう人だろうな」って想像にぴた!とハマる感じがあって、おおお(゜ω゜) となりました。
2018-11-26 00:25:26言い忘れてた(゜ω゜) ワキの道行が非常に良くて、これによって物語世界にぐっと入り込めた感じがしました。 喜多流の謡本には「ヒソヤカナル静カサ」っていう指示があるのですが、正にそういう感じというか…。うおお…。 粟津の三郎の苦しくて切ない心中を感じた…。
2018-11-26 00:50:58小書 山之端之出は、「山の端の。心も知らで行く月は。上の空にて影や絶えなん」を幕の内で謡い、その後ワキの「不思議やな…」が続き、そのあとはシテの一セイになる、というものなのかしら? 「山の端の…」は常であれば一の松で謡う…のかな。
2018-11-26 00:32:32