gervillariaさんによる「絵柄」の変化(あるいは進化?)のお話。
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「この絵柄は好き」とか「この絵柄は古い」とかっていう価値観は、人間の脳のどこら辺から発生する感情なんだろうか・・・。多くの人が同じ(絵柄の)価値観を共有できるところを見ると、本能的なものにも思えるし、国によって好かれる絵柄が違っているところを見ると、文化的なもののようにも思える。
2011-04-28 17:10:29個人の記憶にある見てきたものが脳内で参照され、好ましいと印象づけられて記憶した光景との類似性/相違性かと。 RT @KenAkamatsu: 「この絵柄は好き」とか「この絵柄は古い」とかっていう価値観は、人間の脳のどこら辺から発生する感情なんだろうか・・・。(略)
2011-04-29 07:05:33『画風が古い』 は読み手がその画風を伴った3つ以上の作品に飽き(或いは好んでいた事への後悔)を感じていることによって生じる八つ当たり的主観だと思うw
2011-04-29 07:16:32@tashirotakahiro ちょっと恥ずかしい、という表現が適切か判りませんが、「その絵柄に“もはや”良い印象を抱いていない」故の感情だと思うのですよね。えてして流行のジャンルに多い訳ですが。
2011-04-29 07:23:59@gervillaria ファッションは何年で流出がループするというが美術史、マンガ史で考えるとどうなんだろう。まだループするほど深くないか…。
2011-04-29 07:37:52ファッションは染料や素材、コストなどの点で、「流通に耐え得るファッション」という条件制約があるためにループが用いられているのではないかと、あまり服に気を遣えない人間の妄言です。美術、マンガはもっと枠組みが広く、制約も緩いのでループする“必要がない”かと。 @sumeshi30
2011-04-29 07:43:55ファッションに就いては、幾つかの雑誌(所謂ファション誌大手)で同時期に特集が重複した「色・デザインコンセプト・服の基礎設計に一定の意味を持たせた服飾とその利用例集」と言った感じで規定してみたい。
2011-04-29 08:03:14その「好ましい」というのは、どこから来た感情なんでしょうね(笑)。 RT @gervillaria 個人の記憶にある見てきたものが脳内で参照され、好ましいと印象づけられて記憶した光景との類似性/相違性かと。RT 「この絵柄は好き」とか「この絵柄は古い」とかっていう価値観は、人間の
2011-04-29 11:50:32経験と光景がリンクして記憶される事に起因するのだと思います。嬉しい事があった日に読んだマンガとか、マンガの内容がその時の心境に強く響いたとかだと。 RT @KenAkamatsu: その「好ましい」というのは、どこから来た感情なんでしょうね(笑)。 RT(略)
2011-04-29 11:53:36@KenAkamatsu @gervillaria 過去の「テレビまんが(アニメ)」が現在主流の萌え絵ではなく、いわゆるアメコミ調だった事を踏まえて考えてみるのも面白いかも知れませんね。作り手が意図的にムーブメントを起こしていた事、選択肢の幅がなかった事なども。
2011-04-29 11:57:41同じ出来事を共有する事、同じ「好ましいもの」を共有する事、そういったものが「普く好まれる絵柄」の原基になっているのではないでしょうか。ある程度は生来の物があるかと思いますが、一方で共有する文化もあるかと思う次第です。 @KenAkamatsu
2011-04-29 11:57:57本能的な部分については、ペンフィールドのホムンクルスと実在の人物の中間値に当たる自然物(子供や既存のイラスト等)が更に文化的に補正された物ではないかと思う次第です。 @KenAkamatsu
2011-04-29 12:00:53過去のテレビまんが(アニメ)の主流がアメコミ調だった点に就いては、当時好まれたものとして既に存在していたもの(つまり特撮やドラマですよね)に絵柄的に歩み寄った結果ではないかと思います。 @tikuwa_ore: @KenAkamatsu
2011-04-29 12:05:09そうなんですよ。出会った時の年齢、境遇、そういった一瞬も芸術や作品の個人的評価に加担してるんです。ホントは大人が子供向けの作品をどうこう言ったってしょうがないんじゃないかとすら思いますw @nanokachin
2011-04-29 12:07:00絵柄の変化。最初は既存の(好まれている)作品の絵柄を起点にする。そこから描き手の省力化・洗練に伴うイラストの単純化が生じる。それを模倣した新たな描き手が生じる、という感じでどんどんイラストは線の少ない、コミカルな物へとシフトしていく。
2011-04-29 12:18:21承前)この際、キャラクターのスタンスによって、信号の強いキャラと弱いキャラへとタイプの分岐が生じる。前者は既存のデザインより少し「ペンフィールドのホムンクルス」寄りになり、後者は真逆になる。目が大きく、顔も大きくなり、手足末端も大きく。体は緩やかな曲線で、極力シンプルに。萌え絵。
2011-04-29 12:20:38承前)しかし、ペンフィールドのホムンクルスそのものが好まれるようになる事は無い。それは、あのデザインが極めて非日常的だからだ。日常に見るもの、更に付け加えれば日常好ましく見るものに近く無ければ好まれる絵柄とならない。それは小動物だったり子供だったりする。
2011-04-29 12:28:09承前)現代の世に広く見られるキャラクターイラストやまんがに全く触れたことの無い人に『萌え絵』を見せた所で好む事は無いだろう。場合によってはそれを『人物』だと認識する事すら不可能かもしれない。
2011-04-29 12:30:25承前)絵の変化には他にも独立要素が関わってて、線の細かさや書き込みの量なんかも評価されるケースがある。まんがのイラストと挿絵イラストや一枚絵の仕事との相違はここにある。
2011-04-29 12:36:55承前)ちょいと纏めてみる。まんがやアニメなどの、量をこなすこと&記号性が重視される絵のお仕事では、既存の売れ筋や流行メディアなどの「環境」を計算に入れたイラストを指向すると良いかと思う。最近は萌え絵に更に萌えを加え、と特殊化が進行しており、かなり記号的なものに特化しつつある印象。
2011-04-29 12:40:10どんな創作物も、外部からのバイアスが掛からない限り、自然と記号化/単純化/抽象化が進行するという意見です。そして近年のサブカルチャーは野放図に発展していった結果、それがかなり進行した&カウンターウェイト自体が記号化を指向しているんですよね。
2011-04-29 12:50:21@arishima_takeo あ、合ってるといえば合ってるんです、パンティ&ストッキングwithガーターベルト、ってタイトルのガイナックスのアニメーション作品です。しょーもないバカ作品ですよ(褒め言葉)w
2011-04-29 12:51:49少し話し戻るけど、既存の作品の影響が個人の画風の好みに影響を与えている。そういった意味では編集者が新人作家に既存有名作品の画風模倣を進めるのは極めて理に適っているよなー、と思う次第で、赤松先生(@KenAkamatsu)に頂いたコメントを少し掘り下げてみた次第。
2011-04-29 12:54:46まさにここにイラストレーションの一つの肝があるかと! RT @citrocube: 絵柄の好みの変遷と流行り廃りの話を聞くと、いつもローレンツの超正常刺激の話を思い出すヽ(・ω・)ノグンカンドリ
2011-04-29 13:03:27