【マンガ】「下さい」「ください」は意味が違うって本当なの? - ねとらぼ nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/18… @itm_nlabから pic.twitter.com/kZiKHUiIHp
2018-11-29 11:00:11@itm_nlab 結論のはっきりしないあやふやな文章だけど、役人でなければ「下さい」「ください」の使い分けなんて不要、が正解。そんな(使い分けの)文法なんてどこにも存在しないし、昔からそういう使い分けがあったというのは事実ではない(昔はすべて漢字で「下さい」だった)。
2018-11-30 12:54:38@itm_nlab 特に「おまけマンガ」がいただけない。おばあさんが登場して、いかにも昔からそういう使い分けがあるという印象を与えようとしてるが、今おばあさんの年齢に達してる人が若い頃には、公用文においてすらそんな使い分けは存在してなかった筈。戦前はすべて漢字、戦後の比較的長い期間はすべてひらがな。
2018-11-30 12:57:22@itm_nlab 記事の本文中にもあるけど、国語辞典でこうした本動詞・補助動詞の違いによる「下さい」「ください」を使い分けると記載してるものはないはず。つまり日本語の文法にはそんなルールはない。
2018-11-30 13:14:28@itm_nlab あくまで役人が公文書で使う公用文におけるルール。 だいたいそのルールもコロコロ変わってきた。昭和22年の『公文用語の手引き』では漢字という指定だったが翌23年にはどちらでもよくなり、昭和25年には仮名書きが望ましいとされ、昭和28年には「やむを得ない場合以外」は漢字は使わない、となる。
2018-11-30 13:15:48@itm_nlab その後、公用文でも比較的長くこのルール(「ください」とひらがなでかく)が続いたが、昭和48年突如として「下さい」と「ください」の使い分けのルール(本動詞と補助動詞での使わけ)が導入された。その後今に至るまでこれが公用文のルールとされている。
2018-11-30 13:16:32以上出典は文化庁発行『「ことば」シリーズ15」 言葉に関する問答集7』の「下さい」と「ください」の項(36頁~37頁)。 pic.twitter.com/IcCX8ikZ5i
2018-11-30 13:51:11このシリーズはよい本なのでおすすめ。絶版だけど。 amazon.co.jp/dp/B000J7ZHGG/
2018-11-30 13:51:59@itm_nlab 繰り返すけど、以上はあくまでも公用文、つまりお役人が公式的な文書を書く場合のルール。民間人が役人に忖度してそんなルールに従う必要はない。全部漢字にしようがひらがなにしようが、あるいは使い分けようが書き手の好きにすれば良い話。
2018-11-30 13:25:49@itm_nlab 個人的には、現代文ではクダサイはぜんぶひらがなで「ください」にするのがバランスがよいと思う。
2018-11-30 13:26:39@itm_nlab もっと個人的に言えば、お役所のローカルルールより文法のほうが超越するはずで、そんなローカルルールはおかしいと思う。英語のことわざにも「王さまでも文法には従わなければならない」とある。
2018-11-30 13:34:10