アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、F-エフ-29話脚本:それぞれの激情

アニメカイジに感動し、かつ高屋敷英夫さんは子供~大人になるまで、よく見る名前なので気になった…と思ったがこの方の歴史は膨大すぎた。 今回は、F-エフ-29話脚本。 前回はF-エフ-28話脚本。 https://togetter.com/li/1291852 続きを読む
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まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本F-エフ-29話まとめ5 これを踏まえると、アニオリエピソードである今回、各キャラクターが何を考え、何を言うのかを、高屋敷氏は熟慮していると考えられる。 だからこそ、今回のような感情のぶつかり合いが書けるのだと思う。

2018-12-02 14:49:56
まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本F-エフ-29話まとめ6 また、若者のために一肌脱ぐ大人達も描かれた。空手バカ一代(演出/コンテ)といい、アカギ(シリーズ構成/脚本)といい、こういった大人達の姿が強調されるのは興味深い。カイジでも、1期の石田、2期の坂崎・遠藤に、それは表れている。 高屋敷氏のポリシーの一つ?

2018-12-02 14:50:50
まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本F-エフ-29話まとめ7 タモツについてだが、23話にて、悔いなく聖に走ってもらいたいと(アニオリ)で言っていた彼が、28話の、聖の酷い発作と壮絶な覚悟を見て、原作通りの考え(「サーキットは墓場ではない」)になって装置を開発する経緯と葛藤も、丁寧だと思う。

2018-12-02 14:51:39
まきもgpfb @makimogpfb

23話については、こちら: togetter.com/li/1279105 28話については、こちら: togetter.com/li/1291852

2018-12-02 14:52:51
まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本F-エフ-29話まとめ8 そして、英二郎とタモツ、総一郎と軍馬という、2組の父子についても触れられている。これは次回にて更にスポットが当たるが、男は父に向き合わなければならないという、高屋敷氏得意の「男の世界」が展開され、同氏の手腕が光る。

2018-12-02 14:53:49
まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本F-エフ-29話まとめ9 とにかく様々な、密度の濃いドラマが続々と展開されているのは驚異的。また、前述の、高屋敷氏の(グラゼニについての)コラムを踏まえた上で今回を見ると、同氏が各キャラクターとじっくり向き合っている事が実感できる回だった。

2018-12-02 14:54:40

追記です:

まきもgpfb @makimogpfb

特集で字数足りなくて載せられなかったのでおまけ。軍馬役の関俊彦さんの名演が光る台詞。これも、単語の列挙でリズムを取る、脚本の高屋敷さんのクセが出てる: 「わがままで…自分勝手で…すぐ暴力を振るう…常識知らずのサイテー男でもよ…生きるためのルールっつぅもんがあんだよ!」 pic.twitter.com/iANhijNQIH

2018-12-02 21:16:55
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まきもgpfb @makimogpfb

こちらも名演な軍馬の台詞: 「てめえがだらしねえから…てめえがだらしねえから(ユキが)いなくなっちまんたんじゃねえか!本気で…本気でユキのことが好きなら…親父の腰巾着みたいなマネしてねえで…てめえをさらけ出したらどうなんでぇ!そんな事もできやしねえで、しみったれてんじゃねぇや!」 pic.twitter.com/dPhClua5ko

2018-12-02 21:18:08
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まきもgpfb @makimogpfb

誤字訂正:いなくなっちまんた→いなくなっちまった こちらもこちらで、単語の繰り返しでリズムを取る、高屋敷さんのクセが出ている。 また、完全アニオリ台詞・展開なので、同氏のポリシーを探る上で興味深い。 また、原作より、軍馬がユキを思いやる台詞が多い気がする。薄幸な彼女へのフォローかも

2018-12-02 21:23:49
まきもgpfb @makimogpfb

軍馬の台詞「てめえをさらけ出したらどうなんでぇ!そんな事もできやしねえで…」 についてだが、「自分をさらけ出す」という箇所が、高屋敷さんのテーマの一つ「自分とは何か」に繋がる感じ。「そんな事もできやしねえで」も、自分をさらけ出すこと=基本的な事という事なのかも。

2018-12-02 22:26:23
まきもgpfb @makimogpfb

めぞん一刻(高屋敷さん最終シリーズ構成・脚本)でも、「素直が一番」という、ゆかり婆ちゃんの台詞を強調している。 これらを踏まえると、素直になって(本当の)自分をさらけ出し、相手にぶつかって行くことが、恋愛/人間関係の基本ということになる。ここらも高屋敷さんのポリシーが見えて興味深い。

2018-12-02 22:33:40
まきもgpfb @makimogpfb

めぞん一刻(高屋敷さん脚本)の、「素直が一番」がテーマな回についてはこちら: togetter.com/li/1128176

2018-12-02 22:36:08
まきもgpfb @makimogpfb

おお、この、めぞん一刻の特集で、私こんなこと書いてるな。 「そう思うと、恋愛でも、その他でも、真っ直ぐ素直な気持ちで当たれ、というメッセージが感じられる。」 まさに今回(F-エフ-29話)、再度このメッセージが出たわけか。しかも「そんな事もできやしねえで」が熱い。

2018-12-02 22:57:17