- kinoboriyagi
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@kamefuji これはリアルに危惧ある。ちなみに、件の論文の引用文献まで少しチェックしてみたけど、最近はsexual conflictかmating harrasmentという単語を使ってるみたい。あまりにsexual harrasmentという言葉が特別な意味を持ってしまったため、学術用語としては使いづらくなったんやろな。
2018-11-27 12:23:00@kamefuji 和名でも最近は適切でない名前を排除する動きがあって僕も当初は生き物の名前で目くじら立て過ぎと思っていたけれど、これに関する丁寧な議論(魚類学雑誌にその経緯が書いてある)を見ると、このような改名もやむを得ないのではないかと納得した。
2018-11-27 12:25:33@yokuyama 一度出版してしまったら論文のタイトル変更なんてできないけど、どういう対応が最適解なのかね。今は国内では話題になってないけど飛び火する前に落とし所を検討しないと。
2018-11-27 12:29:54@yokuyama @kamefuji sexual conflictは意味が違うよ。mating harrasmentでは雌雄間の現象に限定できないと思うし、場面は逆に限定的だ。代替のために用いられた用語ではないね。
2018-11-27 12:32:57@MasakiHoso @yokuyama @kamefuji Reproductive interferenceじゃないですかね
2018-11-27 12:35:17@TheorEcoLab @MasakiHoso @kamefuji そうなの?でも引用元ではsexual harassmentという言葉ははっきり避けてるように見えたがな。
2018-11-27 12:37:52@TheorEcoLab @MasakiHoso @kamefuji sexual conflictはより意味が広いのはよくわかるけど、mating harassmentならニアリーイコールではないかなあ。
2018-11-27 12:40:18@yokuyama @TheorEcoLab @kamefuji sexual conflictは、子への投資量が非対称であることに起因する、雌雄間の利益の不一致のこと。sexual harassment の意味を内包しない。またsexual harassment は zygosis以降に作用する場合を含むので、mating harassment も違う感じがする(こっちはよく知らない)
2018-11-27 12:53:37@MasakiHoso @TheorEcoLab @kamefuji sexual conflictはより広く、雌雄間の利益の不一致、というだけの意味では使われないのかな?いずれにせよ、引用元論文のひとつは意識的にmating harassmentだけを使ってるように見えたよ。
2018-11-27 12:56:01@yokuyama @MasakiHoso @TheorEcoLab @kamefuji 何かお騒がせしておりますが、とりあえず編集部にタイトル変えても(元に戻しても)良いよとメールしました。twitter.com/kobakaz_jp/sta… こっちのスレでも議論しましたが、適切な単語が他に思いつかなかったのと、査読過程でああなったのですが、不注意でしたね。
2018-11-27 14:47:15新聞記者さんには、私が受けねらいでこういうタイトル付けたのかと思われたみたいですが、Sexual harassmentは行動生態学用語で、もともとのタイトルはSexual selectionが主語だったんですが、査読者に性淘汰全体に関するデータは無いからSexual harassmentにしろと指摘されて、こうなりました。
2018-11-14 18:18:40sexual harassment が "sustains biodiversity" っていうポジティブっぽい内容につながってるから余計アレなのかな
2018-11-27 12:35:26たしかに言われてみると、自然主義的誤謬であるように見えて実はそうでない気がする。セクハラはヒト社会で定義されて言葉であり、それが生態学に用いられたという状況であるから、セクハラという言葉は、先験的にみて、ヒト社会で意味を持つだろう、ということと理解した。
2018-11-27 16:34:48例の論文タイトルの件コメント見てるけど、一応みんな著者は悪くない、ジャーナルが悪い、という見解では一致してるみたい。論調は今時こんな用語を!みたいな感じやけど、不適切と言う結論が学界のコンセンサスとしてきちんと議論され、ほんまに用語として正式に排除していたのかが問題ではないかな。
2018-11-28 00:15:57観測している限りでは日本人研究者は「用語として今も普通に使われてる」と言ってるし、向こうの批判している人は「90年代に使われていたが今は使われていないはずだ」みたいに言ってて話がやや食い違っている印象。
2018-11-28 00:19:13僕自身は植物の研究者で馴染みはあまりないけど、確かに日本の学会では何度も耳にしていた行動生態学の用語ではある。
2018-11-28 00:20:24